時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

社会

ヒッピー文化は人類家畜化政策の一環か?

世界史を振り返ると、人類には、他の民族や宗教に属する人々を家畜として支配したい勢力の存在が見え隠れしています。モンゴルしかり、イエズス会しかり、東インド会社しかりであり、これらの背後に、共通してユダヤ人の存在が噂されるのも、ユダヤ人が国境…

ヘイト殺人事件の頻発は偶然なのか?

昨日、相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」おいて起きた殺人事件は、深夜に無抵抗な障害者の人々を狙った極めて残忍で卑怯な手口による犯行でした。日本国内では大量殺人事件は稀であるため、海外でも大きく報じられたそうです。 ところが、因果関係の…

生活保護法の改正を-パチンコ禁止撤回問題

大分県の別府市と中津市では、生活保護者のパチンコを禁じる措置を講じてきましたが、国と県の是正を受け入れる形で撤回されるそうです。この撤回、国民の多くが反対しているのではないでしょうか。 低所得のために生活に困っている人々を支援するのであるな…

ヘイトスピーチ規制条例問題-在日韓国・朝鮮人はユダヤ人とは違う

本日、大阪市議会では、ヘイトスピーチ規制条例案が可決される予定なそうです。ヘイトスピーチ規制とは、ナチスによるユダヤ人迫害の経験から、戦後に至り、ヨーロッパ諸国で制定されるに至った経緯があります。 ヘイトスピーチ規制の歴史的背景を考慮します…

危険な大阪市のヘイトスピーチ規制条例-言論の自由の危機

大阪市議会では、市長提出のヘイトスピーチ規制条例案を全会一致で採択する予定なそうです。ヘイトスピーチ規制については、国政レベルでは、人権擁護法案の議論等を通して既に無理筋であるとの結論に達しております。 にも拘らず、何故、今頃になって、大阪…

流行していない”流行語大賞”の傲慢

毎年、年末になると、その年に流行った言葉を選んで賞を与える”新語・流行語大賞”が発表されます。今年の大賞は、”爆買い”と”トリプル・スリー”であり、トップテンも発表されたそうですが、選考の偏向がむしろ話題となっております。 ”爆買い”とは、中国人訪…

北野武氏の道徳論は悪魔の囁き?

最近、新聞の広告欄に、相当のスペースを割いて北野武氏の著書である『新しい道徳』が宣伝されるようになりました。道徳とは、「自分がどう生きるか」という原則であると…。 著書の内容の概要は、箇条書きで詳しく紙面に掲載されておりますので、販売宣伝と…

オリンピックの商業主義とボランティアの落差

東京都のボランティアの制服はデザインが不評であり、撤回を要求する声も高まる一方です。にも拘わらず、今のところ、撤回の動きは鈍いように思えます。 オリンピックがスポーツ興行と化し、商業主義に染まってしまったことは、常々、批判の的となってきまし…

五輪大会組織委員会は日本国の名誉を守るべき

オリンピック・パラリンピックは、開催地こそ地方自治体ですが、それでも、財政面をはじめ様々な形で国の支援を受けて開催されますので、国を挙げての行事といっても過言ではありません。国民も納税を通して費用を負担しておりますので、決して部外者ではな…

五輪エンブレム盗作問題-全てのデザイナーにチャンスを

先日、2020年に予定されている東京オリンピック・パラリンピックに際して使用されるエンブレムが決定されたところ、ベルギーの劇場で使用されているデザインの盗作ではないか、とする問題が持ち上がっております。この盗作問題、デザイナーの世界を蝕んでき…

ヘイトスピーチを法規制してはいけない最大理由

ヘイトスピーチにつきましては、現在なおも、法規制を求める声が聞こえております。先日の記事では、言論の自由と報道の自由との関係から、ヘイトスピーチの法規制に反対する意見を掲載いたしましたが、本日は、より簡潔に、ヘイトスピーチを規制してはなら…

スーパーちらしの”焼肉”連載は”韓流”の押し付け?

ユネスコの世界遺産に登録されたこともあり、日本国の和食は、健康食としても内外の関心を集めています。ところが、日本国のスーパー・マーケットの広告ちらしには、最近、奇妙な偏りがあることに気が付きました。 今日、日本人の食生活は相当に欧米化したと…

STAP細胞-ES細胞混入説でも解けない謎

本日、理研の調査委員会が発表する報告書によると、STAP細胞の実験結果は、ES細胞が混入したことで説明が付くとのことです。つまり、ミスとは考えられず、何者かが、故意に仕組んだこととなります。 ところで、STAP細胞については、最初の発表に際して、…

カジノ法案は再生エネ法の二の舞では?

