時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

米国舞台の反日煽動-接点はどこに

 中国による大掛かりな”南京大虐殺キャンペーン”は、鳴り物入りアメリカに上陸はしたものの、捏造がばれて、今ではすっかり下火となっているようです。代わって韓国が、アメリカを舞台に”慰安婦キャンペーン”を仕掛けていますが、こちらの方も、グレンデール市の慰安婦像設置を境に、勢いを失いつつあります。

 産経新聞の記事によりますと、こうした一連の反日煽動には、背後に「抗日連合会(世界抗日戦争史実維護連合会)」なる国際組織が蠢いているそうなのです。現在の会長は、ピーター・スタネク氏であり、夫人はジーン・チャンという中国人なそうです。スタネクという名字からしますと、スロヴァキア出身である可能性が高いのですが、思想的には、社会・共産主義の系譜に属しているものと憶測されます(あるいは、中国人の夫人に取り込まれている…)。氏は、抗日連合会初の非中国系の会長なそうですが、むしろ、コミンテルンの残党が、中国を拠点に世界的な社会・共産主義組織を動かしている見た方が、適切なのではないかと思うのです。現在でもアメリカには共産党が存在し、暗躍していた歴史もあります(結党当初は、東欧系ユダヤ人が多かった…)。

 戦前から、国際共産主義、並びに、コミンテルンは日本国を敵視しており、日清戦争の頃から、捏造を伴う反日プロパガンダを展開していたそうです。反日煽動は、今に始まったのではなく、中国の台頭により、再び国際社会の表に現れてきたと言えるかもしれません。日本国は、真の脅威がどこにあるのか、冷静に見極めてゆく必要があるのではないかと思うのです。

 よろしければ、クリックをお願い申し上げます

<a href="https://blog.with2.net/in.php?626231">人気ブログランキングへ</a>