時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

イルミナティーの“天皇”利用の危険

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。文明は高いところから低いところへ流れると一般的には考えられてきました。ところが、イルミナティーの考えは、その逆であり、非文明勢力がその非文明思想を広めて文明世界を滅ぼし、非文明化・動物化・家畜化された人々を支配すべきであるという考え方であると言うことができます。その理由は、イルミナティーの前身のイエズス会(フランシスコ派)とバスクとの関連の問題としても扱いましたように、イルミナティーのメンバー自身のメンタリティーが、非文明的、動物的であることにあり、世界を所謂“猿山”となすことで、そのボスとして君臨することこそが、イルミナティーが本能的に有する野望であるからです。
 
こうした世界支配計画にもとづけば、王室・皇室の“乗っ取り”こそ、その最たる近道であると、イルミナティーは考えたはずです。現に、インターネット上の情報などによりますと、世界のほぼすべての王室は、16世紀頃から徐々に乗っ取られており、日本もその例外ではありません(英王室やフランス王家がイルミナティーに乗っ取られたことは、既になかば常識化しているようです)。イエズス会のフランシスコ派は日本に嫉妬し、16世紀以降、実に400年以上にわたり、日本、並びに、日本文化を破壊し、日本人を非文明化、動物化、家畜化させることに、執念を燃やし続けていたのですから、なおさらのことでしょう。
 
まずもって、明治天皇をめぐりましては、明治天皇の御影とされる写真は、太い眉や不機嫌そうな分厚い唇など、どのように見ても御所で育った人物には見えませんし、「似せ絵(写実的な肖像画)」として残る中世の天皇肖像画とは、似ても似つきません。日本びいき、ユダヤ人嫌いとして知られていたニコライⅡ世が、皇太子時代に来日した際、来日当初は、日本文化を気に入っていたのが、明治天皇との会見以降は、明治天皇を「ヨーロッパのユダヤ人のようだ」と評し、日本を「黄色いサルの国」といって嫌悪するようになった理由は、「イルミナティー革命」によって“明治天皇”となった人物が、事実、「黒いユダヤ人」の血をひく人物であったからなのでしょう。イルミナティー(イエズス会(フランシスコ派))が、“明治天皇”をつくった目的につきましては、2017年5月2日付本ブログにて扱っておりますので、以下に再掲載しておきます。
 
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イエズス会キングメーカーか(2017年5月2日)
 
本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。昨日は、ナポレオンとヴィックトリオ・エマニュエルⅡ世の即位をめぐり、‘黒い人’への信仰などの共通点から、イエズス会の影響を指摘いたしましたが、イエズス会、特に、‘君主’とも表現できる地位の就任者への影響は、この2つの事例に留まらないようです。
 
我が国におきましても、所謂‘皇室’問題が、イエズス会と関わっている可能性があります。2016年12月14日から17日にかけての本ブログにおきまして、16世紀、戦国時代にイエズス会による皇室の乗っ取り計画があり、その計画の一端であった本能寺の変は、‘皇室’が、イエズス会などの特定の世界支配志向勢力によって、チェスの‘キング’として位置付けられるようになった点において、極めて重要な転換点であることを指摘いたしました。イエズス会に限らず、仮に、世界支配志向勢力が日本国の国家権力を掌握しようと計画したといたしますと、群雄割拠以前の古代からあり、日本国民の崇敬の対象であった朝廷ほど、好都合の組織はないからです。すなわち、朝廷を掌握して傀儡とすれば、日本国を支配することができる可能性があるからです。
 
明治維新の背景にもイエズス会があった可能性があります。維新側の中心となった薩長、すなわち薩摩と長州は、ともに、フランシスコ・ザビエルが滞在していた場所であり、イエズス会が何らかの組織をつくっていたと推測される地域です(一説には、ザビエルによって「黒信教」なるキリスト教とは似ても似つかない野蛮なカルト教団組織がつくられたそうです)。そして、明治天皇のすり替え説は、信憑性が高いと言うことができます。イエズス会は、非文明崇拝主義者ですので、出自不明の野卑な人物をつくりだし、‘明治天皇’として天皇位に就けたと考えることができるのです。すなわち、フランスのナポレオン、イタリアのヴィックトリオ・エマニュエルⅡ世に次いで、日本にも、明治天皇というイエズス会の傀儡を置いたということになるでしょう。
 
これを裏付けるかのように、明治天皇の母の中山慶子、ならびに、大正天皇后の貞明皇后とされる九条節子も野卑も人物であり、九条節子のあだ名が「黒姫」であったことは、イエズス会の黒マリア信仰を想起させるでしょう。こうした点から、イエズス会は、キングメーカーであると、言うことができるかもしれないのです。
 
(続く)
 
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 20世紀初頭になぞのユダヤ系国際勢力によってつくられた、世界支配の計画書である「シオンの議定書Protocols of Zion 」には、この国際勢力の配下の「鉄砲玉」という表現によって日本軍が登場いたします。このことは、イルミナティーが、交戦権も含め日本国の権力の中枢まで入り込んでいた可能性を示唆しております。“明治天皇”が軍の統帥権を有していたのですから、「鉄砲玉」とは日本帝国軍を意味することは明白なのです。ニコライⅡ世は、「“明治天皇”を通して、黒いユダヤ人の国際組織であるイルミナティーが日本の“天皇の軍隊”を利用して世界征服を目論んでいる」と考えていたのではないか、と推測することができます。
 
このように考えますと、日露戦争は、イルミナティーの詐欺作戦によって誘導された極めて“捻じれた戦争”であったと言えるかもしれません。“天皇”を通して日本軍を操縦しているイルミナティーの魔の手から文明世界を救うためにニコライⅡ世は極東地域に進出し、日本も、ロシア人を「ロスケ」と呼んで野蛮人と見做し、その野蛮な世界の東方への拡大から、日英同盟に象徴される文明世界を救うために極東地域に進出した結果として、日ロ戦争が勃発したのですから。両国ともに、自らを文明側、相手を野蛮側と位置付けて防衛戦争をしていたことになるのです(第二次世界大戦にも同じ構図が見えるかもしれません)。
 
落下傘部隊のように、“明治天皇”が、非文明世界からやって来た人でありましても、一般の日本人は文明人であり、文明世界の維持を望みました。ところが、海外からは、”明治天皇”が、イルミナティーのメンバーであったがゆえに、日本国自体も、野蛮国として認識されてしまったようなのです。

日本国民自体は文明人であったことから、イルミナティーは、反ユダヤ主義(反イルミナティー)の代表的存在でもあったニコライⅡ世を日本軍を用いて滅ぼすことを計画した際に、日本国民に対しては、反ロシア感情を植え付けるために、ロシアを殊更に野蛮な国であると喧伝するという詐欺作戦を採ったのでしょう。
 
このように考えますと、“天皇”という地位に、イルミナティーのメンバーが就くことによって、日本国に如何に大きな混乱と危機をもたらされるのかが、理解されてくるのではないでしょうか。

 
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(続く)