時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

韓国の外務省HP批判は日本のチャンス

最近、外務省がホームページにおいて、これまでの日本国政府による韓国への経済支援についての情報を掲載したところ、韓国政府は、またもや立腹しているそうです(韓国外交部は代弁人論評を通して批評を行い、批判記事を掲載したのは、韓国マスコミなそうで…

韓国政府が慰安婦民間事業者募集を認めたことの重大性

米紙のインタヴューに応えて、安倍首相が慰安婦を”人身売買”と表現したことに対して、すかさず韓国政府から批判の声が上がったそうです。日本国は、慰安婦問題の責任を民間事業者に転嫁してると…。 ”人身売買”の表現に反発する形ではありながら、ここで韓国…

慰安婦が奴隷ならば炭鉱労働者も奴隷になるのでは?

報じられるところによりますと、安倍首相が慰安婦を”人身売買”と述べたことに対して、韓国国内では、反発が強まっているそうです。慰安婦は、”奴隷”であったとして…。 慰安婦を奴隷とする根拠として、しばしば、前借制度が挙げられています。確かに、古代か…

70年談話は当時の時代説明から始めては?

本日もまた、中国が、村山談話の踏襲を求めているとするニュースが報じられております。村山談話の基調部分は、第二次世界大戦を日本国による”植民地支配と侵略”と断言した上で、謝罪と反省を述べるという構成です。 しかしながら、この構成ですと、今日でさ…

70年談話の”侵略”問題

昨日は、70年談話位においては、幾つかの重要な要件を同時に満たす離れ業を成し遂げなければないのではないか、とする問題を提起いたしました。本日から、これらの要件に照らしながら、70年談話について考えてゆきたいと思います。 本日は、”侵略”という言葉…

70年談話において充たすべき要件とは

今夏に予定されている安倍首相の70年談話について、中国から、既に”検閲まがい”の注文が突きつけられております。河野談話、村山談話、小泉談話と続く歴代の談話が波紋を広げる結果となっただけに、70年談話の内容には、内外からの強い関心が寄せられていま…

深刻な民主党の軍隊恐怖症

今月20日の国会における質疑に際して、安倍首相が”わが軍”という言葉を使ったことに対して、野党から批判の声が上がっているそうです。 民主党の細野代表に至っては、「これまで自衛隊という形で、憲法の枠組みの中で積み上げた議論を全部ひっくり返すような…

70年談話の侵略認定は中国へのブーメランに

昨日開かれた第2回目の「21世紀構想懇談会」では、70年談話に侵略の言葉を残すか、否かの問題について意見が交わされたそうです。村山談話において明記された侵略の文言の踏襲は、中国の要望なのでもあります。 今日の国際法において侵略戦争は禁じられて…

アジアインフラ投資銀行-危険な”バスに乗り遅れるな”論

中国が主導して設立準備を進めているアジアインフラ投資銀行。日本国政府は、これまで参加を否定してきましたが、欧州諸国の参加表明を受けて、国内では、不参加の方針を見直すべき、とする声も聞かれます。”バスに乗り遅れるな”と…。 しかしながら、歴史を…

慰安婦が”奴隷”ならば連合国の不起訴が問われるはず

東京裁判に対する批判点の一つは、刑法における原則を曲げ、事後法の遡及効を認めたことです。東京裁判で戦争犯罪とされた”平和に対する罪”と”人道に対する罪”は、1946年1月19日に成立した極東国際裁判所憲章において、初めて定義等が詳述されるからです。 …

在日朝鮮人にまで”内国民待遇”を与えてきた日本国

これまで、在日韓国・朝鮮の人々は、民潭や総連といった民族団体を結成し、反日活動に従事する傍ら、政治的な圧力団体ともなってきました。その一方で、日本国から受けている特権については、当然のことと見なしているようです。 今日、政府は、外国人が起業…

曖昧な幕引きがオウム真理教信者を増やす

地下鉄サリン事件から20年が過ぎた今日、若者を中心に再びオウム真理教系新興宗教の信者が増加傾向にあるそうです。 国家転覆を企んだとされる地下鉄サリン事件をはじめとした数々のテロ事件を覚えている人々にとりましては信じがたいことなのですが、オウム…

中韓との夢の共有は無理では?

報道によりますと、安倍首相は、早稲田大学での講演において、、「日本はアジアの若者にとって夢を見る場所、夢を形にする場所でなくてはならない。日本を中国や韓国、アジアのたくさんの人たちと一緒に夢を見ることができる国にしていきたい」と述べたそう…

八紘一宇は人類共通の普遍的な価値の一つでは

国会での質問の中で、三原じゅん子議員が八紘一宇と言う言葉を用いたことが話題となっております。戦前に日本国の対外政策の方針を示す標語として掲げられたことから、朝日新聞などは、”侵略の正当化”を想起すると批判しているようです。 報じられるところに…

米国国務省の竹島地図情報に関するお詫び

昨日、米国国務省のホーム・ページにおいて、昨年の10月31日に韓国の地図から竹島が消された件について記事を書いたのですが、この変更、また元の状態に戻されてしまったそうです(ホームページで確認…)。糠喜びの記事を掲載いたしましたこと、深くお詫び申…

アメリカが竹島日本領有を認めた日

ネット情報によりますと、アメリカ国務省のホームページにおいて、日本国と韓国の地図に変更があり、韓国の地図からリアンクール島(竹島の英語名称)の名称が消えるたことで、同島の名称は、日本の地図にのみ残ることとなりったそうです。 米国国務省のホー…

日本国政府が補償した李承晩ラインの被害

1965年に日韓基本関係条約と同時に締結された日韓請求権協定は、極めて韓国側に有利な内容なのですが、実は、この時、日本国政府は、李承晩ラインから生じた被害に対する賠償請求権も放棄しているのです。 この事実は、協定の議事録に明記されており、「…請…

鳩山元首相はロシア国籍を選ぶ?

