時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

個人献金にも問題はある

民主党では、小沢代表の西松建設事件が影響してか、企業献金の全廃を主張しているようです。それでは、個人献金であれば問題はないのかと申しますと、そうでもないようなのです。 何故ならば、個人献金の衣を纏った”団体献金”もあり得るからです(共産党の資…

NHKの”自主自律”とは?

昨日、放送倫理検証委員会が、「従軍慰安婦」という番組について、”番組製作の幹部が放送前に政治家らと面談し、前後して改編支持した一連の行動は、NHKの自主自律を危うくする”との見解を示したと言います。しかしながら、NHKの”自主自律”とは、一体…

DVの如きNHKの偏向番組

本年度に入って、NHKは、立て続けに”JAPANデビュー”と”日本と朝鮮半島2000年”という番組を放映しました。どちらも番組も、見るに忍びない意図的な偏向が加えられておりましたが、ふと、NHKの番組製作者のメンタリティーに、DV(ドメスティック・バイオレンス…

「日本と朝鮮半島2000年」―NHKは無神経

昨晩、NHKのETV特集として「日本と朝鮮半島2000年」という番組が放送されました。「JAPANデビュー」があまりに酷い内容でしたので、こちらの方も偏向振りが予想され、結局、視聴を見送ることにしました。本日になり、当番組を視聴した方から…

永住外国人地方参政権付与問題―その前に情報公開を

議論を呼んだ鳩山幹事長の発言は、永住外国人への地方参政権付与を擁護するためのものであったと伝えられています。この問題については、憲法違反や内政干渉といった諸点が既に指摘されていますが、それ以前の問題として、永住外国人とは、一体、誰なのか、…

世襲議員の議論は政治家を育てるシステムとセットで

世襲議員の制限案については、自民党でも民主党でも、党内で賛否が分かれているようです。ところで、政治家への入口の議論については、政治家を育てるシステムと合わせて議論すべきではないか、と思うのです。 国民が政治家に望む資質として、政治的能力や信…

”JAPANデビュー”―歴史を曲げる罪

本当は、どの国も自らの国の歴史に誇りがあるにもかからわず、自国の歴史の美化や手放しの礼賛は抑制されるようになり、近年では、事実に忠実な歴史の記述が尊重されるようになりました。こうした歴史の美化に対する反省がある一方で、歴史の醜悪化に対して…

北方4島ロシア人ビザ発給の不思議な理由

本日の新聞によりますと、外務省は、北方四島に住むロシア人に対して、サハリン経由を理由として入国ビザを発行すると伝えられております(本日付日経夕刊)。しかしながら、その理由を読んでみますと、どうにも納得できない点があるのです。 ビザを発効した…

都知事選では住民票移動の厳重チェックを

麻生総理に対して、公明党は、都知事選と重なる時期の総選挙は避けるように要請していると報じられています。後ろめたいことがなければ、都知事選と重なる日程でも問題はないはずですので、公明党には、何らかの理由があるはずです。 おそらくその理由とは、…

核の脅威から日本国を守る方法

中川前財務・金融担当大臣の”核には核を”の発言に対して、「非核5原則」を堅持する立場から、非難する声も聞かれます。しかしながら、中国のみならず、北朝鮮もが核保有国となる可能性があり、核の脅威は、我が国が直面する現実の脅威となっております。 も…

女子差別撤廃条約議定書―国際機関の判断は正しく公平?

女子差別撤廃条約選択議定書の批准をめぐっては、その危険性を指摘する声が既に挙がっているようです。国籍法改正の際には、最高裁の問題判決が国会に法改正を迫りましたが、本議定書が批准されますと、今度は、本条約の委員会が、判断が我が国の法律に改正…

皇室典範と女子差別撤廃条約

今月の21日に、自民党では女子差別撤廃条約の批准に向けての審議が開かれるそうです。しかしながら、この条約が与える我が国への重大な影響を考えますと、慎重な対応が必要なのではないかと思うのです。何故ならば、もし、条約本体とともに議定書も批准さ…

鳩山幹事長の発言は紛争を引き起こす?

ブログ記事によりますと、民主党の鳩山幹事長が”日本列島は日本人だけの所有物ではない”と発言したことが、波紋を投げかけているようです。この発言は、鳩山氏の”コスモポリタニズム”の現れなのでしょうが、むしろ、国際紛争の種を蒔いているかもしれないと…

アメリカの北朝鮮政策担当者は不安定要因?

