時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

慰安婦像設置阻止-松山市に感謝

 昨年末の日韓合意に拘わらず、韓国側の慰安婦像の設置活動は継続され、先日は、ドイツのフライブルク市にもヨーロッパ初の慰安婦像が設置される寸前となりました。日本国内でも懸念が広がったのですが、この計画、同市と姉妹都市である松山市の申し入れにより、中止となったそうなのです。

 仮に、松山市が押し黙っていたとしましたら、おそらく、フライブルク市にも慰安婦像が設置され、韓国側の活動も勢いづいたことでしょう。ドイツ国内のみならず、ヨーロッパ全域に慰安婦像の設置を許可する地方自治体が出現したかもしれません。フライブルク市に続けとばかりに…。グレンデール市における慰安婦像設置を阻止できななかったことが最初の躓きとなったように、初期対応こそが重要です。松山市の迅速な対応こそ、ヨーロッパにおける慰安婦像の拡散という悪夢から日本国と国民を救ったと言っても過言ではないのです。

 本件につきまして尽力してくださった松山市の方々、支援をして下さった外務省の方々、並びに、松山市の申し入れを拒絶することなく耳を傾けてくださったフライブルク市の方々には、私を含め、多くの国民が言葉では尽くせないほど感謝しております。偽りの歴史が既成事実化されることなく、事なきを得たことは、日本国の名誉回復への貴重な一歩であったと思うのです。

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