時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

仏漫画祭韓国慰安婦展に対する日本政府の対応―”解決済み”では逆効果

予測されていた通り、韓国は、フランスで開催されているアングレーム国際漫画祭において、漫画企画展として「慰安婦展」を開催したそうです。一方、日本側が準備してきた”対抗漫画”は撤去させられたというのですから、主催者側のアンフェアな対応には落胆さ…

新たな”戦犯”をつくった罪深き河野談話

首相の靖国神社参拝に対して、中韓政府は、東京裁判におけるA級戦犯の合祀を持ち出して、対日批判を展開しておりました。しかしながら、東京裁判で有罪判決を受けた人々については、実のところ、サンフランシスコ講和条約第11条の手続きに基づいて、国会での…

竹島問題-広がらない韓国への支持

日本国の文科相が、学習指導要領解説書に竹島は日本国固有の領土と明記したことに対して、韓国の慶尚北道の知事が、竹島に抗議の上陸をした上に日本糾弾の声明を発表したと報じられております。日本国の行為は、”国際社会から厳重な叱責と批判を受ける”と…。…

韓国は自国に慰安婦制度がなかったと証明できるのか?

NHKの籾井会長の発言に対して、韓国の与野党が謝罪と辞任を求めていると報道されております。内政干渉も甚だしいのですが、それでは、韓国側は、自国に慰安婦制度がなかったと証明できるのでしょうか。 韓国は、籾井会長の発言を否定するならば、発言内容が…

東京都知事選-奇妙な日経の世論調査

本日の日経新聞の朝刊に、都知事選の序盤戦についての世論調査が記事として掲載されていました。見出しでは、「舛添氏先行、細川氏追う」なのですが、奇妙なことに、紙面の隅々を探しても各候補者の支持率を示す数字が見当たらないのです。 通常ならば、世論…

自らの進退を懸念すべきは会長ではなくNHK職員では?

NHK会長への就任記者会見において籾井新会長が述べた発言内容について、左傾のマスコミや民主党等から批判の声が上がっているようです。進退問題に発展しかねないと…。 進退問題への言及は、批判者側の願望なのでしょうが、真に自らの進退を懸念すべきは、NH…

東京都知事選-マスコミは候補者情報の提供に徹して

混戦模様の都知事選にあって、有権者が最も必要としてるのは、各候補者に関する情報です。ところが、マスコミは、世論誘導には熱心であっても、候補者情報については十分な社会的役割を果たしていません。 マスコミが報じないとなりますと、本人が公表しない…

東京都知事選に見え隠れする中国の影

今回の東京都知事選ほど世論調査の結果に違いが見られる選挙も珍しく、二強構図は大きく後退して混戦模様となっているようです。 一部のマスコミや候補者は、脱原発のみを争点に据えたいようですが、新聞各社の論調も、エネルギー政策のみならず、東京オリン…

東京都知事選-不自然な原発争点化

本日、東京都知事選の告知日を迎え、各候補者は、早速に街頭演説に立ち、有権者に支持を訴えたそうです。選挙の争点の一つとして、原発の行方が問われており、一部マスコミやネット上のブログの記事などでも、本選挙最大の争点のような論調も見受けられます…

竹島日本領の江戸時代地図-追い詰められる韓国

竹島問題について、日本国政府によるICJへの共同提訴を頑なに拒んでいる韓国。その理由は、”歴史的にも法的にも疑いのない韓国領”ということなのですが、この言い訳、もはや通用しない段階に来ております。 本日の新聞では、各社とも、島根県の竹島問題研究…

我が国の3・4世紀は諸勢力の分裂状態

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。今回のテーマも、日本書紀紀年法のプラス・マイナス120年構想についてです。 前回の1月14日付の本ブログ記事におきまして、「189年間を扱っているという視点から、神功紀を検証…

東京都知事選-マスコミの次なる作戦は沈黙作戦?

ネット上では、東京都知事選はホットな話題ですが、田母神氏優勢の報を受けてか、マスコミの東京都知事選に関する報道は、気のせいか減少してきているように思えます。マスコミは、どうやら、二強構図作戦から、有権者の選挙への関心を低下させる作戦へと方…

東京都知事選-田母神現象の意味

ラジオNIKKEIの世論調査で80%を超える支持を集めたため、ネット上では、東京都知事選は、田母神俊雄氏が圧倒的な得票数で当選するのではないか、とする予測が飛び交っております。田母神氏が有権者の支持を集めているとしますと、それは、何を意味するので…

東京都知事選はマスコミ選挙誘導の終焉となるか?

東京都知事選については、マスコミが二強構図へと誘導する中、ラジオNIKKEIが実施した世論調査によりますと、田母神俊雄氏が、75.64%という圧倒的な数字で支持を集めているそうです。 もし、この数字が有権者の凡その投票傾向を表しているとしますと、東京…

東京都知事選-影の争点は民族問題?

