時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

国歌斉唱問題―国家と校歌

大阪市では、2月に「君が代起立条例」が制定されましたが、今でも教職員組合からの根強い反発があるそうです。 ところで、素朴な疑問なのですが、国家である『君が代』を斉唱することを拒否している教職員の方々は、校歌については、どのように考えているの…

オリンピック出場の猫氏にCM効果はあるのか?

カンボジアの特別枠からロンドン・オリンピックに出場する猫ひろし氏。カンボジア国籍を取得しての出場枠獲得については、非難が声が、多数寄せられているそうです。その一方で、CMの出演料は、1億円にも上ると見積もられており、この事件の背景が見え隠れ…

産業を育てられない橋下大阪市長

帝国データバンクの調査によりますと、大阪市からの企業転出超過は、全国ワースト1位なそうです。その理由として、コスト削減のために近隣に移転する企業が増加しているとのことですが、大阪市は、企業にとっては魅力的な都市ではないようです。 維新の会の…

増え続ける生活保護受給者数―産業を支える政策を

報道によりますと、生活保護の受給者数の増加が止まらず、またもや過去最多を記録したそうです。この問題、産業を支える政策を実施しない限り、解決しないと思うのです。 ようやく超円高が一服はしたものの、電力料金の値上がり、石油価格の高騰、安価な外国…

カンボジア国籍取得で五輪出場はアンフェア

日本人のタレントでありながら、カンボジア国籍を取得し、マラソンで五輪出場権を獲得した選手に対して、ネット上で非難の声が上がっているそうです。この行為、やはり、アンフェアではないかと思うのです。 非難の矛先は、猫ひろし氏が、自分の夢を叶えるた…

維新の会で国民の選択肢は増えたのか

大阪市長の橋下氏の率いる維新の会の登場によって、国民の政党の選択肢が一つ増えたとようにも見えます。しかしながら、本当のところは、その逆なのではないかと思うのです。 維新の会への期待の高さは、既成政党に対する国民の不満の現れであるとされており…

維新塾2000人―政党の粗製乱造?

近現代の政治の特徴の一つは、国民と政治を結ぶ媒介として、”政党”なるものが登場したことです。政党政治とも呼称されていますが、維新塾の手法は、どこか粗製乱造的です。 これまで、政党を設立することは、簡単なことではないと考えられてきました(法律上…

命名権売却は”植民地”への道?

泉佐野市の命名権売買問題は、法の盲点を突いた事件とも言えます。何故ならば、あまりに当たり前のことについては、法文化されていないことが、多々あるからです。 地方自治法でも、地方自治体の名称に関する規定はあっても、命名権の売却についての言及があ…

泉佐野市―公権力は売却できるのか

泉佐野市の市長が、市の名称の命名権を売却する方針を示したことが、ネット上でも議論を呼んでおります。この提案の問題点の一つは、売却の対象としている命名権は、公権力であると言うことです。 地方自治体の名称に関する権利は、地方自治法でも認められた…

東電の袋叩きが隠すもの

昨日から、電力料金の値上げについて、説明が不十分であったとして、東電に対する批判のボルテージが上がっているようです。東電にも反省すべき点や改善点があることは言うまでもないことなのですが、政府やマスコミは、率先して東電叩きに邁進している様子…

原発再稼働―電力料金の値上がりを考慮しない反対派

原発の再稼働問題については、反・脱原発派の人々が、”電力は足りるキャンペーン”を張っています。しかしながら、電力料金の値上り問題を無視した主張は、世論を誘導するための戦略に他ならないと思うのです。 70年代以降、我が国は、全国各地に原子力発電所…

少ない脱・反原発のマイナス情報

福島第一原発の事故直後の世論調査では、自己の影響は案外と低く、大半が、原子力発電の維持を支持していたと記憶しています。ところが、ドイツをはじめ、欧州諸国で脱・反原発政策への転換が報じられ、国内においても脱・反原発団体が活動し始めますと、世…

沖縄にミサイル迎撃態勢を敷くべき

先日、北朝鮮は、衛星発射という名の長距離弾道ミサイルの発射実験を行うことを表明しました。報道によりますと、ミサイルは、沖縄の上空を通過するとのことですが、政府は、沖縄全域に対して、迎撃体制を敷くべきなのではないでしょうか。 北朝鮮製のミサイ…

尖閣諸島は沖縄県―防衛に協力を

沖縄県の普天間基地問題の解決が難航する一方で、中国大陸からは、ひたひたと軍事的な危機が迫ってきています。数日前には、尖閣諸島周辺では、中国が艦艇が巡視活動を開始したとも報じられています。 尖閣諸島は、沖縄県の一部であり、八重山列島に含まれて…

外国人生活保護問題―”永遠の賠償”か?

