時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

‘天皇’の生前退位の可否問題を検討する前に‘天皇’の存在意義について考えるべき

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。昨今、天皇の生前退位問題が、マスコミ・政府を中心として、話題となっておりますが、生前譲位の可否の問題を検討する前に、そもそも天皇制は、存続させるだけの意味と価値があるのか…

蓮舫代表は日本国のために辞任を

民進党の蓮舫代表につきましては、証拠となる書類を開示していないため、国籍問題は曖昧なままです。日本国籍を選択していないとする重大疑惑が事実であれば、日本国の統治制度を揺るがしかねない大事件ともなります。 この疑惑が有耶無耶となりますと、蓮舫…

差別問題の元凶は人の移動-移民政策に反対する理由

政府は、働き方改革の一環として、外国人労働者の受け入れ拡充をも検討しているそうです。移民政策に反対を唱えようものなら、差別主義との批判が浴びせられることもあるのですが、この批判、差別問題の原因を忘却していると思うのです。 そもそも、人種差別…

日台関係重視論への疑問-蓮舫代表批判は止めるべき?

昨日、ネット上で、民進党の蓮舫代表が台湾籍を保持してきたことから、日台関係の重要性に鑑みれば、蓮舫代表批判は止めるべきとの意見を目にしました。これ以上、蓮舫代表を追求すれば、日台関係が損なわれると…。 日台関係が重要であることは言うまでもな…

蓮舫代表の国籍問題は国会で調査を

民進党の蓮舫代表については、二重国籍問題に留まらず、そもそも、国籍を選択していなかった疑惑までもが浮上しています。野党党首ともなれば、首相に就任する可能性もありますので、国会が適切に対応しませんと、日本国民の政治家に対する不信感は深まるば…

”蓮舫”代表の日本国籍未選択問題の波紋

本ブログでは、公人は、本名を名乗るべきとする立場から、民進党の”蓮舫”代表については、”村田連舫”と表記してきました。しかしながら、目下、ネット上では、”蓮舫”代表は、そもそも、日本国籍を選択していなかったする説が飛び交っております。 この説に従…

慰安婦像設置阻止-松山市に感謝

昨年末の日韓合意に拘わらず、韓国側の慰安婦像の設置活動は継続され、先日は、ドイツのフライブルク市にもヨーロッパ初の慰安婦像が設置される寸前となりました。日本国内でも懸念が広がったのですが、この計画、同市と姉妹都市である松山市の申し入れによ…

「バハマ文書」も「2016年最後の審判の日」問題を占う

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。『聖書』「黙示録(暴露録)」において、神様によって悪人たちに審判が下される日であるとされる「最後の審判の日the Judgement Day」の年代は、一体、いつであるのか、をめぐりまして…

日本人の起源とは-天皇陵の発掘が必要では

先日、青銅製の歯車式の複雑な仕組みを持つ古代ギリシャの天体運行計算機である「アンティキティラの機械」が発見された沈没船で、凡そ2000年前の人骨が発見されたとするニュースが報じられていました。この人骨、DNA鑑定が予定されており、高度な文明を築き…

政治家の本名外立候補問題-選挙人名簿と一致を

民進党の村田蓮舫代表の二重国籍問題は、国籍のみならず、氏名の二重性の問題をも提起することとなりました。公職選挙法からしますと、芸名や通名による立候補は、違法の可能性さえないわけではないようなのです。 国民による選挙権の行使に際しては、投票所…

二重国籍問題-法運営と戸籍犯罪の取り締まりの強化を

日本国の国籍法では、二重国籍は許されておらず、法律上は二重国籍者は存在していません。しかしながら、実際には、30万から40万ともされる二重国籍者が存在しているとの指摘があります。 しかも、この問題の背景には、与党公明党の支持母体である創価学会や…

二重国籍問題-世論調査は信頼できる?

日本テレビ系のNNNが世論調査を実施したところ、民進党の村田蓮舫代表への期待が54%にも上ったそうです。この数字には既に疑問の声が上がっており、同記事を掲載されたサイトのコメント欄では、世論調査の結果を疑問視する意見が、肯定的な意見の凡そ20倍に…

二重国籍は治安・公安上も問題では?

民進党の代表選が終了したとはいえ、村田蓮舫議員の二重国籍問題は終息からはほど遠く(本ブログでは、公人は本名を名乗るべきとする立場から、村田蓮舫議員と表記しました…)、二重国籍に関する疑問や論点は広がる一方です。本日の記事では、二重国籍の治安…

政治家は本名で-村田蓮舫民進党代表

先日、”蓮舫議員”は、党内選挙の結果、民進党の代表に選出されました。”蓮舫議員”と申しますと二重国籍問題で注目されておりますが、もう一つ、政治制度において重大な問題をも提起しております。それは、政治家を含む公務員が、本名を名乗らなくてもよいの…

「赤いドラゴンthe red dragon」・「野獣beasts」・「偽預言者false prophet」は普通選挙制度の欠点を悪用して世界支配を計画しているのか

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が、久しぶりに記事を書かせていただきます。昨今の民進党党首選挙、そして、混迷を深めている米国大統領選挙は、これまで人類にとりまして、理想的な為政者選出制度として考えられてきました民主的な普通選挙制度にも…

日韓二重国籍者への問い-竹島はどこの国の領土?

