時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

救世主思想を悪用したチンギス・ハン

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。チンギス・ハンが、超古代思想における「最後の審判の日」を悪用したことにつきましては、以下の点も指摘することができます。 『聖書』「旧約聖書」(エゼキエル書第8章14・15節…

チンギス・ハンによる「0・1・2・6の法則」の悪用

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。チンギス・ハンによる超古代思想の悪用につきましては、以下の点も指摘することができます。 本ブログにて、『聖書』「ダニエル記the Book of Daniel」と「黙示録the Revelation」、並…

チンギス・ハンは人類史上稀代の詐欺師

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。かくも残忍で野蛮なモンゴル思想の根源はどこにあるのか、といった問題を考える上で、遊牧民族が、得てして、盗賊・匪賊であった点に注目する必要があるかもしれません。中国大陸・ユ…

奴隷貿易が十字軍を停止させた?

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。3月25日付本ブログにて、モンゴルの征西によって征服された諸国民は、ヴェネチア商人によって奴隷化された点について述べました。 当初においては、エジプトの奴隷市場で売買され、…

貿易の独占を好んだヴェネチア人の謀略

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。今日は、ヴェネチア商人の問題について扱います。ヴェネチア商人は、世界大のユダヤ人ネットワークを通して、モンゴルとの間に謂わば‘独占奴隷貿易契約’を実現させていたわけですが、…

モンゴルの奴隷貿易と”ユダヤ人”の責任

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。モンゴルによる奴隷貿易をめぐっては、仲介業者にも注目する必要があるかもしれません。昨日、モンゴルによって奴隷化された人々は、主に、イスラム諸国に売られていった点を指摘いた…

イスラム教国に売られていったヨーロッパの人々

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。モンゴルの時代が、十字軍の時代でもあったことに、注目する人は少ないかもしれません。しかし、モンゴルのヨーロッパ征服事業と十字軍とは、関連しているようなのです。ガブリエル・…

モンゴルの奴隷貿易

本日も古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。モンゴルの奴隷貿易について、ガブリエル・ローナイ氏の『The Tartar Khan’s Englishman』は、モンゴルの奴隷貿易につきまして以下のように記しております。 ――The Mongols used their t…

慰安婦問題と朝鮮半島のモンゴル支配

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。モンゴルの残虐性につきましては、以下のような点も近現代史との関連で注目されるかもしれません。ガブリエル・ローナイ氏の『The Tartar Khan’sEnglishman』は、モンゴルが占領地で…

モンゴル思想の残虐性-侵略の肯定

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。3月8日付本ブログにて、モンゴルが急速に拡大した理由として挙げた10点のうち、今日は、「9)徹底した殲滅作戦を実行した(モンゴル軍の侵略を受けた国々では、国土は焦土と化し…

世界幸福度調査不必要・害悪論

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。昨今、国連の「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SustainableDevelopment Solutions Network、以下SDSN)」が発表した、2017年版の『世界幸福度レポート』では、日本…

ユダヤとモンゴルの悪しき相乗効果

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。ガブリエル・ローナイ氏の『The Tartar Khan’sEnglishman』に登場する謎の英国人、ロバートMaster Robertがモンゴルに至るようになった経緯として、昨日は、バビロニア(カルディア)…

バビロニアのユダヤ教徒と遊牧民族の世界を繋ぐアジア貿易

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。1世紀以降、バビロニア地域(ユーフラティス川の中下流域)に移住して自治市や村をつくってコミュニティーを形成するようになっていた「ユダヤ教徒」たちは、先祖伝来の12(13)…

バビロニアのユダヤ教徒コミュニティー

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。ヘロデ王朝は、西暦44年に滅亡し、ローマ領となります。その後、西暦135年頃から、ユダヤ人の離散diasporaがはじまりますと、このイドメア系のネオ・ユダヤ人を含むようになった…

”ユダヤ人”の二面性の起源

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。近代ユダヤ人の性格をめぐりましては、「流浪の民であるから、国家意識、ならびに、いかにして国家を統治すべきであるのか、といった観点に欠けている」とする批判や非難をしばしば耳…

近代ユダヤ人が遊牧民族的性格を有している理由

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。現代ユダヤ人を特徴づける遊牧民族的性格の起源は、あるいは、元祖、ネオ・ユダヤ人とも称すべきイドメア人に求めることができるかもしれません。 紀元前1世紀の頃までのユダヤ人は、…

ユダヤ人と遊牧民族問題

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。そもそも、「キリスト人」という特定の民族が存在していないのと同様に、本来、「ユダヤ人」という特定の民族は存在しておりません。キリスト教を信仰する人々の集団を指す場合「キリ…

‘成り済まし’の起源は遊牧系思想か?

