時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

ミサイル発射誤情報―批難はまだ早い?

 本日正午過ぎ、政府が北朝鮮からの”飛翔体”を報じたところ、それが5分後に誤情報とされたことが批難の的となっているようです。しかしながら、この誤情報に関しては、非難するのはまだ早いようにも思うのです。

 なぜならば、第一に、たとえそれが誤探知であったとしても、レーダーが何らかの反応をキャッチした以上、即座に発表に踏み切り、早期に国民に危険を知らせようとした政府の態度は、国民の安全を考えれば当然のことだからです。政府が、レーダー上の感知の正誤を確認してから発表したのでは、手遅れとなる場合もあります。

 第二に、日本国のレーダーは、実際に、何らかの僅かな燃焼などを観測していた可能性もあります。つまり、レーダーの精度が高すぎたために、ミサイル発射ではない別の燃焼に反応してしまい、結果として誤情報となってしまったのかもしれません。

 以上の点を考えますと、政府を非難するのは早過ぎますし、まずは、今後のために誤情報の原因を追求すべきと思うのです。

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