時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

日本国の立場を理解しようとしない韓国

 本日、記者会見の席で、韓国の朴大統領は、再度、日本国の歴史認識を取り上げ、従来の対日批判を繰り返したと報じられています。特に、近年、日本国内で村山談話河野談話の見直し論が起きていることに対して不満を露わにしたようです。

 しかしながら、日本国の立場に立って考えてみれば、両談話の見直しが進む理由は、容易に理解できるはずです。村山談話が言うように、日本国は、韓国を植民地化したこともなければ、況してや、軍事力で侵略したわけでもありません。李朝時代の惨状は、当時の写真付きでネット情報として日本国内において拡散しており、条約による韓国併合が、負の面ばかりではなく、韓国の近代化に貢献したことは、誰の目にも明らかです。河野談話に至っては、日本軍による強制連行説は慰安婦証言だけに依拠しており、その他の残されている史料は、韓国の主張が捏造であることをむしろ裏付けております。情報が行きわたった状況では、村山談話河野談話の見直しが提起されることは、至極、当然のことなのです(日本人は、理性的に物事を考え、捏造を批判している…)。

 韓国は、河野談話が、調査結果に基づくものではなく、”日韓合作”であったことを知っているわけですから(もちろん、李朝時代や併合時代の実情、並びに、慰安婦の実態も知っている…)、日本側の反発を理解しようとしない態度は、傲慢で不誠実としか言いようがありません。逆に、日本国政府が、韓国政府の談話の内容について口を挟んだとしますと、烈火のごとくに怒り狂ったことでしょう。朴大統領は、発言するたびに、日本国民の反韓感情をさらに高めていると言わざるを得ないと思うのです。

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