日本国政府の懸念や世論の反対をも押し切ってクリミアを訪問した鳩山元首相。ロシアからは大歓待を受けたのでしょうが、自らの立場については、全く以って無理解なのではないかと思うのです。 この件に関して、鳩山元首相は、日本国政府からパスポートの返納…

二階議員から読み解く中韓関係

1000人規模の訪問団を結成して訪韓して以来、二階議員の発言が世論の激しい反発を受けるようになりました。 最近、韓国から勲章を授与されたそうですが、二階議員は、親韓派と言うよりも、むしろ、中国との関係で知られた議員でした。和歌山県の選挙区選出の…

第二次世界大戦を”反ファシスト戦争”としか言えない中国の弱み

中国は、第二次世界大戦における枢軸国に対する戦いを、”反ファシスト戦争”と位置付け、戦勝70周年の記念日を祝う予定なそうです。 1942年1月1日に発せられた連合国47か国による連合国共同宣言では、中華民国もその名を連ねています。共同宣言によって、共…

メルケル首相の深刻な誤解

訪日されていたドイツのメルケル首相が民主党の岡田代表との面会にて語ったとされる発言は、日本国内において波紋を広げているようです。 昨日の記事では、首相の方から慰安婦問題の解決について語りかけるはずはないのでは?、とする疑問を呈したのですが、…

メルケル首相・岡田民主代表会談内容の真偽は?

来日中のドイツのメルケル首相は、本日、民主党の岡田代表との会談の席を設けたと報じられております。会談を終えた岡田氏は、メルケル首相は、慰安婦問題の解決と韓国との価値観の共有について言及したと述べておりますが、この会談内容、どこまで首相の発…

駐韓米大使襲撃事件で日韓関係はさらに悪化?

負傷されたリッパート大使は、お見舞いに訪れた朴大統領との会談で、米韓関係のさらなる強化に言及したそうですが、駐韓米国大使襲撃事件は、米韓関係のみならず、日韓関係にも影響を及ぼすことになりそうです。 それでは、日米韓の三国の結束が強まるのか、…

駐韓米国大使襲撃事件-米韓関係はどうなるのか?

韓国国内では、襲撃されたリッパート大使が、子供のミドルネームに韓国名をつけるほど親韓であったこともあり、事件を契機に、米韓関係がさらに強まるとする声が優勢なそうです。 この展開、1910年の韓国併合に際しての、伊藤博文暗殺事件後の韓国国内の反応…

日本国からの警告を無視する韓国の行くへ

外務省のホームページから、”基本的価値を共有する”の文言が削除されたことに対して、韓国国内では、対日批判の声が上がっているそうです。 韓国側は、この問題を日韓関係に限定して捉えており、それ故に、批判の矛先は日本国に向いてます。言い換えますと、…

駐韓米国大使襲撃事件-国際法上の義務を怠った韓国

韓国で発生した駐韓米国大使襲撃事件は、国際社会に、韓国における要人警備体制の不備を露呈することにもなりました。犯人の背景については憶測が飛び交っておりますが、韓国政府にも責任があることは明白です。 「外交関係に関するウィーン条約」の第29条は…

駐韓米国大使襲撃事件が語る価値観の共有が削除された理由

外務省のホームページの韓国に関する記述から、基本的な価値の共有の文言が削除された件について、韓国がでは、日本政府に説明を求める声が上がっているようです。 日本政府が説明するまでもなく、本日発生した駐韓米国大使襲撃事件は、基本的価値、特に法の…

日中韓の”模擬家族論”は反日感情の元凶

不思議なことに、日本国でも、日中韓の三国を家族に見立て、中国を父、韓国を兄、そして、日本国を弟とする見解が散見されます。この見解、家族の如き睦まじさを主張しているようにも聞こえますが、この”模擬家族論”こそ、反日感情の元凶なのではないかと思…

韓国の”対日暴力主義”は今年を境に終了を

昨日は、戦後最大のテロ事件とは、日本人を人質に取った上で国交正常化交渉を有利に進めると共に、犯罪者の釈放まで強要した「日韓国交正常化」ではなかったのか、とする記事を掲載しました。 韓国の日韓関係史は、戦争末期の内外での日本人虐殺と財産侵に始…

戦後最大のテロ事件こそ「日韓国交正常化」だったのでは?

今年は、日韓基本関係条約が締結された1965年から50年目を迎える節目の年となります。しかしながら、近年の日韓関係の悪化のみならず、国交正常化時の経緯を思い起こしますと、果たして祝福すべきことなのか、疑問が湧いてきます。 日本赤軍によるダッカ事件…