時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

香港市民は中国共産党政権のマッチポンプ作戦に気付いている?

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。本日、読者の方から、今般の香港問題の発端は、黒龍江省の暗黒街の大親分が、香港に逃亡したことにあるとのコメントをいただきました。
 
すなわち、香港行政府は、大物犯罪者を中国本土へ移送して裁判にかけるために、引き渡し条例を制定しようとしているということになりますので、一見いたしますと、香港行政府側の対応は正しいかのように見えます。
 
しかしながら、イルミナティーの常套手段が、マッチポンプである点を踏まえますと、これこそが悪だくみであると考えることができます。わざわざ大物犯罪者を香港に逃亡させ、その引き渡しを可能にするということを口実に、当該条例を制定させようとした、と推測することができるからです。すなわち、中国共産党政権(イルミナティーの代理人)の真の目的は、共産党一党独裁に反対している“政治犯”を中国本土へ移送することなのですが、暗黒街の大物犯罪者の引き渡しという口実でしたら、香港市民も喜んで、条例の制定に賛成すると目論んだのでしょう。しかも、真の目的に気付いて本条例の制定に反対するようになった民主化を望む一般市民に対し、「犯罪者への協力者」という悪いレッテルを貼ることができ、香港の民主化活動に対する国際的な評価も下げることができますので、中国共産党政権にとりまして一石二鳥の作戦であったのでしょう。
 
ところが、今回は、中国共産党政権の計画通りには進まなかったようです。その理由は、香港市民には、知性が高く、理性的な人々が多いことにあるようです。すなわち、香港市民の多くが、中国共産党政権の常套手段たるマッチポンプ作戦に気付いており、「犯罪者への協力者」という悪いレッテルが貼られることを覚悟で、抗議活動に参加するようになったからです。あるいは、その大物犯罪者は中国共産党政権と取引し、香港への逃亡を条件に逮捕を逃れているのかもしれないのです。
 
そして、世界の多くの人びとも、中国共産党政権(イルミナティーの代理人)のマッチポンプ作戦に気付きつつあるのではないでしょうか。

 
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(続く)