自民党の片山さつき議員によりますと、生活保護費の3.3兆円の内、外国人に支払われている額は1200億円であり、その3分の2の受給者が在日韓国・朝鮮人とのことです。計算しますと、およそ900億円が費やされていることになります。 韓国政府は、事あるご…

教育―”褒めて伸ばす”の落とし穴

誰もが、褒められればうれしいものですし、頑張ろうという意欲も湧くものです。世論調査でも、8割の人が、自分は、叱られるよりも、褒められた方が伸びる、と答えているそうです。 その一方で、アメリカで行われた興味深い実験を思いだし、”褒めて伸ばす”方…

北朝鮮日本人妻帰国問題の違和感

中井拉致問題担当大臣は、訪問先のモンゴルにおいて、日本人妻の帰国問題について、北朝鮮側と話し合いの場を設ける予定であると報じられています。米朝合意を受けた日朝関係の改善策との見方もありますが、この措置が、日本国民の対北感情を和らげるとは思…

非道な台湾いじめ―恩を仇で返した日本政府

東日本大震災に際して、台湾の人々は、日本国が受けた甚大なる被害に心を痛め、いち早く、救援の手を差し伸べてくださいました。日本人の多くは、台湾の方々の善意に感謝の気持ちを抱いております。にも拘らず、日本国政府は、”台湾いじめ”に躍起となってい…

大阪維新の会の「船中八策」は選挙目当て?

民主党への政権交代は、マニフェストに掲げた”ばらまき政策”が有権者の心を惹きつけたからとも説明されています。大阪維新の会の船中八策は、究極の選挙目当てのマニフェストなのかもしれません。 民主党もまた、政権発足後に財源の問題で躓き、マニフェスト…

太陽光発電市場のシェア40%―再生エネ法はソフトバンクのためにある?

7月から施行される再生エネ法を前にして、再生エネ市場に参入する企業が増えてきているそうです。この制度には、根本的な問題あるのですが、本日の新聞記事で驚いたことは、メガ・ソーラー市場の40%が、ソフトバンクが占めることになりそうなのです。 現…

東日本大震災から1年―”新しい日本”のパラドクス

本日、東日本大震災から丁度1年目の日を迎えました。政府主催の追悼式典のみならず、各地で慰霊のための行事が催されているそうです。尊い命を失い、犠牲となられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。 ところで、大震災から1年を迎えるに当たって、…

遺産全額徴収―先を読んでいない大阪維新の会

ベーシック・インカム制度にせよ、遺産全額徴収制度にせよ、大阪維新の会の「船中八策」には、現実離れした政策が多々見られるのですが、その原因は、”独裁者”として君臨する橋下市長には、政策の影響を予測する、という重要な作業を行っていないからなので…

在韓日本大使館の感謝広告―新たな歴史捏造の始まり

ネット上の情報によりますと、在韓日本大使館は、韓国の新聞各紙に東日本大震災における韓国側の支援に感謝する広告を掲載したそうです。日本国民は、”韓国への感謝を永遠に忘れない”とする。 ”永遠に忘れない”といった、歯の浮くような大仰な表現からしまし…

不可解な女児放火殺人再審決定

昨日、大阪地裁において、平成7年に起きた女児放火殺人事件の再審を認めることを決定したとする報道がありました。事件のあらましについては、新聞やテレビの報道だけでは、詳細までは分からないのですが、腑に落ちない点も少なくありません。 再審が認めら…

政府は日本の古典外国語訳プロジェクトを

クール・ジャパンを掲げて、政府は、日本国の文化を積極的に海外に宣伝するそうです。漫画やポップ・カルチャーが中心とのことですが、日本国の古典を外国語に訳し、海外に発信する事業にも、ぜひ、取り組んでいただきたいと思うのです。 世界最初の小説が『…

太陽光発電装置設置者は”元”をとるべきなのか

神奈川県の黒岩知事は、就任早々、太陽光発電普及のために、県民に対して無償でパネルを設置する案を打ち上げました。この計画、財政難により頓挫しそうなのですが、その際、知事は、太陽光発電装置を設置した人は、その投資資金が回収できるようにする、と…

大阪維新の会―”期待”と”政策”のギャップ

世論調査によりますと、大阪維新の会の国政への進出に対しては、60%以上の人々が期待していると回答する一方で、「船中八策」に挙げられている個別の政策については、ベーシック・インカムなど、反対が70%越えるものもあるようです。 ”政党”としての期待感…

”絆”を断ちきりたい瓦礫の受け入れ反対派

東日本大震災の被災地における瓦礫の受け入れ問題は、”絆”の問題をも提起しているようです。全国に、被災地の復興を願う気持ちがあれば、瓦礫の受け入れ事業もスムースに進むはずなのですが、地方自治体レベルでは、難航しているようです。 ニュースなどから…

女性宮家の配偶者問題

女性宮家の創設については、議論しなければならない課題が山積しております。その一つとして、女性宮家の当主の配偶者問題があります。 伊勢の斎宮、ならびに、賀茂の斎院を復活させるならば、未婚を通していただくという道もあるのですが、ご本人の承諾を要…

NPT体制の欠陥―危ない国ほど核をもつ

核開発疑惑で揺れるイラン情勢に加えて、極東でも、北朝鮮による核開発が進行しております(むしろ、北朝鮮がイランの核開発を裏から支援…)。昨日は、米朝合意が成立したとも報じられていますが、そもそも、こうした問題が発生するのも、NPT体制に致命的な…