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。ネオ・ユダヤ人問題とモンゴル問題との関連につきまして、一つここで、考えねばならない点は、征服した民族や自分よりも強いと認識する民族名を名乗るという奇妙な風習です。 ガブリエ…

今日の移民問題を想起させるモンゴルの侵略の手口

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。モンゴルの急速な拡大の要因、すなわち、侵略の手口として、「外交使節は冒すべからざる存在」であると位置付け、野蛮で無礼なモンゴル使節に何らかの侮辱や危害が加えられると、罰す…

森友学園問題はモンゴル思想問題

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。昨今、森友学園という‘教育施設’が、不正、詐欺、教育方針などの様々な点から問題視されておりますので、今日は、特に、森友学園の教育問題をめぐり、「7)兵士は、上司に対して絶対…

不敬罪と専制支配

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。昨日は、モンゴルの急速な拡大の要因、すなわち、侵略の手口として、「外交使節は冒すべからざる存在」であると位置付け、相手国に対して、いきなり無血開城、全面降伏を求める‘最後通…

モンゴルの傲慢な侵略口実

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。今日は、モンゴルの特徴として挙げた10点のうち、第二点「2)侵略対象国に対し、一方的にモンゴルの支配を受け入れるよう‘通牒’を送り付け、拒否すると有無を言わさず軍事行動を起…

モンゴル思想の危険性-世界支配のカルト的正当化

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。昨日モンゴルが急速に拡大した理由として、その10の特徴を指摘いたしました。今日はその内の「1)モンゴル人は、「モンゴルが世界を支配するのは当然」と考えるカルト思想の持ち主…

ネオ・ユダヤ組織の思想の起源もモンゴルか

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。高麗王朝および李氏朝鮮とモンゴルとの密接な関係を概観してきましたが、ここで、モンゴルと朝鮮半島との関連が、なぜネオ・ユダヤ組織との関連において、今日でも問題となるのか、こ…

李氏朝鮮とモンゴルとの密接な関係

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。今日は、李氏朝鮮とモンゴルとの密接な関連について概観しておくことにしましょう。 李氏朝鮮を開いた李 成桂(り せいけい、在位:1392-98年)は、元(モンゴル)の武官であっ…

朝鮮半島とネオ・ユダヤ組織との繋がり

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。旧満州(モンゴル・タタール)地域とネオ・ユダヤ人組織との関連につきましては、高麗、並びに、李氏朝鮮問題にも注目してみる必要があるかもしれません。今日は、高麗とモンゴルとの…

満州国とネオ・ユダヤ人組織

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。明治時代、日清戦争(1894~95年)、義和団の乱(1899~1901年)、日露戦争(1904~05年)などを通しまして、日本国は、中国大陸東北部、すなわち、満州地域に対…

日露戦争とネオ・ユダヤ勢力の誤算

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。日本の‘近代皇室’、ならびに、政府組織の上層部にネオ・ユダヤ組織は大きな影響を持つようになっていたと推測されますが、日本国政府、ならびに、日本国民のすべてが、ネオ・ユダヤ組…

ネオ・ユダヤ組織の大津事件関与を示唆する有栖川宮威仁親王と英国王室との関係

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。昨日、大津事件の背景には、英王室と近い関係にあるネオ・ユダヤ組織の問題がある可能性を指摘いたしましたが、この点につきましては、ニコライ皇太子の来日の際の接遇の責任者であっ…

日英同盟の背後にあったネオ・ユダヤ組織

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。日露戦争の背景として、1902年に締結された日英同盟にも注目して見る必要があるようです。本ブログにて、再三にわたって述べてまいりましたように、ヴィクトリア女王以降、英国の…