時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

良心的徴兵拒否とは何か?

NHKのBSプレミアムで毎日曜夜9時から放映している『刑事フォイル』は、表にし難い微妙な問題をドラマ仕立てで描き込んだ秀作です。このドラマの面白さは、刑事ドラマとしての筋立て以上に、それとなく配されているディテールによって歴史の実像が推理できる…

「進化論」から見えてくる人類共通の脅威:嫉妬心の強い「野獣型人類 beast human」の脅威

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。9月18日付の前回の本ブログの記事として、知能指数の高い「次世代ホモ・サピエンス」が、社会においてその能力を十分に発揮するためには、人類の多くが、「嫉妬心の低い人類」に進化…

朝鮮人徴用は非人道的であったのか?

最近、NHKは、毎週日曜夜9時に、BSプレミアムでイギリスで作製された『刑事フォイル』という番組を放送しています。第二次世界大戦を時代背景としているため、事件の解決に至るストーリーのみならず、当時のイギリスの状況も丁寧に描きこまれています。 昨…

北野武氏の道徳論は悪魔の囁き?

最近、新聞の広告欄に、相当のスペースを割いて北野武氏の著書である『新しい道徳』が宣伝されるようになりました。道徳とは、「自分がどう生きるか」という原則であると…。 著書の内容の概要は、箇条書きで詳しく紙面に掲載されておりますので、販売宣伝と…

中韓は女性の人権問題の普遍化に耐えられるのか?

今月22日、サンフランシスコ市議会では、慰安婦の碑や像の設置を促す決議案が、全会一致で可決されたとそうです。慰安婦像の設置が決定されたわけではありませんが、中国系の市議による提案ですので、中韓協力による対日歴史攻勢の一環であることは確かなよ…

山本太郎議員の葬式パフォーマンスの謎

安保法案の採決の場で山本太郎議員は、喪服に身を包み、手には数珠を握り、お焼香のパフォーマンスで反対票を投じました。日本国の議会史において、ここまで不真面目な態度をとった議員は、山本議員を置いて他にいないのではないでしょうか。 山本議員のパフ…

移民問題と陰謀論

近年、ソ連邦の崩壊に伴い、コミンテルン等が展開した各国に対する工作活動の一端が明るみになったためか、陰謀論に対するタブーが薄れたように思われます。一昔前では、”陰謀では?”と言い出そうものなら、一笑に付されたものです。 陰謀の実在性が高まった…

国立大学のAO・推薦入試拡大への疑問

報道によりますと、国立大学協会がまとめた改革プランでは、AO・推薦入試の枠を3割程度に拡大するそうです。この計画プランは、学力テスト一辺倒ではなく、多様な人材を集めたい、ということなのでしょうが、疑問が無いわけではありません。 私立大学では、…

中国不動産大手進出でチャイナ・タウンが出現か

本日の日経新聞朝刊において、中国不動産大手の「緑地集団」が、みずほと提携して日本での不動産投資を開始するとの記事が掲載されていました。「緑地集団」は上海市政府傘下の国有企業なそうですが、中国の政府系企業の日本進出にはリスクも予測されます。 …

対中”話し合い”路線のリスク

集団的自衛権の行使に反対する人々は、常々、”話し合い”こそ最上、かつ、唯一の解決方法であると主張しています。司法解決を言い出さない理由は、警察力や執行力としての武力行使を認めざるを得ないからなのでしょう。 しかしながら、”話し合い”には、およそ…

SEALDsが愚かと評される理由

SEALDsの活動は海外のネットでは不評であり、”日本の学生は愚か!”といった手厳しい批判もあるようです。中国の軍事的脅威が迫っているにも拘わらず、”戦争反対”を連呼するばかりで、対応策に全力で反対しているからです。 現実の脅威を無視する態度に加え…

安保政策批判に見る中国の欺瞞

昨晩の安保法案成立は、中国にとりましては、極めて不都合な出来事であったようです。案の定、早々に、日本国が平和国家としての発展の道を踏み外したとして批判声明を公表しています。 しかしながら、時系列的に日中間の相互反応の経緯を並べてみますと、中…

「進化論」から見えてくる人類共通の脅威:人類にメンタリティーの進化はあるのか

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。昨今の異常気象に示されますように、今後、地球規模における自然環境の変化は、短期的、長期的にも予測されるものとなっております。仮に、進化論がいうように、進化は、生物が、環境に…

SEALDsにみる学生運動の変質

学生運動の始まりは、19世紀ドイツのブルシェンシャフトに代表されるヨーロッパの自由主義運動にあり、以来、学生は、政治改革の担い手として期待される存在となってきました。理想に燃えた若者達は、しばしば時の政府と全面対決に至り、弾圧によって命を散…

逃げ腰のSEALDs

昨日、参議院特別委員会では、安保法案反対運動の先兵とも言えるSEALDsの代表も招かれ、意見陳述の機会が与えられていました。ネット上などでは、安保法案反対論者から絶賛を受けておりましたが、その全文を読みますと、攻めに見えて、その実、既に逃げ腰な…

高校外の政治活動-洗脳対策も必要では?

