時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

『China 2049』と『吉備大臣入唐絵巻』から見えてくる中国の『兵法三十六計』の脅威(パート11)

今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、昨今、反響を呼んでおります『China 2049』に関連して、『吉備大臣入唐絵巻』から見えてくる中国問題の記事を書かせていただきます。
 
昨日の本ブログにて、「野獣型人類 beast human」は、ジャン・ジャック・ルソーの「自然に帰れ」運動を悪用して、人類野蛮化計画をつくっている可能性を指摘させていただきました。
 
このような考えを私が強く持つようになったのは、昨今、放映されましたTVドキュメンタリーにて、「イエス・マン」なる環境保護団体の活動を視聴したことによります。
 
おもに欧米で活動しているこの団体は、環境汚染を引き起こす可能性があるような、実在する企業の社員に成り済まして、当該企業による新たな油田開発の竣工祝賀パーティーと称して大がかりな偽パーティーを開いたり、偽者の米国政府の要人となって、政府主催のコンフェレンスに侵入してスピーチを行い、米国政府のエネルギー政策に関して、偽政策を発表するなど、人々を騙すパフォーマンスでその主張を通すことで知られる環境保護団体であるようです。
 
例えば、偽政策の発表事件につきましては、偽者の政府要人とは気づいていない出席者たち、その多くは米国政府機関の人々は、言葉巧みなこの偽政府要人に促されて、会場内にて、大真面目に輪になって踊らされたりもしますので、一見、たわいもない‘いたずら’や‘お遊び’のように見受けられます。
 
ところが、この団体の代表は、ドキュメンタリーのなかで、‘環境保護のためには、人類すべての生活を根本からくつがえすような革命が必要である’といった趣旨の発言をするのです。この発言から、人類の文明を否定して、原始的な状態とすることが、この団体の最終的な目的であろうことが推測されてまいります。仮に、この団体に誘導されて、人々が電気・ガス・水道のある文明生活を否定するようになり、この団体の目的が達成されてしまいますと、世界規模で経済崩壊が引き起こされることになり、世界は黙示録に描かれたような状態となってしまうことでしょう。
 
今日はクリスマス・イヴ。人類にとりまして必要なのは、人々を騙して人類滅亡へと誘導する「イエス・マン」ではなく、人類の存続を願うイエス・キリストなのではないでしょうか。

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(続く)