時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

イルミナティーが文明を嫌う深層心理

 本日も、古代史・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。イルミナティーは、人類の非文明化・動物化・家畜化計画を推進しているようなのですが、このことは、裏を返せば、文明社会を嫌っているということでもあります。では、なぜ、イルミナティーは、文明人を憎み、非文明社会の人々や動物的な人々に対して親近感を持つのか、今日は、その深層心理に迫ってみましょう。
 
イエズス会創始者のイグナティウス・ロヨラは、元軍人でした。それ故に、イエズス会は、「イエスの軍隊」とも称されましたように、上意下達の徹底した軍事的組織を有してもおります。
 
古来、兵士のメンタリティーには、その命が明日をも知れないがゆえに、長期的ヴィジョンに立って物事を考えられない、もしくは、考えてはいけないという欠点があります。上官からいたしますと、兵士達が明後日のことを考えることは、作戦遂行上不都合であるということにもなるからです。すなわち、目の前の戦闘のみに兵士の思考を集中させたい、ということになり、兵士達のメンタリティーは動物界のメンタリティーに近くなってしまうのです。すなわち、例えば、安定した家庭を築くよりも、子孫を残すことを重視するなど、その思考は、訓練を通して、より動物的となっていったと推測することができるのです。
 
こうした兵士の野蛮化・動物化という欠点を補うために、ローマでは、戦争は1年以内と定めたり、40歳退役後に安定的な家庭を築くための土地を給付するなど、様々な政策が採られておりました。
 
しかしながら、イエズス会は、結成された16世紀後半以降、400年以上にわたって“戦闘”を続けてきたような団体です。従いまして、その訓練は徹底されており、そのメンバーは、“文明人は苦手”であって、動物的な人を好むということになり、今日、イルミナティーが、人類の非文明化・動物化・家畜化を目指している理由ともなっていると考えることができるのです。
 
(続く)
 
 
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