時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

2015-01-01から1年間の記事一覧

日韓慰安婦合意-”終わりの始まり”

今月28日、日韓両外相は、慰安婦問題について”完全かつ不可逆的な解決”で合意したとする声明を発表しました。しかしながら、この合意、”終わりの始まり”なのではないかと思うのです。 慰安婦問題とは、整理してみますと、5つの問題が混在しているようです。…

慰安婦問題は”一億総当事者”

ネット上の意見などを見ますと、今月28日の日韓外相会談による慰安婦問題の合意に対して、日本国内では、激しい反発が起きています。にも拘らず、政府もマスコミも、この事態を真剣に捉えているようには思えません。 国民への然したる説明もなく安倍首相は、…

英文の方が酷い日韓慰安婦合意声明

慰安婦問題に関する昨日の日韓合意については、日本国内に失望と怒りが広がっております。あたかも日本国側が韓国側の歴史認識を認めたかのような表現は、売国度において河野談話さえ超えたとする意見も聞かれます。 ところで、外務省のホームページには、日…

不安な日韓外相会談の妥結

つい先ほど、1時間半ほどに及ぶ日韓外相会談が終了し、慰安婦問題について妥結を見たとする一報が入ってきました。果たしてこの妥結、如何なる内容なのでしょうか。 日経新聞社の世論調査の結果によりますと、凡そ6割の人々が、韓国に対する譲歩に反対して…

慰安婦問題は仕切り直しを

明日、岸田外相は、韓国の首都ソウルにおいて日韓外相会談に臨みます。しかしながら、両国の外相による”政治的妥協”が、この種の歴史問題に対する適切な解決方法とは思えません。 日本国政府に対して、韓国側は、慰安婦問題に対する法的責任を認めるよう迫っ…

あまりも危険な慰安婦新基金構想

慰安婦問題については、今月28日に開催が予定されている日韓外相会談において、妥結を見るのはないかとする憶測が飛び交っております。妥結案として、慰安婦を支援する新基金の設立も取り沙汰されておりますが、この構想、あまりに危険すぎると思うのです。 …

『China 2049』と『吉備大臣入唐絵巻』から見えてくる中国の『兵法三十六計』の脅威(パート12)

今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、昨今、反響を呼んでおります『China 2049』に関連して、『吉備大臣入唐絵巻』から見えてくる中国問題の記事を書かせていただきます。 昨日の本ブログ(12月24日付)にて、「野獣型人類 beast human」は、ジ…

『China 2049』と『吉備大臣入唐絵巻』から見えてくる中国の『兵法三十六計』の脅威(パート11)

今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、昨今、反響を呼んでおります『China 2049』に関連して、『吉備大臣入唐絵巻』から見えてくる中国問題の記事を書かせていただきます。 昨日の本ブログにて、「野獣型人類 beast human」は、ジャン・ジャック・ル…

『China 2049』と『吉備大臣入唐絵巻』から見えてくる中国の『兵法三十六計』の脅威(パート10)

今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、昨今、反響を呼んでおります『China 2049』に関連して、『吉備大臣入唐絵巻』から見えてくる中国問題の記事を書かせていただきます。 昨日の本ブログ(12月22日付)にて、中国における文化大革命のように文…

『China 2049』と『吉備大臣入唐絵巻』から見えてくる中国の『兵法三十六計』の脅威(パート9)

今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、昨今、反響を呼んでおります『China 2049』に関連して、『吉備大臣入唐絵巻』から見えてくる中国問題の記事を書かせていただきます。 前回、12月18日付本ブログの記事にて、「天無二日 土無二王」という考…

夫婦別姓問題-”お墓・先祖供養法人・ファンド”の提案

選択的夫婦別姓問題の背景には、”後継ぎのいない家”の問題が指摘されております。少子高齢化のため、家名に加えて、お墓の継承も難しい家が少なくないのです。そして、この問題、檀家減少による地方や過疎地のお寺の存廃問題とも繋がっています。 それでは、…

選択的夫婦別姓問題-家族同姓制度vs.家族別姓制度

選択的夫婦別姓については、昨日の記事で提起しました”お墓問題”に加えて、様々な問題が潜んでおります。本日は、家、あるいは、家族崩壊のリスクについて指摘したいと思います。 選択的夫婦別姓を支持する根拠としてしばしば挙げられるのが、憲法の定める男…

夫婦別姓問題-お墓はどうなるのか?

先日の最高裁判所の判決により、一先ずは、民法が定める夫婦別姓制度は合憲とされました。とは言いますものの、野党民主党は、既に、選択的夫婦別姓法案の国会への提出を準備しているとも報じられております。 ところで、仮に、選択的であれ、夫婦別姓法案が…

『China 2049』と『吉備大臣入唐絵巻』から見えてくる中国の『兵法三十六計』の脅威(パート8)

今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、昨今、反響を呼んでおります『China 2049』に関連して、『吉備大臣入唐絵巻』から見えてくる中国問題の記事を書かせていただきます。 「天無二日 土無二王」という考えは、諸国間の調和を謳う国際協調主義に反…

夫婦別姓合憲判決-専業主婦の意見は無視?

昨日、選択的夫婦別姓に関して最高裁が合憲の判断を示したことから、賛成派の人々から、落胆の声があがっております。女性裁判官の三人全てが違憲と判断したにも拘わらず…と。 しかしながら、女性裁判官は、”女性”の意見を代表しているのでしょうか。仮に、…

中韓の”歴史戦の勝利”とは偽史を造ること?

