時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

”慰安婦問題”は国際法違反ではなかった

”慰安婦問題”について、日本国は、戦前の日本国の行為は国際法違反であったとする批判を受けてきました。その根拠は、1925年に日本国政府が、昨日のブログで言及した「婦人及児童ノ売買禁止二関スル国際条約」を批准したからです。 アメリカ下院の非難決議に…

中国人奴隷をも解放した明治政府

慰安婦問題について調べておりますと、しばしば、思わぬ事実に出会って驚くことがあります。本日は、明治5年に明治政府が中国人奴隷を解放したエピソードについて書き留めておきたいと思います。 1925年(大正15年)に、日本国は、「婦人及児童ノ売買禁止二…

慰安婦は高額所得者であった

本日、日韓次官級会談の席が韓国で設けられるそうです。慰安婦問題も議題になると報じられておりますが、この問題は、米軍(国連)慰安婦問題も持ち上がったことから新たな局面に差し掛かかりつつあります。 ネット情報によりますと、米軍慰安婦については、…

日本郵政グループの大株主は中国の政府系ファンドに?

郵政民営化は、いよいよ日本郵政グループ三社の株式市場への上場の段階を迎えております。50%程度の株式が売却される予定ですが、全く不安がないわけではありません。 中韓の企業を観察しておりますと、その行動パターンは、どこか、東インド会社を彷彿とさ…

不真面目な政党名-生活の党と山本太郎となかまたち党

現在、政党の命名に関する制約はなく、政党法が制定されていたとしても、政党名に規制を設けるとも思えません。政党名とは、いわば、党を設立する政治家達の常識に任されております。 ところが、本日、「生活の党」に山本太郎氏が加わることで、新たに「生活…

STAP細胞-ES細胞混入説でも解けない謎

本日、理研の調査委員会が発表する報告書によると、STAP細胞の実験結果は、ES細胞が混入したことで説明が付くとのことです。つまり、ミスとは考えられず、何者かが、故意に仕組んだこととなります。 ところで、STAP細胞については、最初の発表に際して、…

マスコミは反社会組織?

今年の世相を見ますと、例年になく詐欺的な事件が多発しており、社会の信頼性が根底から問われる年でもありました。通常は、反省すべきとして、社会の全体の信頼性を高める方向に動くものですが、マスコミは、逆方向に向かっているようです。 ネットニュース…

「進化論」から見えてくる人類共通の脅威:進化論といいながら退化論を唱える人々には騙されないようにしましょう

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。本ブログにて、進化論の観点からの人類観察を試みておりますが、進化論the theory of evolutionと所謂‘退化論the theory of degeneration’とを混同している人々がいるようです。そこで…

中韓に対する好感度の低下には原因がある

先日、内閣府が発表した世論調査の結果によりますと、中国、並びに、韓国に対する”親しみを感じない”とする回答は、過去最高を記録したそうです。 日本国での世論調査の結果は、いち早く韓国には伝わったらしく、マスコミやネットでは、好感度の低下がさらな…

「進化論」から見えてくる人類共通の脅威:進化論からの儒教批判

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。前回の記事では、人類を、①類人猿の悪しき特徴が消滅している人々(いわゆる‘まともな人類’)、②類人猿の悪しき特徴を有しながらも何らかの制御が働いており、場合によっては、オンにな…

しばき隊支援の共産党議員の当選-反レイシストという名の暴力主義

全国各地で共産党票が不正に集計された事件が発覚しながらも、日本共産党は、議員数が大幅に増えたことで、勝利の美酒に酔っているようです。当選者の中には、しばき隊支援の候補者も当選したというのですから、恐ろしい限りです。 しばき隊とは、在日韓国・…

民主党は何故選挙開票作業から国籍条項を削除したのか?

京都市伏見区の開票作業において、1500票が次世代の党から共産党に移された選挙不正事件。この事件の背景には、民主党政権時代に、選挙の開票作業員の資格から国籍条項を削除したことが指摘されております。 伏見区での不正行為も、あたかも単純ミスのように…

韓国のノーベル平和賞署名活動-竹島不法占領への貢献?

驚くべきことに、韓国では、日本国憲法第9条にノーベル平和賞を授与すべきとする署名活動が開始されたそうです。「日本平和憲法第9条をノーベル平和賞に推薦する韓国委員会」なる組織も設立されておりますが、この活動、藪蛇となるのではないかと思うので…

選挙制度-国民の選択肢の平等も重要では?

一票の格差是正には関心が集まる一方で、被選挙権に関しては、全く以ってマスコミも取り上げようとはしません。香港の民主派デモにおいて批判の焦点となったように、立候段階での事前制限は、民主的選挙制度を形骸化させてしまいます。 民主国家とされる日本…

若年層の投票率低下-自分しか興味がない?