IR(統合型リゾート)といったおしゃれな名称で議論されてはいるものの、その正体は”賭場の開設”であるカジノ法案。解禁に向けて議連なども活動を強化しているようですが、カジノもまた、再生エネ法の二の舞となるのではないでしょうか。 最近の経済学の研…

ノーベル賞受賞に見る日本国の強み

本年度のノーベル物理学賞として、青色LEDを開発した赤崎勇氏、天野浩氏、中村修二氏の三名の日本人研究者の方々が選ばれました。日本国の科学技術力がまだまだ健在であることを内外に示すこととなり、STAP細胞事件で揺れる中、久方ぶりの朗報となりました。…

サイコパスを公人にしてはならない

長崎県の佐世保市で起きた女子高校生による同級生殺人事件は、犯人の少女がサイコパスであったとする説が有力です。サイコパスであれば、他者に共感する心や道徳心が欠如しているため、殺人を犯しても、全く罪悪感を感じないそうです。 サイコパスは、しばし…

奇妙な”家事サービス外国人”受け入れ案

昨日、経済財政諮問会議と産業競争力会議の合同会議で民間議員が提案した案を受けて、「国家戦略特区」を活用して家事をサポートする外国人労働者の受け入れを認める方針を政府が固めたと報じられておりました。この案、あまりに奇妙であると思うのです。 ”…

韓国フェリー沈没事故-職務放棄の無責任

昨日、韓国では修学旅行生を乗せたフェリーが座礁・転覆し、300人近くを数える方々が未だに行方不明の状況にあります。まことに痛ましい事故であり、犠牲になられた方々に、心からの哀悼の意を表したいと思います。 ところで、大事故ともなった原因は、船長…

佐村河内氏事件―詐欺とは社会悪

被爆二世、かつ、全聾という障害を克服して数々の名曲を世に送り出す天才として持て囃された佐村河内守氏。海外では日本のベートーベンとまで評されたそうですが、実は、全曲ゴーストライターの作であることが判明し、厳しい批判を受けています。 ところが、…

「はだしのゲン」と子供の知る権利

先日、NHKで、松江市の閉架措置で関心を集めた「はだしのゲン」について、出版社が、読者の増加を見越し、増刷に踏み切ったとするニュースを報じておりました。「はだしのゲン」を支持する側は、”閉架処分は子供の知る権利を侵害する”と主張しております。 …

逆行する日本柔道連盟の深い闇

今年2月、柔道女子選手15名が指導陣の体罰を告発して以来、日本柔道連盟の不祥事が次から次へと明るみになっています。世論の厳しい批判を受けたことで、日本柔道連盟も、新たに女性理事を迎え入れるなど、改革のポーズを見せているようです。 しかしながら…

子宮頸がんワクチン-問われる菅元首相の責任

子宮頸がんワクチンについては、その導入時から、様々な問題や懸念が寄せられていました。いわば、見切り発車の形であったのですが、案の定、深刻な副作用の報告があったことから、厚労省では、接種の勧奨は中止するそうです。 子宮頸がんワクチンの導入に踏…

年末の大掃除-掃除文化は日本の強み

日本には、家屋の隅々まできれいに掃除して新年を迎えるという、年末大掃除の風習があります。諸外国にも同様の習慣があるのかもしれませんが、掃除文化は、日本の強みなのではないかと、ふと、考えるようになりました。 古来、日本国では、小川などで禊が行…

大津中二自殺事件―見て見ぬふりをした人々

大津市の中学校で起きた生徒の自殺事件が、ネット上において議論を呼んでいるようです。この事件、様々な背景が複雑に絡まっているためにか、不明瞭な部分も少なくありません。こうした事件にあっては、まずは、自殺に追い込まれるほどのいじめを受けた原因…

生活保護不正受給事件―芸能界は社会悪を容認する?

芸能人の河本氏の母親が生活保護を受給していた件について、芸能界では、不思議なことに、批判した側を非難する声が大勢を占めているようです。不正の告発が非難を浴びるとなりますと、社会の腐敗は底なしとなってしまいます。 河本氏を批判した人々は、生活…

米スタバ韓国人差別事件は差別なのか

本日、極めて奇妙な事件が報じられていました。事件の現場はアメリカなのですが、果たして、報じられている行為が差別に当たるのか、いささか疑問なところなのです。 事件の顛末は、以下の通りです。韓国人が、アトランタにあるスタバで、店員からカップを受…

”子ども手当”は少子化対策となったのか

報じられるところによりますと、昨年の出生率は、0.02%ほど上向いたものの、長期的な低下傾向には歯止めがかからないようです。”子ども手当(子どものための手当)”の目的は、少子化対策であったことを考えますと、”子ども手当”の政策効果は微々たるものの…

捏造情報問題―NHKは国民に説明を

最近のNHKは、全てにおいてレベル低下が著しのではないかと思います。画面の色使いの汚さは目に余りますし、大河ドラマも、子供向けドラマか学芸会と化しているようです。昨日は、ネット上で、NHKが、若い世代に韓国語によるメールが流行っているとする、捏…

大王製紙事件―ギャンブルの”麻薬性”の研究を

ここ数日、大王製紙の創業者一族の前会長が、カジノでの負けによる借金を支払うために、会社のお金を使い込んでいた事件がマスコミ等で大きく取り上げられています。この事件を契機に、ギャンブルの”麻薬性”について研究し、対策を考えるべきではないかと思…

人権侵害救済法案は思惑とは逆に

江田法務大臣は、悪名高い「人権擁護法案」を「人権侵害救済法案」と名をあらためて、国会への提出を狙っているそうです。”弱者の恫喝”を容認し、言論の自由を奪う法案として反対の声が強いのですが、この法案、万が一、可決されたとしましても、結果は、推…