時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

韓国政府竹島公式サイトの真偽パート6

韓国政府の竹島公式サイトのQ6は、「朝鮮政府の刷還政策とは何ですか」という質問であり、韓国側の国内政策を問うています。刷還政策とは、倭寇の侵入を恐れて実施された空島政策であり、肅宗王の時代(1417年)から1895年まで続けられたそうです。この設…

韓国政府竹島公式サイトの真偽パート5

韓国政府の竹島公式サイトのQ5は、「獨島と関連し、安龍福の活動にはどのような意味がありますか。」という設問です。この問いに対する回答にも、虚偽の記載があります。 第1に、韓国のサイトでは、安龍福の二度の訪日は、”「鬱陵島争界」の過程で、鬱陵…

神様は邪悪な者に石を投げつけるのか?The God Throws a Stone at Evil Existence?

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。 前回(10月22日)、本ブログにて、「‘生物のはじまり’の瞬間は、地球の歴史上、ただ一度しか起こらなかった」とする仮説を提起させていただきました。換言いたしますと、時間は不可…

韓国政府竹島公式サイトの真偽パート4

韓国政府の竹島公式サイトのQ4は、「韓日間の「鬱陵島争界」の当時、獨島が日本の領土では ないことを明示した「鳥取藩答弁書」とは何ですか。」というものです。 1693年に発生した竹島一件後、日朝交渉が、対馬藩を交渉の窓口として開始されます。この時…

韓国政府竹島公式サイトの真偽パート3

韓国側の竹島公式サイトのQ3では、古地図に関するものです。韓国は、伊能忠敬の測量図に竹島が含まれないこと、並びに、長久保赤水の「改正日本輿地路程全図(1791年)」を挙げて、日本領ではなかったことを主張しています。 伊能忠敬の測量図に関しては、…

韓国政府竹島公式サイトの真偽パート2

韓国政府の公式サイト(日本語版)のQ2は、「獨島に関して記述した最古の日本文献の一つである『隠州視聴合記』は、獨島をどのように記述していますか。」というものです。サイトの回答では、当史料の翻訳文として、「この二つの島(鬱陵島、獨島)は人が住…

韓国政府竹島公式サイトの真偽パート1

先日、日本国の外務省は、竹島に関する動画を公開し、国際社会に対して日本国の領有の根拠の積極的アピールを開始しました。韓国政府もまた、海外向けの説明サイトを開設しています。そこで、反証として、本日から、一つづづ、韓国公式サイトの記述の真偽を…

最善の解決策は中韓による領有権主張の取り下げ

遂に、これまで静観してきた日本国の外務省も、尖閣諸島と竹島に関する動画を作成し、ユーチューブに公開しました。今後は、英語、中国語、韓国語、スペイン語、アラビア語など十か国語に翻訳される予定とのことですので、国際社会においても、日本国の主張…

河野談話の隠蔽路線は転換を

河野談話の根拠となった16人の元慰安婦の証言は、これまで、非公開とされてきました。しかしながら、本日の産経新聞の記事によりますと、政府内では、当初、公開の是非が議論されていた節があるそうです。 ところで、先日のスクープ記事では、聞き取り調査の…

歴史を学ぶ理由は地球史上一度だけの‘生物のはじまり’Beginning of Living-existence in the History of the Earth was Only Once

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。 人類は、なぜ歴史を学ぶ必要があるのでしょうか。その理由は、もしかしましたら、‘生物のはじまり’と関係しているのかもしれません。 生命体の起源につきましては、単一起源説と複数起…

日本国のカジノ解禁―在日韓国・朝鮮人への利権供与?

東京オリンピック・パラリンピックの開催を7年後に控え、国会では、超党派によるカジノ解禁法案の提出が検討されているそうです。しかしながら、このカジノ構想、結局は、日本人が”鴨”となり、コリア・マネーが膨張するだけとなるのではないでしょうか。 つ…

ちぐはぐな日本政府の対応-韓国にも北朝鮮にも甘い

李前大統領の竹島上陸事件以来、日韓関係は、悪化の一途を辿っております。週刊誌のアンケート調査によりますと、およそ90%の日本人が、”韓国は嫌い”と回答したそうです。 日本人の対韓感情の悪化の主たる原因は、韓国側の慰安婦問題の捏造、対馬の仏像の返…

靖国神社例大祭-中韓への譲歩は負の効果を招く

本月17日から4日間にわたって、靖国神社では、秋の例大祭が執り行われております。首相就任前には、靖国神社参拝に意欲を見せていたものの、安倍首相は、終戦の日と同様に例大祭への参拝も見送ったようです。 首相の参拝見送りの理由としては、中韓への配慮…

河野談話-過ちて改めざる是を過ちと謂う

産経新聞のスクープにより、河野談話の根拠は失われたのですが、今後の河野談話の扱いについては、一旦、公表された以上、破棄や撤廃は、日本国の信頼を損ねるとして反対する意見もあるようです。 しかしながら、”過ちて改めざる是を過ちと謂う”、”過ちては…

河野談話は潔く破棄を-道徳的示しがつかない

韓国の主張が次々に覆され、”慰安婦問題”は、今や、”慰安婦捏造問題”、あるいは、”慰安婦詐欺問題”にすっかり様変わりしているようです。昨日の産経新聞の記事は、河野談話の根拠を崩壊に導いたことにおいて、決定打ともなりました。 ところが、既に真相が明…

韓国人元慰安婦とは何者なのか?