本日、民進党は、二重国籍問題で批判を受けた蓮舫議員を代表に選出しました。日本国民の信頼を回復できるのか疑わしい限りなのですが、二重国籍が否定される理由は、領土問題や歴史問題を考えれば、明白過ぎるほど明白です。 蓮舫議員の場合は、台湾との二重…

二重国籍批判者は”田舎者”?

蓮舫議員の二重国籍疑惑を機に、ネット上では二重国籍をめぐる賛否両論が見受けられますが、やはり、批判的な意見の方が圧倒的に多いように思えます。その一方で、二重国籍擁護論で目につくのが、”二重国籍批判者は田舎者である”とする中傷的な主張です。 ”…

もんじゅ廃炉問題-高速増殖炉の開発放棄なのか?

昨日、日本国政府は、高速増殖炉もんじゅの廃炉の方針を固めたとする報道がありました。高速増殖炉は、”夢の技術”とされ、エネルギー問題解決の期待を一身に背負ってきたのですが、もんじゅの廃炉は、高速増殖炉開発の放棄を意味するとしますと、その損失も…

日本維新の会の二重国籍禁止法案に潜む危険性

蓮舫議員の二重国籍疑惑は、日本国政府の国籍管理の甘さをも露呈することとなりました。騒ぎの拡大を受けて、早々に、日本維新の会が、二重国籍に関する法案の作成に取り掛かったと報じられております。 日本維新の会としては、二重国籍問題に迅速に対応した…

やはり二重国籍は違法では?

蓮舫議員の二重国籍問題については、ネット上では、国籍法違反ではない、とする擁護論も散見されます。しかしながら、二重国籍は、やはり、違法なのではないでしょうか。 擁護論を要約しますと、凡そ以下の3つが合法論の法律上の根拠のようです。 1.国籍…

北朝鮮の核実験-パチンコ問題に踏み込むべき

昨日、北朝鮮が第5回目となる核実験を敢行したことで、国連安保理でも非難決議が採択されました。日本国政府も、さらなる制裁を検討しておりますが、手詰まりの状態にあるとの報道もあります。 しかしながら、実際に、日本国政府にはこれ以上打つ手はないの…

民主主義を損なう政治家の二重国籍-”国民による政治”の問題

蓮舫議員の二重国籍問題を機に、二重国籍の問題が俄かに国民の関心を呼ぶようになりました。一般の人々の二重国籍に関するリスクは先日の記事で認めましたが、本日は、政治家の二重国籍に絞ってこのリスクを指摘しておきたいと思います。 政治家の二重国籍に…

ドイツ慰安婦像設置問題-鍵を握る愛媛県松山市

昨年末の日韓慰安婦合意の文書には、「韓国政府は、今般日本政府の表明措置が着実に実施されるとの前提で、日本政府と共に、今後、国連等国際社会において、本問題について互いに非難・批判することは控える」との一文があります。先日、日本国政府から慰安…

二重国籍がリスクである理由

蓮舫議員の二重国籍問題は、改めて政治家や公人の国籍が問われる出来事となりました。こうした中、識者の意見として、グローバル化の時代の今日、日本国も二重国籍を認めるべきではないか、とする意見も聞かれます。 二重国籍容認論であっても、アメリカの大…

レッドカーペットなきオバマ大統領の訪中の吉凶

G20の開催地である杭州の空港には参加各国の首脳が降り立ち、全ての首脳が、開催国の要人達の出迎える中を、颯爽とレッドカーペットを歩くものと予想されていました。ところが、アメリカのオバマ大統領には、レッドカーペットどころか、タラップさえも準備さ…

蓮舫議員の二重国籍問題-放置できない理由

民主党代表選は、立候補した蓮舫議員の二重国籍問題が表沙汰となり、思わぬ方向で政治問題化している感があります。政治家の国籍問題が、これ程表立って議論されたのは、今回が初めてのことかもしれません。 以前から、政治家には帰化者やその子孫が多いとす…

ヘイトスピーチと選挙-政策論に徹しては?

ネット記事によりますと、先の都知事選挙において在特会の櫻井誠氏が立候補し、在日韓国・朝鮮人特権を批判する立場から選挙活動を行ったことから、ヘイトスピーチと選挙との問題が提起されているようです。 当記事によりますと、桜井候補は、「犯罪韓国人た…

福田元首相から二階幹事長へ-中国の内部権力闘争の反映か?

つい先頃まで、日本切っての親中派政治家として真っ先に名が挙がってきたのは、福田康夫元首相でした。しばしば訪中をしては、中国側のトップとも会談の場を設けており、いわば、中国のスポークスマンと見なされてもきたのです。 しかしながら、この役割は、…

日中「海空連絡メカニズム」は無意味?

本日、産経新聞の一面に、東シナ海等での日中間の不測の事態を回避するために、日中間において「海空連絡メカニズム」の設置が合意される方向で最終調整に入ったとする記事が掲載されておりました。しかしながら、このメカニズム、結局は機能しないのではな…

総務省統計局和歌山移転の悪夢-二階幹事長リスク

先日、政府は、東京一極集中是正の一環として、総務省統計局を和歌山県に移転する方針を発表しました。多くの国民にとりましては寝耳に水なのですが、この移転、どこか危ない予感がいたします。 危ない予感とは、第一に、移転先が和歌山県であることです。和…