東京都知事選では、自民党の東京都連のみならず、自民党本部も枡添氏に対する支持を固めた模様です。先の総選挙では、”日本を取り戻す”を掲げて大勝しながら、都知事選では、その逆の候補者への支援を決定したことは、まことに不可解なことです。 マスコミで…

東京都知事選は混戦では?-マスコミの世論誘導は罪深い

昨日は、都知事選の二強構図化は、壮大な陰謀ではないか、とする記事を掲載いたしましたが、選挙に際してのマスコミの世論誘導ほど無責任であり、罪深いものはないと思うのです。 ”マスコミ主導”の選挙には、民主党政権の誕生で国民の多くは懲りております。…

東京都知事選は壮大な陰謀か?

昨日、細川護熙元首相が都知事選への立候補を正式に表明したことを受けて、マスコミの大半は、東京都知事選は、枡添要一氏との一騎討ちの構図になると報じています。しかしながら、現状を見ておりますと、ふと、東京都知事選は、壮大な陰謀なのではないかと…

神功紀の編年構造が解明されたことの意義

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。今回のテーマは、日本書紀紀年法のプラス・マイナス120年構想についてです。前回の1月7日付の本ブログ記事に引き続きまして、神功紀のマイナス部分について説明してまいります。 『…

韓国は国連加盟と共に竹島問題の平和的解決義務が生じるのでは?

韓国が竹島を不法占拠した時、朝鮮戦争において国連軍が出動しながら、韓国自身は、国連の加盟国ではありませんでした。北朝鮮と共に南北両国が国連の加盟国となるのは、1991年9月のことです。 このことは、李承晩ラインが引かれ、竹島が不法占拠された時期…

反日より失礼な韓国の用日論

建国以来、韓国は、国策として反日政策を遂行する一方で、様々な局面で日本国から莫大な経済支援を受けてきました。近日中にも、IMFの査定報告書次第では危機が再燃するらしいのですが、さすがに先行きを案じたのか、韓国国内では、反日よりトーンを和らげた…

カジノ誘致には住民投票を

東京都知事選では、立候補者がおよそ出揃った感があります。各候補者がカジノ誘致に対してどのような態度を示すのか関心を寄せていたのですが、この件に関して、これまでのところ、どの候補者も明確な公約は掲げていないようです。選挙の争点ともなりそうな…

東京裁判よりも酷い”慰安婦問題”の政治決着

68年前の東京裁判については、勝者が敗者を裁く政治裁判として、既に数多くの欠点が指摘されております。ところが、慰安婦問題については、戦後、半世紀ほどが経過した時点で提起されたにも拘らず、この問題に対する対処は、東京裁判よりなおも酷いのではな…

ホワイトハウス請願でも捏造する韓国

グレンデール市に設置されている慰安婦像の撤去を求めてテキサス親父様が呼びかけたホワイトハウスの請願は、回答に必要となる10万の署名数を無事にクリアしました。安心していた矢先、韓国側は、逆に慰安婦像の保存を求める請願をホワイトハウスの公開請願…

他宗教の人々も慰霊を靖国神社に任せては

靖国神社については、政教分離の原則からの批判もあり、これまで、無宗教の追悼施設を建設する案も議論されてきました。神道との特別な結びつきは違憲であると…。 しかしながら、憲法が禁じているのは特定の宗教団体と国との結びつきであり、古来、日本人が…

『日本書紀』巻9神功紀は西暦201年から389年までの189年間を扱っている

今年も、倉西雅子のブログ『時事随想抄』にて、古代・中世史研究家の倉西裕子が、時々、記事を書かせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。さて、今回のテーマは、昨年に引き続き日本書紀紀年法のプラス・マイナス120年構想についてです。 …

日本国の立場を理解しようとしない韓国

本日、記者会見の席で、韓国の朴大統領は、再度、日本国の歴史認識を取り上げ、従来の対日批判を繰り返したと報じられています。特に、近年、日本国内で村山談話や河野談話の見直し論が起きていることに対して不満を露わにしたようです。 しかしながら、日本…

グレンデール市慰安婦像撤廃請願-米政府による調査の端緒に

アメリカのテキサス親父様が、ホワイトハウスのオープン請願制度で訴えておられたグレンデール市の慰安婦像撤廃請願は、遂に、所定の10万署名を越えたそうです。韓国人から暗殺予告まがいの脅迫を受けながら、本件の請願をなさってくださったテキサス親父様…

河野談話-前代未聞の日本国民に対する背任行為

国家間の関係において共同声明を発表する時には、両国政府で草案を練り、双方合意の上で発表することは当然のことです。ところが、元日早々、慰安婦連行の強制性を認めたとされる河野談話は、日本国の官房長官による単独談話でありながら、その実、韓国政府…

新年のご挨拶

謹んで新年のご祝詞を申し上げます。 旧年は、拙いブログでありながら、時事随想抄の記事をお読みくださり、まことにありがたきことと、心より御礼申し上げます。本年もまた、皆様方のお役に立ちますような記事を書いてまいる所存でございますので、何卒、よ…