時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

事件

蓮舫代表の戸籍謄本提出拒否問題-疑惑は”隠す”と増大する

民進党の蓮舫代表は、自身の国籍未選択疑惑について、証拠となる戸籍謄本の提出を拒否したそうです。”個人的な問題”と説明したそうですが、政治家は公人ですので、この言い分で世論が納得するとも思えません。 ところで、蓮舫代表は、”隠す”という行為が、他…

長野女児行方不明事件-”警察審査会”も必要では?

先日、長野県で行方不明となった小学校1年生の女児が、川で遺体として発見されるという痛ましい事件がありました。マスコミも大きく報じたため、国民の関心を集めることとなりましたが、長野県警は、女児は誤って川に転落した可能性が高いとし、事件性を認…

納得できない東住吉事件の再審

大阪府の東住吉区で小学6年生の女子が焼死した保険金殺人事件。有罪判決を受けて服役していた実母と義父(内縁の夫)が再審を訴えてきた事件ですが、今般、大阪地裁の再審で検察が有罪の求刑を見送ったことから、無罪となる可能性が高いと報じられておりま…

東京五輪エンブレム問題-欠如している審査員の審美眼

東京オリンピック・パラリンピックのエンブレム問題は、一難去ってまた一難の様相を呈しております。佐野氏の起用による”パクリ問題”の反省から、公募制を導入したものの、最終案として残った4作品とも、今一つの出来栄えばかりなのです。 A案は日本国の伝…

STAP細胞のミステリー

STAP細胞をめぐる騒動は、理研による再実験と調査報告等を経て、ES混入説で一先ず落ち着きを見せていましたが、先日、小保方氏の著書が出版されたことにより、謎が謎を呼ぶ展開となっております。氏の著書を読んだわけではないのですが、聞き伝わる情報によ…

東住吉事件-再審でも有罪となる可能性

マスコミでは、無罪確定のような報道ぶりですが、東住吉事件は、再審が認められても有罪判決が出る最初のケースとなる可能性があるのではないかと思うのです。 刑事事件では、状況証拠だけでは有罪判決を出すのは難しいとの指摘があり、兎角に、動かぬ証拠と…

疑問に満ちた東住吉事件の再審決定

今から20年ほど前、大阪市東住吉区では、小学6年生の女児が自宅の車庫での出火により、隣接する風呂場で死亡する事件が発生しました。この事件、犯人は、同居していた母親とその内縁の夫とされていましたが、先日、再審が決定されたことから、俄かに注目を…

SEALDs最大の弱点-正体を明かせないこと

一昨日の国会前デモに参加したとされるSEALDs。”一般の学生”を装いながら、共産党系の団体である民青を主力とする説が有力です。 マスコミ各社の報道を見ますと、SEALDsの背景については組織的背景を示唆する憶測記事もないわけではありませんが、その正体…

泥沼のエンブレム問題

ネット投票の結果のようですが、2020年の五輪エンブレムの変更を求める声は、95%にも上っているそうです。こうした中、組織委員会側が白紙撤回拒否の姿勢を貫く一方で、ベルギー・デザイナー側も、スイスでの提訴を検討していると報道じられています。先日…

五輪デザイン問題-”密室”が問題なのでは?

2020年の東京オリンピック・パラリンピックは、デザイン問題が噴出した大会として記憶されそうです。新国立競技場、案内ボランティアの制服、エンブレム…と、何れもデザインに関連する問題ばかりが持ち上がっているからです。 新国立競技場はコスト高、案内…

高槻中一殺人事件-犯人の属性と”ネトウヨ”批判

極めて惨たらしい姿で発見されることになった寝屋川市の二人の中学一年生。将来のある中学一年生を手にかけた犯人の非道さに、多くの国民が憤りを感じているはずです。犠牲になられたお二人の方には、心よりご冥福をお祈り申し上げます。 この事件につきまし…

福知山線脱線事故で運転手の責任を問う理由

昨日、10年前に発生した福知山線脱線事故について、運転手の責任が曖昧であるとする記事を掲載しましたが、本日は、何故、運転手の責任を問うべきなのか、その理由を説明したいと思います。 事故を起こした運転手は既に亡くなっており、今となっては、責任の…

福知山線脱線事故から10年-曖昧にされてきた運転士の責任

福知山線脱線事故から10年が過ぎ、事故現場の近くでは、犠牲者を悼んで追悼の慰霊式が行われたそうです。この事故によって、偶然に乗り合わせた多くの人々が命を落としたことを考えますと、まことに心が痛みます。 今日のマスコミ報道では、当事故の被害につ…

曖昧な幕引きがオウム真理教信者を増やす

地下鉄サリン事件から20年が過ぎた今日、若者を中心に再びオウム真理教系新興宗教の信者が増加傾向にあるそうです。 国家転覆を企んだとされる地下鉄サリン事件をはじめとした数々のテロ事件を覚えている人々にとりましては信じがたいことなのですが、オウム…

都議会ヤジ事件に見え隠れする韓国の影

都議会におけるヤジ事件は、被害を訴えた塩村議員が、外国人特派員協会で会見を開いたことから、外国のメディアにも取り上げられることになりました。この行為は、”売国的”であるとして批判をうけていますが、一連の動きには、”慰安婦問題”の影が見え隠れす…

