時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

”蓮舫”代表の日本国籍未選択問題の波紋

 本ブログでは、公人は、本名を名乗るべきとする立場から、民進党の”蓮舫”代表については、”村田連舫”と表記してきました。しかしながら、目下、ネット上では、”蓮舫”代表は、そもそも、日本国籍を選択していなかったする説が飛び交っております。

 この説に従いますと、1985年に既に日本国籍を選択したとする説明は虚偽となり、台湾国籍の離脱が完了した今日までの正式名は、”謝蓮舫”となります。日本国籍選択の手続きが完了した時点で、”村田蓮舫”が本名となるのでしょうが、この一件、日本国の政治を揺るがす大事件に発展するかもしれません。何故ならば、氏は、国会議員に留まらず、国務大臣まで務めた経歴があるからです。外国人が日本国の政治権力を行使したとなりますと、憲法に定められた国民主権に反します。この行為は、れっきとした憲法違反ですし、公職選挙法等の法律にも違反します。

 考えても見ますと、仮に、氏が1985年に日本国籍を選択していたとしますと、1994年に村田信之氏と婚姻するまでの間、氏は、母方の籍に入っていたはずであり、本名は”斎藤蓮舫”となります。一方、仮に台湾国籍のままであったならば、’謝連舫’となります。

 婚姻に伴う戸籍の新設に際して、日本人同士の婚姻であれば、両者が選んだ本籍地による戸籍がつくられますが、仮に、’蓮舫’氏が、日本国籍を取得していなかったとしますと、日本籍の村田氏と台湾籍の”謝蓮舫”氏との間の国際結婚となり、この場合には、戸籍は、村田氏単独で作成され、配偶者欄に、”謝蓮舫”の氏名と国籍が記載されるそうなのです。

 となりますと、公職選挙法は、立候補に際して本籍地を記載することを義務付けていますので、一体、、”蓮舫”氏は、本籍記載欄に、どちらの国の地名を記したのでしょうか。日本国籍がないにも拘わらず、村田氏の本籍地を記したとしますと虚偽の記載となりますし、台湾の地名を記しながら、無チェックで立候補が許可されたなりますと、日本国の選挙制度は、改革を急ぐべき、極めて危うい欠陥制度ということになります。

 何れにいたしましても、、”蓮舫”代表に対する日本国籍未選択疑惑は、氏が戸籍謄本を提示し、日本国籍を有することを証明すれば済むことです。オバマ大統領も、出生地疑惑が指摘された際には、出生証明書を提出して疑惑を払拭しています。日本国の統治制度の在り方にも関わるのですから、”蓮舫”代表には、政治家として、国民に対する説明責任を果たしていただきたいと思うのです。

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