時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

在韓日本大使館の感謝広告―新たな歴史捏造の始まり

 ネット上の情報によりますと、在韓日本大使館は、韓国の新聞各紙に東日本大震災における韓国側の支援に感謝する広告を掲載したそうです。日本国民は、”韓国への感謝を永遠に忘れない”とする。

 ”永遠に忘れない”といった、歯の浮くような大仰な表現からしましても、全く日本らしくないのですが、こうした感謝広告もまた、歴史捏造の一歩なのではないかと思うのです。震災当時、地理的に隣国ということもあって、救援隊が訪れたことは事実ですが、台湾のチームが先であったとされていますし、人数も、確か、5人ほどであったと記憶しています。さらに、義援金が突出して高額であったわけでもなく、ましてや”永遠に”と言うほどのものではありません。にもかかわらず、こうした広告を日本側が出しますと、あたかも、韓国側が、大規模な支援を行ったする錯覚が生じることになります。かの国では、嘘は百回言えば本当になると信じられているそうですので、いつのまにか、事実化されるかもしれないのです。

 支援を感謝せねばならない国は、他にもたくさんあるのですから、外務省、あるいは、政府は、韓国においてこうした捏造まがいの広告を出した理由を、国民に説明する義務があると思うのです。現在なお、歴史の捏造が行われているしますと、そら恐ろしいことです。

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