中国も韓国も、そして、北朝鮮も、歴史を戦いの一部と捉えている点において特異な国です。これらの国のとりまして、歴史戦の勝利とは、一体、何を意味するのでしょうか。 今日では、ユネスコの記憶遺産の制度は、本来の趣旨から離れて、すっかり中国や韓国に…

『China 2049』と『吉備大臣入唐絵巻』から見えてくる中国の『兵法三十六計』の脅威(パート7)

今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、昨今、反響を呼んでおります『China 2049』に関連して、『吉備大臣入唐絵巻』から見えてくる中国問題の記事を書かせていただきます。 マイケル・ピルズベリー氏が、『China 2049』の第1章のはじめに記載し…

朝鮮半島の現状こそ集団的自衛権の抑止力なのでは?

左翼の人々は、安保関連法案の反対をはじめ、兎角に、集団的自衛権について否定的な主張を繰り返しています。たとえ、平和のための法整備であるとしても、集団的自衛権には戦争を抑止する効果はない、と言い切っているのです。 しかしながら、集団的自衛権の…

COP21-人間は地球をコントロールできるのか?

昨日、地球温暖化対策としてパリで開かれていたCOP21は、漸く合意に達したと報じられております。しかしながら、その合意案を見ますと、首を捻らざるを得ないのです。 報じられるところによりますと、全ての諸国に削減義務が課せられても、達成義務もなく、…

竹島近海「産廃投棄区域」設置問題-返還予定の証?

韓国が、竹島周辺の海域に「産廃投棄区域」を設定していた問題が持ち上がり、日本国政府も、対応を急ぐとの報道がなされております。この韓国の行動、竹島は、やがて日本国に返還すべき領土との意識が働いていたのではないでしょうか。 国連海洋法条約におい…

『China 2049』と『吉備大臣入唐絵巻』から見えてくる中国の『兵法三十六計』の脅威(パート6)

今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、昨今、反響を呼んでおります『China 2049』に関連して、『吉備大臣入唐絵巻』から見えてくる中国問題の記事を書かせていただきます。 『吉備大臣入唐絵巻』に登場する中国王朝が、吉備大臣をライバル視し、何ら…

『China 2049』と『吉備大臣入唐絵巻』から見えてくる中国の『兵法三十六計』の脅威(パート5)

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。今回も、昨今、反響を呼んでおります『China 2049』に関連して、『吉備大臣入唐絵巻』から見えてくる中国問題を扱います。 12月4日ならびに8日付本ブログにて、マイケル・ピルズ…

選択的夫婦別姓は親子別姓-隔世継承を認めては?

最近、マスメディア等を介して、選択的夫婦別姓に関する国民の関心を喚起している節があります。毎日新聞社の世論調査では、51%が賛成と回答しているそうですが、世論調査の信頼性には疑問がありますので、実際、どれほどの国民が賛成であるのか、疑問なと…

『China 2049』と『吉備大臣入唐絵巻』から見えてくる中国の『兵法三十六計』の脅威(パート4)

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。今回も、昨今、反響を呼んでおります『China 2049』に関連して、『吉備大臣入唐絵巻』から見えてくる中国問題を扱います。 前回の12月4日付本ブログにて、中国人が、信じている「…

韓国併合が”植民地支配”ではない理由

1910年の韓国併合は、両国間の条約の締結に基づくものであり、武力によるものではありません。この点を以って、”植民地支配”ではない、と主張されるのですが、もう一つ、日本国側の動機から植民地支配ではない理由を挙げてみたいと思います。 19世紀におけ…

国債報償運動は日本国の功績を明らかにする

韓国は、次回のユネスコの記憶遺産登録に際し、1907年に朝鮮半島で起きた国債報償運動を申請すると報じられております。韓国側としては、日本国による”経済植民地化”を訴えたいのでしょうが、この資料は、日本国の功績面をも明らかにするのではないかと思う…

韓国はテロ国家?

靖国神社の境内に爆発物を仕掛けた犯人は、韓国人である疑いが濃厚であると報じられております。幸いにして死傷者はおりませんでしたが、手製の時限爆弾を爆発させたのですから、政治性を帯びた重大なテロ事件です。 日本国内において韓国人による犯罪やテロ…

『China 2049』と『吉備大臣入唐絵巻』から見えてくる中国の『兵法三十六計』の脅威(パート3)

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。今回も、昨今、反響を呼んでおります『China 2049』に関連して、『吉備大臣入唐絵巻』から見えてくる中国問題を扱います。 さて、マイケル・ピルズベリー氏は、その著書の序章となる…

流行していない”流行語大賞”の傲慢

毎年、年末になると、その年に流行った言葉を選んで賞を与える”新語・流行語大賞”が発表されます。今年の大賞は、”爆買い”と”トリプル・スリー”であり、トップテンも発表されたそうですが、選考の偏向がむしろ話題となっております。 ”爆買い”とは、中国人訪…

慰安婦問題は便乗型の冷たい戦争?

第二次世界大戦後の米ソの対立は、超大国のアメリカとソビエトが直接に干戈を交えなかったことから、”冷たい戦争”と呼ばれています。仮に、戦いなき戦争を”冷たい戦争”と呼ぶならば、慰安婦問題もまた、形を変えた”冷たい戦争”の一種なのではないかと思うの…