時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

中井国家公安委員長は公安活動を強化すべき

中井国家公安委員長は、金元死刑囚にヘリコプターでの遊覧の便宜を図ったことの理由として、身柄の安全の確保を挙げていました。もし、これが真の理由であるならば、日本国は、暗殺の危険に満ちている、ということになります。 北朝鮮が命を狙っているのは、…

千葉法相の死刑執行は政治利用

西欧諸国で死刑が廃止されている背景の一つには、政敵の排除といった政治的な理由によって死刑制度が利用されてきたという暗い歴史があります。筋金入りの死刑廃止論者であるはずの千葉法相が、死刑執行に及んだ背景にも、政治的な理由があったとしますと、…

普天間爆音訴訟と住民の移動の自由

本日、普天間爆音訴訟の控訴審判決で、国の賠償責任を重く判断する一方で、飛行機の差し止め請求は却下するという判決が下されたそうです。この判決には、普天間基地移設問題にも関連して、議論すべき問題点があると思うのです。 それは、住民に移動の自由が…

政策コンペは無駄削減コンペの方が効果的

昨日の報道によりますと、民主党政権は、1兆円の特別枠を設け、政策コンペティションを実施するそうです。このコンペティション、予算の無駄削減を対象とした方が、効果的なのではないでしょうか。 この報道を耳にした時、最初は、国民から公募するものと勘…

経済大国中国に特恵関税枠は不要

昨日の新聞記事に、財務省が、これまで中国に認めてきた特恵関税枠20%を10%に引き下げる、という記事が掲載されていました(7月26日付日経新聞朝刊)。そもそも、急激な経済成長により、既に経済大国となった中国には、特恵関税枠は必要ないのでは…

亡国路線をひた走る民主党政権

民主党政権は、概算要求の特別枠として、医療・介護や環境分野のために1兆円を準備するそうです。成長産業と位置付けているようですが、社会保障費のこれ以上の増加は、国を滅ぼすのではないでしょうか。 日本経済を取り巻く環境は悪化しており、中国や韓国…

金元死刑囚来日―国家公安の機能低下の衝撃

如何なる組織も、その目的と役割を自覚し、熟知した人物によって運営されなければ、その存在自体が無意味となります。金元死刑囚の来日は、日本国の国家公安機能の低下を白日のもとに晒したということにおいて、衝撃的な事件であったと思うのです。 この事件…

中井国家公安委員長も不適任では

学生時代に過激派の活動に参加し、遵法精神をも欠く千葉景子氏が法務大臣の職に就いているのは論外のお話なのですが、中井氏もまた、国家公安の委員長として適任とは言えないように思うのです。 議員宿舎の鍵事件も、国家の安全を守る”鍵”を怪しい人物に渡し…

日本国政府は北朝鮮に民主化要求を

本日、北朝鮮において、6月下旬に金体制批判のビラがにまかれたというニュースが報じられていました。日本国政府は、金元死刑囚の訪日は拉致事件の解決に繋がると主張したいようですが、拉致事件の根本的な解決は、北朝鮮の体制崩壊をおいて、他にないので…

金賢妃元死刑囚訪日への不審

本日、拉致被害者である田口八重子さんが、6、7年前まで北朝鮮で生存していたというニュースが、報じられました。しかしながら、このニュース、訪日した金元死刑囚ではなく、韓国の被害者支援団体からもたらされたものでした。 考えてみますと、金元死刑囚…

憶測が憶測を呼ぶ金元死刑囚の訪日

民主党政権は、発足当初から、過去の秘密外交を手厳しく非難し、オープンな外交を基本方針として掲げました。しかしながら、昨日の金元死刑囚の来日と鳩山邸滞在は、憶測が憶測を呼ぶ展開になっているようです。 韓国の哨戒艦撃墜事件が発再生して以来、南北…

鳩山前首相が関わると全てが迷走する?

本日、金賢姫元工作員が、拉致事件の情報をもたらすために来日しました。しかしながら、鳩山前首相の別邸に滞在することが明らかになりますと、この訪日もまた、焦点が定まらずに迷走を始めたようなのです。 普天間基地問題もまた、鳩山首相の発言や態度や二…

日本国の政治家情報の封鎖状態は北朝鮮の”招待所”並み?

明日来日する金賢姫工作員に関連する記事として、日本人拉致被害者の方々が勤務させられたという、北朝鮮の”招待所”の記事が新聞に掲載されておりました。この記事を読みまして、我が国の政治家をめぐる情報封鎖の状況は、北朝鮮の秘密主義に近いのではない…

菅首相は政務のボイコット?

