時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

首相の米議会演説-非常識な韓国の謝罪要求

本日未明に安倍首相が米議会で行った演説は、歴史的な演説として、概ね好評であったようにお見受けします。もっとも、慰安婦問題に対する謝罪がないとして、マイク・ホンダ議員といった親韓政治家や中韓等の一部メディアからは批判の声もあるようです。 しか…

真珠湾攻撃は戦争の原因ではなく手続法違反であった

昨日、ニューヨークタイムス紙に紙面に、韓国の大学教授が”真珠湾攻撃を覚えていますか”とする広告を掲載したそうです。安倍首相の訪米を契機とした日米協調を阻止するための妨害活動の一環なのではないかと推測されます。 アメリカでは、真珠湾攻撃こそが太…

「進化論」から見えてくる人類共通の脅威:『聖書』「黙示録」を信じて「野獣型人類 beast human」に対する神の裁きを待つ案

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。前回(4月21日)、「野獣型人類 beast human」に世界権力を掌握されないための解決案として、穏便な案から残酷な案まで、4つの案を提示させていただきました。今回は、「『聖書』「…

福知山線脱線事故で運転手の責任を問う理由

昨日、10年前に発生した福知山線脱線事故について、運転手の責任が曖昧であるとする記事を掲載しましたが、本日は、何故、運転手の責任を問うべきなのか、その理由を説明したいと思います。 事故を起こした運転手は既に亡くなっており、今となっては、責任の…

福知山線脱線事故から10年-曖昧にされてきた運転士の責任

福知山線脱線事故から10年が過ぎ、事故現場の近くでは、犠牲者を悼んで追悼の慰霊式が行われたそうです。この事故によって、偶然に乗り合わせた多くの人々が命を落としたことを考えますと、まことに心が痛みます。 今日のマスコミ報道では、当事故の被害につ…

元韓国人慰安婦の証言は偽証の証明では

安倍総理の訪米を前にして、米国内における韓国のロビー活動や反日工作も熱を帯びてきているようです。昨日も、元韓国人慰安婦が、メディアの前で日本国に謝罪を求める会見を開いたそうです。 しかしながら、韓国の宣伝活動には効果があるのでしょうか。元韓…

川崎市・北朝鮮ルートは存在するのか?

本日、新聞紙上に二つの関連が疑われる記事を発見しました。二つの記事は、別々の新聞に掲載されたのですが、これらの記事から浮かび上がるのは、川崎市・北朝鮮ルートの存在です。 記事の一つは、日経新聞に掲載されたものであり、川崎商工会議所が中国自治…

千代田区議会選挙の「裸のポスター」-意図を読み解く

今月26日に予定されている千代田区議会選挙。この選挙の選挙ポスターに、驚くべきことに「裸のポスター」があるというのです。果たして、このポスターに隠されている候補者の意図とは何なのでしょうか。 人間とは何か、という根源的な問いに対して、古来、様…

実証の日本vs.プロパガンダの中韓の構図に

安倍首相の米議会演説を前にして、アメリカ国内では、中国系、並びに、韓国系の団体による反日活動が活発化しているそうです。慰安婦問題等の”歴史認識”に至っては、韓国系団体がアメリカのPR会社と契約を結んだとも伝わります。 中国や韓国による”歴史問題”…

「進化論」から見えてくる人類共通の脅威:「野獣型人類 beast human」と「神様志向型人類god (goddess)-minded human」問題の解決案

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。前回、「野獣型人類 beast human」と「神様志向型人類god (goddess)-minded human」との間に、それぞれが異なる理想の世界を求めるがゆえの衝突が予想されてくると述べました。 「野獣…

GPIFがAIIBファンドの”ねぎ鴨”となるリスク

1年と少しばかり前となる2013年12月10日に発信された、”日本国の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、海外のインフラファンドへの投資に乗り出す”とする記事を発見いたしました。この記事には、昨今のAIIBの動向を考えますと、危ない予感がいたします…

村上春樹氏への疑問

村上春樹氏と言えば、毎年、ノーベル文学賞の候補者としてその名が挙がっております。国際的な知名度が高いだけに、その発言も注目されるのですが、先日、歴史問題について発言したところ、物議を醸しだしております。 氏の発言とは、、「細かいことはともか…

沖縄県民は中国共産党の支配を受けたいのか?

民主党政権時代に鳩山元首相が普天間基地の移設問題の見直しを提起して以来、政府と沖縄県の関係はぎくしゃくしたままです。翁長知事の態度は、あたかも自らを”独立国”の長の如くに演出しているかのように見えます。 先の中国への訪問に次いで訪米をも予定し…

AIIBは行く先不明のバス

中国経済の減速が報告される中、AIIBの行く先にも不透明感が漂っております。創設メンバーの締め切りが3月末であったこともあり、日本国の不参加は、大失敗であったとする意見も聞かれます。 ”バスに乗り遅れるな”論の人々は、中国が運転手となるバスの行く…

福井地裁の仮処分―原子力規制委員会が無意味に

昨日は、高浜原発の再稼働を止めた福井地裁の仮処分は、司法の越権行為ではないか、とする記事を掲載しました。本日は、司法の不当な介入が、原子力規制委員会の設置を無意味にしてしまう恐れについて指摘しておきたいと思います。 福島第一発電所の事故対応…

