時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

米国国務省の竹島地図情報に関するお詫び

 昨日、米国国務省のホーム・ページにおいて、昨年の10月31日に韓国の地図から竹島が消された件について記事を書いたのですが、この変更、また元の状態に戻されてしまったそうです(ホームページで確認…)。糠喜びの記事を掲載いたしましたこと、深くお詫び申し上げます。

 昨日の記事は、サーチナが韓国メディアの報道として報じた情報に基づいて書いたのですが、おそらく、韓国は、昨日に至り、元の状態に戻されるとする確証を得たからこそニュースとして報じたのでしょう。韓国国民も、5か月間、変更があったことを知らなかったそうですので、日韓のメディアとも、10月31日の重大な変更を報じていなかったことになります。それにしましても、米国務省は、地図の変更については技術的な問題を理由として挙げておりますが、韓国が竹島を不法占領した経緯については十分な情報があるのですから、李承晩ラインを国際法の違法行為として批判したように、竹島についても、サンフランシスコ講和条約をはじめとする国際法の遵守、並びに、日本国への即時返還を韓国に求めてもよさそうなものです。

 ”アメリカが竹島日本領有を認めた日”は幻となり、正義の実現は再び遠のいたようで残念な限りです。しかしながら、この一件によって、日本国の竹島領有の正当性が揺らぐわけではありませんので、近い将来、竹島に日の丸が翻る日が必ずや訪れるものと確信しております。

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