時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

NHKの組織も終わっている?

末期症状に至った紅白歌合戦については先日にも記事にしたのですが、ネット情報によりますと、出場者の決定権は、ある一人の局員に握られてしまっているそうです。仮に、この情報が事実であるとしますと、NHKは、組織としても終わっているのかもしれません。…

正体を顕したNHK労組

衆議院選挙を来月14日に控え、選挙関連のマスコミ報道も増えてきました。こうした中、自民党が、NHKと在京民放に対して報道の中立性を求める要請を行ったところ、早々に、NHK労組が反発していると報じられております。 自民党のみならず、国民の多くは、マス…

テレビの低俗化-音楽の影響を考慮しては

NHKの紅白歌合戦に関する報道に接しますと、暗澹たる気持ちになるのですが、国民の多くは、音楽が人々の精神に与える影響について、関心が薄すぎるのではないかと思うのです。 音楽と精神性とは、その誕生の時から密接な関連性があり、古代ギリシャのポリス…

NHKの紅白歌合戦は必要?

テレビの全国的な普及もあって、年末にNHKが放送する紅白歌合戦は、大晦日の国民的恒例行事とも称されてきました。しかしながら、昨今の様子を見ますに、そろそろ、紅白歌合戦も曲がり角に差しかかっているようにも思えるのです。 昨日、NHKが紅白歌合戦の出…

移民政策反対は国民の多数意見では

来月予定されている衆議院選挙を前にして、与党自民党も選挙公約を発表しました。外国人労働者の受け入れについては、「移民政策ではないことを前提」」との但し書きが付いたそうです。 産経新聞社の解説によりますと、”自民党内の保守系には「移民」への抵…

「進化論」から見えてくる人類共通の脅威:チンパンジー問題と民主主義における選挙制度との関係

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。去る11月21日に、衆議院が解散となり、‘選挙の季節’を迎えたようですので、そこで、今回は、「進化論」から見えてくるチンパンジー問題と選挙制度との関連につきまして述べさせてい…

朝鮮半島の南北の”建国者”は日本統治時代を知らない

韓国は、本日から竹島において軍事訓練を実施するそうです。日本国政府に首脳会談を呼びかけたのは、日本から譲歩を引き出すためにポーズに過ぎなかったようです。 ところで、韓国も北朝鮮も、その過激な反日教科書が示すように、戦後、一貫して日本国による…

困惑するアメリカの日本国に対する要求

慰安婦や竹島など、日韓の間の問題について、ホワイトハウスの請願サイトで署名された方は、昨日、e-mailにて回答をいただきたことと思います。私もその一人なのですが、実のところ、回答内容には困惑せざるを得ないのです。 慰安婦問題についてのアメリカ政…

民主・維新の共通政策―脱亜入欧論もヘイトスピーチ?

報じられるところによりますと、衆議院選挙を来月に控え、民主党と維新の党は、5項目の共通政策を発表したそうです。(1)「同一労働同一賃金推進法案」、(2)「領域警備法案」、(3)「使いやすい一括交付金の創設」、(4)「ヘイトスピーチ規制法の…

立候補者は配偶者の出自も公表を

ネット上のサイトで、公職にある人は、政治家であれ官僚あれ、三代前の出自を明らかにするべきとする意見を拝見いたしました。情報開示項目に一つ、付け加えるとしますと、それは、配偶者の出自なのではないかと思うのです。 ミャンマーの憲法では、大統領の…

選挙戦-候補者は有権者に情報の公開を

日本国の選挙の風景は、選挙カーによる候補者の名前の連呼と、候補者が熱弁を振るう立会演説会を常としています。しかしながら、この方法では、有権者が、候補者の政治家としての資質や政策的スタンスを知ることは困難です。 実のところ、候補者が、有権者に…

”景気条項”の代わりに”逆景気条項”を付けては?

遂に解散総選挙が決定され、消費増税は1年半延期するものの、今般の判断の根拠となった景気条項は削除されることとなりました。金融危機に際しては、立法措置を以って再延期もあり得るそうですが、景気条項の削除は、10%への増税が凡そ確定することを意味…

解散見送り論-増税延期は衆議議員の任期満了までとしては?