アメリカの北朝鮮政策を担当する特別代表の権限が、政府の政策決定においてどの程度の影響力を持つかについては詳しくは分かりません。しかしながら、歴代の担当者の発言や行動が、北朝鮮問題の不安定要因となっているようにも見受けられるのです。 先代のヒ…

痴漢逮捕は冤罪が多発しやすい

先日、最高裁判所において、痴漢行為で現行犯逮捕された大学教授の方に無罪の判決が下されました。実のところ、痴漢事件ほど冤罪が発生しやすい事件はないのではないか、と思うのです。 そもそも、こうした事件には、(1)本物の痴漢行為、(2)何らかの目…

北朝鮮問題の根源は自己中心主義

北朝鮮が六カ国協議から離脱したのは、アメリカとの直接交渉に持ち込むための瀬戸際作戦ではないか、との見方があります。この見方によりますと、北朝鮮は、核を放棄することと引き換えに、アメリカから金正日独裁体制の承認のお墨付きをもらい、合わせて経…

北朝鮮の核問題-話し合い路線が消えたとき

国連安保理における非難声明の採択を受けて、北朝鮮は、六カ国協議を開く必要性はなくなったとし、核開発を推進する姿勢を示したと伝えられています。この発言は、北朝鮮が話し合いによる解決の道を自ら放棄する宣言となりそうです。 結局、六カ国協議は徒労…

中国の「人権擁護計画」は犯罪者向け?

珍しくも、中国が、人権保護を目的として「人権擁護計画」なる方針を公表したと伝えられています。この計画によって、過酷な人権弾圧が収まるであろうと期待してみたのですが、そうでもないようです。何故ならば、人権擁護の対象は、犯罪者に限りられている…

政策にもインフォームド・コンセントを

近年にいたって、医療の世界では、インフォームド・コンセントが求められるようになってきました。インフォームド・コンセントとは、治療する側が、治療を受ける側に対して、これから行う治療行為に伴う副作用、代替方法、成功率、コストなどについて十分な…

財政拡大の国際協調路線はリスクの移転?

国家のデフォルトとは、自国の発行した国債を償還できなくなったり、利払い不能になった時に発生します。今般の金融危機に際して、新興国も含めて各国は、こぞって財政拡大政策を選択しましたが、この手法は、リスクを民間から政府に移しただけになるかもし…

政府の株買い取り制度のリスク

政府は、追加経済対策として、株価を維持するための株買い取り制度を新設するようです。しかしながら、この制度には、泥沼に陥るリスクもあると思うのです。 (1)買取株式の選別問題 素案によりますと、この制度は、首相直轄であるものの、具体的な決定は…

赤字国債の副作用に耐えられる?

与党案が15兆円、民主党案が20兆円という、過去最高の景気刺激策が顔を揃え、あたかも、財政出動競争をしているかのようです。財源は、と言いますと、やはり、赤字国債に頼らざるをえない状況のようです。 赤字国債には副作用がつきものであり、特に、世…

有識者会議は民主主義の迂回路?

新聞によりますと、政府は、中長期的な社会保障政策や税制を検討するための「安心社会実現会議」なる有識者会議を新設するそうです。財政の危機的状況と度重なる財政出動から、将来の増税を既定路線化するための会議なのではないか、と予測されるのですが、…

核拡散防止条約は違反国が得をする?

NPT=核拡散防止条約の最大の欠点、それは、条約の内容を誠実に遵守している国よりも、違反した国のほうが”得”をしてしまうことなのではないでしょうか。 ある極めて危険な凶器が出現してしまい、人々が、お互いにその凶器を使うことを恐れるような事態が…

正義の味方の登場を恐れる中国?

ウルトラマンと言えば、悪役の怪獣をばったばったと倒す正義の味方として描かれています。中国のウルトラマン非難は、子供達が中国製のアニメを見ないとか、暴力を使う、ということが問題として取り上げられているようですが、もう一つ、中国政府は、正義の…

NHKのミサイル発射報道の不思議

北朝鮮がミサイル実験に踏み切ったと言うことで、NHKでも即座に番組を変更し、この事件のニュースに切り替えて報道していました。予測されていたことですので、出演者も予め決まっており、スタンバイしていたのでしょうが、出席者の発言に腑に落ちない点…

ミサイル発射誤情報―批難はまだ早い?

本日正午過ぎ、政府が北朝鮮からの”飛翔体”を報じたところ、それが5分後に誤情報とされたことが批難の的となっているようです。しかしながら、この誤情報に関しては、非難するのはまだ早いようにも思うのです。 なぜならば、第一に、たとえそれが誤探知であ…

北朝鮮は宇宙損害責任条約に加盟すべき

北朝鮮は、宇宙条約と宇宙物体登録条約という二つの条約への加盟により、人工衛星の打ち上げというミサイル発射実験の口実を得ることになりました。ところが、かの国は、故意にか、宇宙損害賠償条約には加盟しなかったらしいのです。 宇宙損害責任条約とは、…

G20―国際協調vs各国の政策くらべ

G20を開催する限りは、誰もが、国際協調を実現し、早期に合意を形成すべきと考えるものです。この観点から、麻生首相も、財政出動に反対しているドイツを協調を乱す行為として批判したのでしょう。しかしながら、こと経済の政策手法に関しては、一概に国…

北朝鮮の核爆弾小型化技術はどこから流れたのか

「国際危機グループ」という名のNGOの報告によりますと、北朝鮮は、既に核爆弾の小型化に成功しているそうです。核爆弾の製造よりも、爆弾の小型化はさらに技術的な難易度が高いと言われており、もし、この情報が事実であるとしますと、北朝鮮の核保有ととも…