時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

尖閣沖事件の真相究明は多方面戦略で

 尖閣沖事件の真相は、衝突から逮捕までの経緯が明らかにされない限り、充分に解明されたとは言えません。逮捕時に際して、海保の職員に殉職された方がおられるとの発言もあり、国民の多くは、この情報に半信半疑です。

 後半部分を含めた尖閣ビデオの全面公開が望ましいのですが、真偽を確認する方法は、それだけではありません。マスコミによる情報収集と報道、担当海保職員の国会喚問、国会議員の国勢調査権の発動、海保職員の記者会見、情報公開法に基づく開示要求、といった方法がありますし、一般の民間人や関係者からの情報もネットを通して提供される可能性もあります。また、もし、情報を流出させた海保職員の方が起訴されるとなれば、法廷で証言を得ることもできます。

 ビデオの全面公開要求と並行して、多方面から包囲すれば、尖閣沖事件の真相に迫ることはできます。国家の命運と国民の命にかかわる重大事件は、国民に隠されてはならないと思うのです。

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