時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

イルミナティーとブラジルの関係:イルミナティーは非文明を好む

  本日も、古代史・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。イルミナティーの前身とも言えるイエズス会キリスト教徒の仮面を被った「黒いユダヤ人」の国際組織)の創始者であるイグナティウス・ロヨラフランシスコ・ザビエルが、ポルトガル出身であることに示唆されますように、ポルトガルとの繋がりの強い国際組織です。このことから、イルミナティーは、トルデシアス条約にもとづいて、ポルトガル領となっていた南米ブラジルとの繋がりも強いと推測することができます。
 
イエズス会による南米における“活動”には、奇妙な特徴があります。それは、「インカ文明の破壊者」と「インディオの保護者」という2つの評価を持っていることです。この2つの顔は、一見、矛盾しているように見えるのですが、実は矛盾しておりません。それは、南米には、湖の上の整備された大都市や、ピラミッドの建設、精緻な工芸品に代表されるようなインカ文明を築いた人々と、密林奥地に暮らす非文明的な人々という2種類の人々がおり、イエズス会は、前者を滅ぼして黄金財宝を掠奪する一方で、後者の密林の原始的な人々を保護したからです。
 
このようなイエズス会の態度から、イルミナティーが、人類の非文明化・動物化を良しとする国際組織であり、16世紀以降、ブラジルの非文明化を試みていることがわかります。南米にやってきたアフリカ系の人々の文化と密林奥地に暮らす非文明的な人々の文化を融合させたリオのカーニバルはその典型であり、外国人(アフリカ系の人々)と現地で最も原始的な人々の文化のみを保護・奨励し、文明を排除しようとするイルミナティーの謀略が、透けて見えると言えるでしょう。
 
こうしたイルミナティーの戦術は、ブラジルのみならず、世界各国におきましても行われていると推測することができます。現在、実習生などとして多くのブラジル人が日本に入国しており、アジア9ヶ国に加えて、将来的にはブラジルの人々も1号資格外国人労働者として来日し、こうした戦術の一環として位置付けられる可能性も指摘することができるでしょう。
 
カルロス・ゴーン容疑者が、ブラジル国籍を持ち、アマゾンの密林のゴム工場の経営によってその頭角を現すようになったと言われていることは、ゴーン容疑者とイエズス会との関連から説明されえるのかもしれません。
 
(続く)
 
   
よろしければ、クリックをお願い申し上げます。
 
[https://blog.with2.net/link/?626231 人気ブログランキング]