グローバル化の時代が叫ばれながら、若年層が生きている世界は、逆に狭くなるという奇妙な現象が起きているようです。 日経新聞の『春秋』によりますと、20代の若者を対象とした政治意識調査の結果、日本が目指す方向として全体のトップとなったのが、「結婚…

不正選挙事件の徹底調査を

一昨日の衆議院議員選挙では、京都の伏見区の選管理委員会で、次世代の党に投じられた1500票が、共産党への票として集計されたという不正選挙事件が発覚いたしました。この問題、民主主義の根幹にかかわる大問題です。 以前から、新手の選挙不正の手口として…

公明党が自民党依存なのでは?

昨日投開票された衆議院選挙では、公明党と共産党が議席を伸ばすという奇妙な現象が発生しました(何れにも親中政党…)。自民党が一議席減らしたことから、公明党の存在感が高まるとの予測がありますが、現行の制度では、公明党が自民党に依存しているのでは…

左派政党の若者への投票誘導作戦は効かない?

民主、社民、共産といった各政党は、投票日を迎えた本日、懸命に若者に投票を呼びかけているようです。若者が投票所に向わないと、日本は危険な国になる、若者が不利益を被ることになる、と訴えて…。 果たして、この左派政党の危機感を煽る呼びかけに、若者…

本当に必要な国民審査では?-中立・公平な司法の命綱

本日の産経新聞の「中高生のための憲法講座」において、「本当は怖い国民審査」という題で、国民審査廃止論が掲載されておりました。果たして、国民審査は、廃止するべきなのでしょうか。 廃止の理由としては、アメリカの制度との比較から、(1)アメリカの…

選挙は最高裁の国民審査にも関心を

来る14日の総選挙では、衆議院選挙と並んで最高裁判所の裁判官についても、国民審査が実施されます。投票を通した政治への参加はもちろんのこと、司法についても、国民が、不適格者を罷免する重要なチャンスです。 一昨日、最高裁判所が示したヘイトスピーチ…

言論弾圧の予感がする最高裁ヘイトスピーチ判決

昨日、最高裁判所が朝鮮学校側の言い分を認めて在特会に対して活動の制限と1200万円あまりの賠償を命じたヘイトスピーチ判決。この法的根拠曖昧な判決には、言論弾圧に繋がるリスクがあります。 少なくとも、最高裁判所は、ヘイトスピーチのどの部分がどの法…

世襲議員問題-候補者の情報公開は必須では?

小渕議員の不明瞭な資金処理が問題視されて以来、世襲議員に制限を設けるべきか、否かが議論が起きているようです。問題の原因として、親や親族からの地盤やスタッフの引継ぎが指摘されているからです。 戦前の我が国を含めて、世界各地で名望家議員による政…

虫が良すぎる平昌・東京オリンピックバーター案

昨日、IOCで「五輪アジェンダ2020」が採択されたことから、平昌オリンピックの日本との共同開催案が持ち上がり、ネットやSNSでは、反対の大合唱となっております。おそらく、日本国民の大多数が反対なのではないでしょうか。 韓国でも日韓共同開催に対し…

オリンピック共同開催はそもそも無理

2018年に開催が予定されている韓国の平昌冬季オリンピック。ここにきて、IOCが分散開催を認めたことから、日韓共同開催になるのではとの懸念の声が上がっています。 IOCが決定したとする分散開催については、複数の国による共同開催であるのか、開催国内の都…

平昌オリンピック分散開催案―韓国の無責任体質が原因

韓国で開催を予定されている平昌冬季オリンピックについては、雪不足、競技会場建設の遅れ、交通アクセス手段の計画中止、宿泊施設の不備…などから、かねてより開催が危ぶまれてきました。ここにきて、IOCが分散開催を認める決定を行ったそうですが、この顛…

慰安婦問題の次は捕虜虐待?

本日の産経新聞社の記事によりますと、アンジェリーナ・ジョリー女史が制作した最新映画は、日本兵による捕虜虐待を描いているそうです。慰安婦問題の次なる標的は、捕虜虐待問題なのかもしれません。 慰安婦問題については、近年、日本国内でも見直しが進み…

政党は出自ロンダリング機関?

日本国の人口構成からすれば、日本国の国会議員において占める帰化系議員の比率は異常なほど高く、日本国における国民主権や独立さえ脅かしかねない状況に至っております。その原因として挙げられるのは、政党が、出自ロンダリングの機能を果たしているので…

政権批判の受け皿は共産党?

マスコミ各社の選挙結果の予測では与党優勢なのですが、政権に対する批判票が、民主党といった野党ではなく、共産党に流れるとする憶測があります。 共産主義体制の失敗は、旧ソ連邦の崩壊のみならず、一党独裁体制を堅持している中国によって、現在進行形で…

パソナの選管作業募集は危険

他所のブログ記事で拝見したのですが、今月14日に実施される選挙の開票作業に関連して、パソナが作業に当たるアルバイトを募集しているとのことです。この情報が事実であるとしますと、日本国の選挙に、特定の民間企業が介在することになります。 選挙管理委…

「進化論」から見えてくる人類共通の脅威:進化論による人類の3分類

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。類人猿から人類への進化の過程におきまして、人類のなかには、チンパンジーなどの類人猿の悪しき特徴を有している人々が存在していることを、本ブログにおきまして再三にわたりまして指…