参議院選挙以来、何故か、民主党政権が存在している”気配”が感じられなくなりました。菅首相は、ひきこもり状態との噂も聞こえますが、政務をボイコットしているのでしょうか。 ボイコットは、組合運動でしばしば”スト”という名で使われる手段ですので、活動…

岡田外相はチベットを救うべき

日韓併合から今年で100年ということで、民主党政権においても閣僚の発言が相次ぎ、仙石官房長官の個人賠償発言に続いて、岡田外相も、日本国を一方的な加害者とする反日的な歴史観を示したようです。 特に岡田外相の発言で首を傾げるのは、外相が、日本国…

千葉法相の死刑執行拒否―公職と信念は二者択一

先の参議院選挙における千葉法相の落選の原因は、氏が、法相としての適格性に欠けていたことにも原因があります。何故ならば、法務大臣が、法の執行を拒否するという前代未聞の事態が発生しているのですから。 千葉法相は、死刑制度廃止という、個人的な信念…

真面目な政治は候補者名の漢字化から

我が国では、奇妙な選挙風景が広がっていると思うのです。それは、何故か、ひらがな書きの候補者の名が並んでいるということです。 その理由としては、漢字が読めない国民がいるから、と説明されていますが、義務教育が普及して1世紀以上が経過し、一般社会…

誰も責任をとらず権力に執着する民主党政権

昨年、政権交代によって民主党政権が誕生した時、国民の多くは、醜悪な権力闘争や権力への執着とは無縁なクリーンな政権を期待していたはずです。しかしながら、政権発足以来の民主党政権の足取りを振り返ってみますと、この期待は、見事に裏切られた感があ…

角界より低い政界の意識?

お相撲の世界では、力士が野球賭博にうつつを抜かし、しかも、暴力団とも関係があったということで、有形無形の厳しい制裁を受けています。一方、政治の世界は、角界よりも浄化への意識が遥かに低いのではないかと思うのです。 先日の参議院選挙では、民主党…

千葉氏落選は法務大臣不適格の審判

昨日の神奈川選挙区の開票の結果、現職の法務大臣である千葉景子氏が落選しました。この落選、法務大臣としての千葉氏に対する国民からの”NO”の意思表示であると思うのです。 神奈川選挙区でも、民主党は二人の候補者を擁立しました。通常、同じ党から二人…

民団は参議院選挙でも民主党を支援したのか?

先の衆議院選挙では、外国人参政権法案を取引材料として、在日韓国人の民族団体である民団が、民主党を応援したことが、随分と非難されました。憲法では、外国人参政権を認めておらず、また、政治資金規正法では、外国人による献金は違法とされていますので…

組織票は参政権の侵害?

選挙も近付き、新聞の紙面などでは、”☓☓党の○○候補は、組織票を固めたようです”という記事が目につくようになりました。ところで、組織票というものは、国民の参政権に対する制約になるのではないかと思うのです。 参政権とは、個々の国民に認められた権利で…

民主党の二度目のチャンスのお願いの行方

先の衆議院選挙では、民主党は、一度チャンスをください、と国民にお願いしていました。今回の参議院選挙では、もう一度チャンスをください、と再度、国民に訴えております。しかしながら、最初の失敗政策を踏襲している限り、二度目も同じことになるのでは…

落としたい候補者を選べるという選挙方法

普通選挙が実施されて以来、我が国では、一人一票を当然としてきましたので、他にも様々な選挙法があることを忘れがちです。ところで、国民が、マイナス評価もできる選挙法も考えてみてはどうかと思うのです。 選挙法には、一人一票ではなく、一人が複数の票…

外国人参政権―民主党は党議拘束をかけられないのでは

本日、我が家にも選挙公報が届きました。参議院選挙の各候補者について、記載されている情報があまりに少ないことに驚かざるを得ませんが、さらに驚いたことに、民主党のなかに、外国人参政権反対を明記している候補者がいたのです。 民主党は、党としては、…

中国の日本国債購入に要注意

先にトロントで開かれたG20では、財政再建が各国が取り組むべき共通課題として合意されましたが、巨額の財政赤字を抱えながら、我が国は、国債の消化が国内に留まるとして、例外扱いとされました。しかしながら、本日の新聞報道によりますと、最近、中国…

マスコミの「報道しない自由」問題

本日、「外国人参政権―在日中国人に政治的自由はあるのか」という記事に、マスコミの「報道しない自由」の行使を指摘するコメントをいただきました。マスコミが、中国、韓国、北朝鮮、帰化、在日外国人が関わる問題について、事実であってもそれを報道しない…

外国人参政権―在日中国人に政治的自由はあるのか

本日のネット・ニュースによりますと、中国政府は、人民日報を在日中国人向けに携帯配信する事業を開始するそうです。先日も、中国政府高官が、政府には言論を導く、つまり、言論を統制する役割があると公言したそうですが、そもそも、外国人参政権を論じる…

民主党の重要3法案隠しはずるい

新聞報道によりますと、民主党は、外国人参政権法案、夫婦別姓法案、人権救済機関設置法案の3つ法案を、マニフェストには載せない一方で、着々と、次期国会に法案を提出する準備を行っているそうです。この態度、どうか考えましても、ずるい、と思うのです…

法秩序を破壊する大阪入国管理局

先日、中国人48人が、入国直後に生活保護を申請していた事件について、大阪入国管理局は、”身元引受人による扶養の申し出が虚偽であったとしても、入国許可の取り消しは考えていない”と述べたと報じられています。この態度、明らかに、法治行政から逸脱し…