報道によりますと、文部科学省は、「18歳選挙権」に合わせて、高校生の政治活動について一定の原則を設けたそうです。その原則とは、高校内での政治活動は禁止・制限とする一方で、学校外での政治活動は解禁する、というものです。 選挙権が付与される以上、…

「進化論」から見えてくる人類共通の脅威:ホモ・ナレディの発見によって人類進化はどこまでわかるのか

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。昨今、ホモ・ナレデイHomo Nalediという新種のホモ類の化石が多数発見されたそうです。考古学上の大発見であるそうですので、今日は、ホモ・ナレディの発見からわかる人類の進化のなぞに…

安保関連法案-戦争と自然災害

関東地方に続いて東北地方も水害に襲われ、河川の氾濫や土砂崩れの被害もあったそうです。災害がある度に指摘されるのが防災の不備であり、しばしば、怠慢や楽観視の責任が問われることにも少なくありません。 ところで、災害対策と同様に予期せずして起こる…

国会前デモ-既に”国防動員法”が発令?

安保関連法案の参議院での採決を前にして、国会前では、毎週のように安保反対デモが抗議活動を行っております。デモ隊には、簡体字が使用されたプラカードも見られるため、在日中国人の参加が指摘されております。 21世紀の戦争は、正規の軍隊と相手国に送り…

感動的な自衛隊の救出活動

古来、日本国は、度々水害に見舞われてきたとはいえ、昨日から本日にかけて関東から東北地方を襲った激しい雨は、各地の河川の氾濫を招き、洪水の恐ろしさをあらためて見せつけることとなりました。被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げますとと…

司法試験漏洩事件-司法の堕落は自己否定

先日、司法試験において、あってはならない事件が発生しました。司法試験の問題作成に当たった考査委員の一人である明治大学法科大学院の教授が、教え子に問題を漏洩したという事件です。 こうした事件が発生しますと、氷山の一角ではないか、と疑われるもの…

在外被爆者医療費-最高裁判決への疑問

昨日、最高裁判所の小法廷において、在外被爆者全員に対して医療費の支給を認める判決が下されました。しかしながら、この判決には、幾つかの疑問があります。 第一に、被爆者援護法の性格とは、一体、どのようなものなのでしょうか。原爆の被害は、アメリカ…

中国と韓国が国際組織を破壊する

一昨日は、国連の藩事務総長の発言が、如何に国連の精神からかけ離れているのか、ということにつきまして、批判記事を書きました。国連のみならず、組織の役割を理解しておらず、自己利益のために利用しようとする人物がポストを就きますと、得てして、その…

「進化論」から見えてくる人類共通の脅威:‘自己意識’が先かニューロンが先か

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。8月29日付本ブログにて、‘自己意識’の醸成と脳機能との関連について解明するためには、培養脳の研究は役に立つのではないか、と述べました。その理由は、人類の「神様志向型人類god (…

国連の機能不全の原因を説明した藩事務総長の弁明

全世界に軍事力を誇示するかのように、抗日戦勝70周年を記念する大規模な軍事パレードを催した中国。誰もが懸念を抱く中、参列者の中に国連の藩事務総長の顔があったことは、日本国のみならず、国際社会をも失望させることとなりました。 国連の中立性を侵害…

安保法案反対論者の偽善-暴力主義の味方

安保法案に対する反対意見は、”戦争反対”に集約されています。しかしながら、彼らは、中国から侵略戦争を仕掛けられた場合、一体、どうするというのでしょうか。 中国の行動の基本的な特徴は、国家間の合意のみならず、国際法をも無視し、あくまでも自国の国…

国会前デモは動員か否かが問題では?

先日の国会前デモでは、デモの参加人数について諸説があり、主催者発表の12万人と警察公表の3万人の間では相当の開きがあるため、安保法案反対論者は、”大規模デモ”であったことを印象付けるために躍起になっております。 しかしながら、実のところ、デモの…

中国の軍事パレードに安保法案反対論者は何を思うのか?

本日、中国では、抗日70周年を記念した式典に加えて、軍事パレードが行われました。放映された映像を見ますと、機械人形のように人民解放軍の兵士達が整然と行進する様は、ソ連邦時代の赤の広場での軍事パレードを彷彿とさせます。 本日の天安門広場の軍事パ…

ボランティア制服も国民の理解が得られないのでは?

佐野氏デザインの五輪エンブレム盗作疑惑は、昨日、使用中止が決定されたことで、一山越えた観があります。もっとも、盗作は否定しておりますので、もう一波乱が予測されます。 ところで、五輪組織委員会の会見では、エンブレムの取り下げ理由について、盗作…

SEALDs最大の弱点-正体を明かせないこと

一昨日の国会前デモに参加したとされるSEALDs。”一般の学生”を装いながら、共産党系の団体である民青を主力とする説が有力です。 マスコミ各社の報道を見ますと、SEALDsの背景については組織的背景を示唆する憶測記事もないわけではありませんが、その正体…