高浜原発仮処分-裁判所による行政権の侵害では

昨日、福井地方裁判所は、高浜原発の再稼働について、住民による差し止の申し立てを認める仮処分を決定しました。この地裁の仮処分、権力分立を脅かす、司法権による行政権の侵害なのではないいでしょうか。 再稼働を認めない理由として、福井地裁の樋口裁判…

「進化論」から見えてくる人類共通の脅威:人類の進化の多様性がもたらす危機

今日は、久しぶりに、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。前回、本年1月22日付本ブログにて、「野獣型人類 beast humanと神様志向型人類god(goddess)-minded humanによる異なる2つの‘理想の世界像’」とする副題にて、進化の過…

政治家の通名問題

昨日は、立候補者のひらがな書き問題について記事を書きましたが、この件につきまして、立法府と行政府とでは通名に関する扱いが違うとの情報をいただきました。知事や市長といった行政府のメンバーを選ぶ場合には、戸籍上の本名を用いなければならないので…

日本の選挙の非日常性-奇妙なひらがな書きの候補者名

本日は、多くの地方自治体で選挙が実施されましたが、選挙公報を眺めていますと、奇妙な感覚に囚われます。全ての候補者の表記が、漢字とひらがなの組み合わせなのです。 氏名のうち、姓がひらがな書きの候補者もあれば、名前がひらがな書きの候補者もあるの…

日本人高校生韓国窃盗事件-韓国司法への不信

昨日、日本人高校生22名による韓国での集団窃盗事件につきまして、記事を認めましたところ、 ”何でもかんでも韓国が悪い、そうじゃなければ陰謀だ では説得力がない”とするお叱りのコメントをいただきました。情報不足の段階で記事を作成したため、憶測が外…

日本の高校生集団万引き事件の謎

報じられるところによりますと、日本の高校生22人が、韓国において集団万引きを行ったとして検挙さらたそうです。この事件、謎がないわけではありません。 事件が起きた時刻は、先月3月27日の午後10時のことであり、店員が出勤していない時間帯を見計らって…

翁長知事の訪中問題-会談内容の公開を

普天間基地の辺野古への移設に立ちはだかる翁長沖縄県知事。その翁長知事は、今月12日より、河野元衆議院議長と共に、中国を訪問するそうです。さぞや、両人には大歓待が待っていることでしょう。 河野・翁長両氏の訪中については、表向きは、中国人観光客の…

沖縄の危機-中国は最初はチベットにも優しかった

知事に就任してからまだ日も浅い中、辺野古基地建設にストップをかけるべく、翁長知事が動いたことから、にわかに政府と沖縄県の間の緊張が高まっております。翁長知事は、親中派政治家の一人ですが、沖縄の将来を本気で心配しているのか、疑問なところです。…

尖閣諸島・竹島の教科書記載-両論併記論の逆効果

教科書検定を経て、日本国で使用される教科書の殆ど全てに尖閣諸島、並びに、竹島問題が記載される件について、早速、韓国政府から抗議の申し入れがあったそうです。 ところで、マスメディアの中には、バランスに配慮して、日本国政府の見解のみならず、相手…

”沖縄にいらない基地”とは何なのか?

”基地はいらない”は、沖縄県の世論ということにされています。先日、県知事に当選した沖縄県の翁長県知事も、普天間基地の辺野古の移設を阻止する構えを見せています。 県知事は、移転阻止を訴えて当選したのですから、公約を実行しようとしているのでしょう…

AIIBによる北朝鮮融資は重大な結果を招く

参加予定を表明した国が50各国を超えたAIIB。設立協定も作成されていないため、海のものとも、山のものとも分かりませんが、最悪の融資先は北朝鮮ではないかと思うのです。 北朝鮮がAIIBへの参加を申請したところ、中国からにべもなく断られたことは、既に報…

疲労感が増す韓国高官の100回謝罪発言

報道によりますと、日本国内において、慰安婦問題について疲労感が広がっていることに反応して、韓国政府の高官は、”加害者は100回謝罪しても当然”と発言したそうです。この発言、日本国の疲労感をさらに強めるばかりではないかと思うのです。 二つの点で、…

厚労省の日本人拘留者名簿公開-遂に明かされる朝鮮半島日本人犠牲者

厚労省は、旧ソ連邦が設置した「第53中継収容所」で亡くなった869人の日本人の方々の名簿をホームページ上に公開するそうです。名簿の中には、民間の女性や子供達の名前も見られるそうです。 これまで、戦後の朝鮮半島にで起きた日本人の悲劇は、戦後史に…

中国主導のAIIBの参加を見送った日米

3月31日の申請締切日が過ぎ、中国主導で進められてきたAIIBには、51カ国が参加を表明いたしました。日米は参加を見送りましたが、中国側は、”期日が過ぎても、日米の参加を待つ”と述べております。 ”日米の参加を待つ”とする中国の言葉、これは、何を意味し…

慰安婦問題の日韓根競べの先は?

自民党の高村副総裁が、訪問先のアメリカにて、慰安婦問題については”何度も蒸し返され、くたびれた”と漏らした報じられております。実のところ、日本国民の大半も、この問題には、心底、くたびれているのではないでしょうか。 高村副総裁の言葉は、膠着状態…