女子大生昏睡事件―男子学生に見るジェンダー政策の無駄

大手の新聞社が記事にはしていないものの、先日、新宿のコマ劇場の前で、テニス・サークルに所属する多数の女子大生が昏睡状態に陥り、路上に倒れた事件は、ネット上では、数々の憶測を呼んでいます。 泥酔にしては昏睡度が高いため、飲み物に薬物が陥入され…

パソナ疑惑の深刻さ-警察は徹底した捜査を

芸能人が麻薬容疑で逮捕されたことから、人材派遣業の大手であるパソナに対する疑惑が報じられるようになりました。この問題、実のところ、刑事事件に留まらず、日本国を揺るがしかねない事件に発展しそうな気配がするのです。 報道によりますと、逮捕された…

日本人を狙った生野区通り魔事件ー検察審査会の出番では

今年の5月22日に、大阪市生野区新今里の住宅地で起きた生野区通り魔事件。昨日、大阪地検は、韓国籍の容疑者を不起訴処分としたと報じられました。この事件、面識のない不特定多数の人を狙った点において”無差別”と表現されていますが、その実、日本人をター…

宝塚市役所放火事件―容疑者を庇うマスコミの罪

昨日、宝塚市役所で起きた事件は、火炎瓶の投げ付けるという凶悪な犯行であり、一つ間違えますと、居合わせた市民も巻き添えとなり、多数の死傷者を出すところでした。如何なる理由があろうとも、許されない犯行なのですが、何故か、マスコミは、”腕の良い職…

ヨウ素剤を配布しなった菅前首相

昨日、テレビの番組で、福島第一原発の事故に際して、政府は、ヨウ素剤を周辺住民に配布しなかったことが、問題として取り上げられていました。菅前首相は、”原発事故を最小限に抑えた功績は自分にある”と主張していますが、ヨウ素剤を配布しなかったという…

事実としての在日韓国・朝鮮人の脅威

マスコミは、曖昧にしか報じないのですが、最近、日本各地で発生している猟奇的とも言える残虐な事件には、必ずといってよいほどに、在日韓国・朝鮮人の人々が加害者側として関わっているそうです。 在日韓国・朝鮮人の人々は、日本国の治安にとって、深刻な…

大津いじめ事件と尼崎事件―無法地帯問題

兵庫県の尼崎市で発生した殺人事件は、その想像を絶する手口や犯人の異常さから、マスコミをはじめ、国民の注目を集めることになりました。そしてこの事件、どこか、滋賀県の大津市で起きた中2生徒のいじめ事件と、問題の構図が似通っていると思うのです。 …

ips臨床虚偽事件の闇

山中教授のノーベル賞受賞に日本列島が祝福の声で湧く中、森口尚史と名乗る日本人研究者が、ips細胞移植の臨床実験に成功したとするニュースが、読売新聞の一面を飾ったそうです。事実であれば、こちらも快挙なそうなのですが、虚偽の疑いが濃厚と報じられて…

オリンピック開会式選手団退場事件―がれきメダル説の真偽

ロンドン・オリンピックの開会式の入場行進に際して、日本選手団が、強制的に退場させられてしまった事件。IOCによる公式の発表はなく、真相は、まだ明らかにはなっていないようです。 こうした中で、強制退場の原因は、がれきメダルにあったのではないかと…

オリンピック開会式―ミスター・ビーンの痛烈な風刺

ロンドン・オリンピックでは、イギリス出身の世界的コメディアンとして知られるミスター・ビーンも登場し、会場を盛り上げたと伝えられています。ミスター・ビーンの持ち味は、本音を風刺することにあるそうなのですが、今回の演出もまた、痛烈な皮肉が込め…

大津市いじめ事件―警察は加害者側の味方なのか?

大津市で発生したいじめ事件では、ネット上に加害者に関する誤った情報が流されたため、偽情報で被害を受けた人が、警察に訴えるという事件を併発したそうです。この被害届、即、警察によって受理され、今後は、ネットに情報を流した人が逮捕されるという展…

ニコン従軍慰安婦写真展問題―表現の自由は捏造を保護しない

先日、ニコンが、”従軍慰安婦写真展”の開催を予定していた韓国籍の写真家に対して、自社が運営する会場の貸し出しを中止したところ、地裁から、会場の使用を認めるよう仮処分が下されたそうです。ニコン側は、即、異議申し立てを行ったそうですが、この問題…

東電OL殺人事件に闇はあるのか?

昨日、15年前に発生した東電OL殺人事件について、二審で有罪判決が確定していたネパール人の男性に対して、東京高裁は、再審の開始を決定ました。この事件、数々のノンフェクションや小説の題材ともなってきたのですが、単なる個人間に発生した事件に過ぎ…

小沢氏無罪―政治家の腐敗対策を

本日の地裁の判決により、小沢氏は、無罪を言い渡されはしましたが、”疑わしきは罰せず”の精神に基づいて、証拠不十分のために、かろうじて無罪となったに過ぎないようです。 小沢氏のように不動産購入など、蓄財に励む政治家が政界にのさばってしまうのは、…

オリンピック出場の猫氏にCM効果はあるのか?

カンボジアの特別枠からロンドン・オリンピックに出場する猫ひろし氏。カンボジア国籍を取得しての出場枠獲得については、非難が声が、多数寄せられているそうです。その一方で、CMの出演料は、1億円にも上ると見積もられており、この事件の背景が見え隠れ…