本日、産経新聞では、河野談話の根拠となった韓国人慰安婦の証言の信頼性に関する記事が特集されておりました。ようやく、日本側も、河野談話見直しの根拠を固めたことになりますが、一連の記事を読むにつれ、この韓国人元慰安婦とは、一体、何者かのか、と…

ヒッタイト帝国は3つの勢力から構成されていたことから‘トロイ’と称された’Troy’ Means the Empire Consisted of Three Racial Powers

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。 前回の本ブログの記事にて、‘トロイの木馬伝説’とは、「秘かにヒッタイト帝国(トロイ)の首都・ハットゥシャに入り込んだフェニキア人によって海水、もしくは塩を撒かれたため、鉄製の…

日本国は中国に”戦争賠償”している

今日に至るまで、中国が、日本国からの戦争賠償金の請求権を放棄したことは、美談となってきました。そしてそれは、日本国の中国に対する負い目でもあったのです。 1972年9月29日、日中共同声明が公表されましたが、その5において、「中華人民共和国政府は…

地獄の扉が開いた1991年-慰安婦問題の発端

1991年10月、オランダのベアトリクス女王が、戦後初めて、オランダの元首として訪日しました。ようやく、両国間の第二次世界大戦における蟠りが解ける兆しとなる一方で、この訪日は、今になって考えてみますと、慰安婦問題の発端となったのではないかと思う…

密入国者の特別永住資格・帰化は取り消すことができる

戦後、在日韓国・朝鮮人の人々は、戦時中の強制連行説を流布し、日本国における在留を正当化してきました。ところが、戦後の混乱期や朝鮮戦争時等における密入国者であり、戦時徴用で日本国に居住していた朝鮮の人々大部分は、既に帰国しているとのことです。…

国公立大学二次学力試験廃止案―人物重視とは?

政府主催で開かれている教育再生実行会議では、大学入試の1次試験にランク評価制を導入する案に次いで、国公立大学の2次試験で学力試験を廃止する案も検討しているそうです。”学力より人物”、ということなのでしょうが、この改革案、不安要因に満ちていま…

求む情報公開―在日韓国・朝鮮人による土地侵奪・不法占拠のその後

戦後直後から、日本国内では、都市空爆で焼け野原となった地域において、朝鮮人による土地の不法占拠が相次ぎ、今日、駅前の一等地にパチンコ店等が軒を並べているのも、この時の暴挙によるとされています。その後、これらの土地は、どのように扱われたので…

日本危うし-野田前政権の慰安婦問題解決

本日の日経新聞に、野田前政権時において、日本国政府側から韓国政府に対し”慰安婦問題”の解決策を提示していたとする記事が掲載されておりました。お詫びと償いという…。 日韓交渉に当たった斉藤勁元官房副長官によると、提案の具体的な内容は、(1)駐韓…

「トロイの木馬伝説」はローマ帝国史と関係がある History of the Rome is Related with the Legend of the Trojan Wooden Horse

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。 前回(10月1日付け本ブログ)は、「トロイの木馬伝説」をめぐって、ヒッタイト帝国が‘海の民’のフェニキア人によってあっけなく滅んだ理由の一つとして、「鉄製の車輪を持つ戦車、な…

ヘイトスピーチ判決の支離滅裂

本日、京都地方裁判所は、在特会に対して原告である朝鮮学校に対する賠償を命じましたが、判決において、「人種差別撤廃条約」を根拠の一つとして上げたそうです。しかしながら、この判決、支離滅裂としか言いようがないのです。 「人種差別撤廃条約」条約は…

米国舞台の反日煽動-接点はどこに

中国による大掛かりな”南京大虐殺キャンペーン”は、鳴り物入りでアメリカに上陸はしたものの、捏造がばれて、今ではすっかり下火となっているようです。代わって韓国が、アメリカを舞台に”慰安婦キャンペーン”を仕掛けていますが、こちらの方も、グレンデー…

不吉な日米韓の三国同盟

アメリカのケリー国務長官とヘーゲル国防長官のアジア歴訪は、日米韓の結束を表看板としながらも、間でさざ波を立てているようです。一部報道によりますと、アメリカは、将来的には、日米韓三カ国の”三国同盟”を視野に入れているとも伝わりますが、この三国…

朝鮮半島情勢は茶番なのか?

昨日、日米両国による2プラス2の会談が開催されました。この席で、アメリカ側は、日韓関係に改善の兆しが見えないことに苛立ちを見せていたとも報じられております。 これまで、真面目な日本人にとりましては、”陰謀”はまともに議論すべき話題とは見なされ…

対馬は海外旅行?

JTBが発行する紹介雑誌の今月号のページをめくっていたところ、何とも腑に落ちない企画に目が留まりました。海外旅行編のアジア地域に、”対馬・済州島をめぐるロマンの旅”というコースが設けられているのです。 旅行の日程は、成田から釜山直行便で韓国に入…

皇室と国民の知る権利

本日、伊勢神宮では、遷御の儀が古式ゆかしく執り行われ、20年を経て天照大御神の御霊が八咫鏡と共に真新しい社殿にお移りになられました。式年遷宮への関心は高く、今年の伊勢への訪問者は、1000万人にも上ると報じられています。 伊勢神宮が古代より伝える…