安倍総理は、既に衆議院の解散については決めておられるでしょうから、本日の記事は、あまり意味がないのかもしれません。 消費増税に関しては、世論調査によりますと、国民の過半数以上が延期当の見直しに賛成しております。ですから、今、総理が延期を公表…

沖縄県知事選で仲井間氏が敗北した理由

昨日、沖縄県では、辺野古への基地移設を訴えた翁長雄志氏が初当選しましsた。それでは、何故、自公が擁立した現職の仲井間氏は、再選を果たすことができなかったのでしょうか。 その理由としては、幾つかの点が推測されます。第1に、この選挙結果は、沖縄…

日中合意文書-中国人の本音を隠したNHK

APECを舞台とした日中首脳会談に先立って、日中合意文書なるものが公表されました。両国同時に発表されたためか、NHKでも、一般中国人の反応を街頭インタヴューとして報じたのですが、数時間後に流された二回目の映像では、重要な部分が削除されていたのです…

解散総選挙-最も戸惑うのは国民では

マスコミ等の報道によりますと、衆議院の解散総選挙は既定路線かのようです。この解散総選挙で、自民党の方向性は今一つはっきりとはしていません。 2009年に自民党から民主党へと政権が交代した原因の一つは、保守党であったはずの自民党が中韓への接近を強…

”条件付き首脳会談”を放棄した中韓

先日、APECの開催に合わせて、曲がりなりにも日中首脳会談が実現しましたが、会談実現によって、従来の中国側の”条件付き首脳会談”という国際社会の非常識を改めさせたことだけは、評価できるのではないかと思うのです。 条件付き首脳会談”とは、いわば、外…

京大私服警官取り押さえ事件―大学にはテロ活動の自由はない

先日、京都大学構内で、大学生が私服警察官を取り押さえるという事件が発生しました。マスコミやネットの一部では、当学生を英雄視する論調も見られますが、この行為、批判されこそすれ、擁護すべきことではないと思うのです。 当学生を擁護する側の見解によ…

解散は不要では?-消費再増税を掲げる政党はない

消費再増税の判断に関連して、来週に衆議院を解散とする早期解散説がまことしやかに報じられています。しかしながら、この解散、必要なのでしょうか? マスコミ等の報道によりますと、安倍首相は、消費再増税の延期を決定した上で、アベノミクスの是非を国民…

「進化論」から見えてくる人類共通の脅威:チンパンジーと同じ悪しき特徴を有してしまっている人々の支配欲は要注意事項

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。類人猿から人類への進化の過程におきまして、チンパンジーと同じ悪しき特徴を有してしまっている人々が、この地球上に‘人類’として存在してしまっている問題について、指摘させていただ…

”中寇”の時代の到来か―傍若無人な中国の密漁船段

未だに帝国を気取る中国の時代錯誤ぶりには驚かされますが、小笠原諸島に出現したサンゴの大密漁船団は、”中寇”の時代の到来を予感させます。 中国は、今や世界第2位の経済大国にのし上がり、世界のリーダーを標榜しております。しかしながら、その行動に注…

日中合意文書-玉虫色は外交のプロか?

ディプロマティック(外交的)という言葉は、諸外国においても、言葉巧みに相手を動かし、自己の目的を達成するプロ的な能力を評価する際に使われています。昨日公表された日中合意文章もまた、両国で異なる解釈がなされる余地がある点において、極めて精巧…

河野談話の問題8-河野談話と朝日記事の合作

河野談話の問題シリーズは、一先ずは、本日を最終回といたしますが、最後に指摘しておくべきことは、国際社会に流布された慰安婦像は、河野談話と朝日記事の合作であることです。 河野談話の策略とは、針小棒大によるイメージ操作であり、全くの虚偽ではない…

河野談話の問題7-慰安婦訴訟への言及

河野談話の最後は、「なお、本問題については、本邦において訴訟が提起されており、また、国際的にも関心が寄せられており、政府としても、今後とも、民間の研究を含め、十分に関心を払って参りたい。」という一文で締めくくられております。第7番目の問題…

河野談話の問題6-河野氏は日本国民を代表しているのか?

河野談話の第6番目の問題点は、河野氏が、あたかも日本国民を代表しているかのように談話を公表していることです。 先日の記事で指摘したように、第五段落の文章は、「われわれは…」で始まっております。河野談話の公表については、日本国民は、事前に何ら…

河野談話の問題5-”歴史の真実”?

河野談話の問題点の第5番目は、”歴史の真実”という言葉が使われていることです。 先の記事でも指摘したように、河野談話には、読者を拡大解釈や事実誤認に導く仕掛けが施されています。明確、かつ、具体的な数字や根拠を示すことなく、文章による印象操作の…

「進化論」から見えてくる人類共通の脅威: ヘロドトスの知っている世界と知らない世界

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。 去る11月2日、ニューヨークタイムズ紙(日本語版)にて、「人間は元来残忍なのか―祖先のチンパンジーにみる本性」とするタイトルにおきまして、99%人類と遺伝子が同じであるチン…

河野談話の問題4-朝鮮人女性の被害誇張

河野談話における次なる問題点は、朝鮮人女性の被害を意図的に誇張していることです。 河野談話の中断の部分(第3段落)は、朝鮮半島に関する記述に割さかれており、「なお、戦地に移送された慰安婦の出身地については、日本を別とすれば、朝鮮半島が大きな…