時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ヘイトスピーチ問題-東京オリンピックは関係ない

ヘイトスピーチ規制を訴える人々は、舛添都知事をはじめ、ヘイトスピーチが公然と行われているようでは、人種差別や民族差別が残る都市として、開催資格を失うと言わんばかりです。しかしながら、ヘイトスピーチとオリンピックの開催は、関係がないのではな…

インドのモディ首相訪日-日印防衛協力がアジアに平和をもたらす

戦後、日本国では、憲法第9条も下で、防衛や安全保障分野における戦略議論や研究が疎かにされてきました。しかしながら、中国の軍事的な台頭は、ある意味で、日本国に対して”ダチョウの平和”の危うさを警告しております。 本日より5日間の日程で、インドの…

保守らしくない地方創生担当大臣という名称

自民党の石破氏の就任が取り沙汰されたことで、突如、注目を浴びることになった地方創生担当大臣ポスト。ところで、この名称、何やら怪しい響きがするのです。 ”地方創生”なる言葉とは、今年の6月に甘利経済再生担当大臣が「地方創生本部」の新設を公表した…

危機感共有は日中ではなく中国と福田元首相なのでは?

昨日都内で開かれた講演会で、福田元首相は、中国の習主席との極秘会談を認め、”日中は危機感を共有している”と述べたと報じられております。 極秘会談という方法自体が裏取引を連想する”秘密外交”を髣髴させるのですが、真の”極秘”であれば、自らその存在を…

怯える村山元首相

ネット情報によりますと、村山元首相は、訪問先の韓国において、”村山談話を否定すれば、公人であることはできない”といった趣旨の発言をしたそうです。この発言には、村山元首相の怯えを読み取ることができます。 人は、恐怖心や懸念を抱いている時には、得…

「進化論」から見えてくる人類共通の脅威:人類には神経細胞のミラーニューロンがある

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。先週の本ブログにおける記事で(8月19日付)、「② 他者から略奪して配る猿が、‘偉い猿’である」というチンパンジー社会におけるもう一つの特徴を指摘させていただきました。 人類は…

ヘイトスピーチ問題-日本国も韓国を訴えては?

先日、舛添東京都知事が、韓国における対日ヘイトスピーチの是正要求は内政干渉に当たる一方で、対韓スピーチは、法規制すべきとする趣旨の発言をしておりました。しかしながら、実は、日本国には、是正要求の手段がないわけではありません。 直接に韓国政府…

日本共産党入党者の増加の謎

共産主義は、政治理論、並びに、経済理論としては破綻しており、現実においても、共産党一党独裁を敷いている中国では、深刻な言論弾圧や異民族迫害が続いています。にも拘らず、最近、日本共産党の入党者が増加していると報じられています。 真偽のほどは分…

外国人生活保護問題-国レベルでの対応がベターでは?

先日、最高裁判所において、永住外国人の生活保護問題について、日本国憲法は、外国人の受給権を否定する判断を示しました。この判決を受けてか、新たに設立された次世代の党では、秋の臨時国会に、生活保護の外国人支給を禁止する法。 最高裁の判断によれば…

国連委のヘイトスピーチ勧告―甚だしい越権

国連委員会による日本国批判は、80年代末頃から恒例化しておりますが、今年も、人種差別撤廃委員会が、ヘイトスピーチに関連して、日本国政府に対して法規制を求める勧告を出すそうです。 委員会は、人種差別撤廃条約の執行状況をチェックする機関に過ぎず、…

在日韓国・朝鮮人-特権意識から差別を叫ぶ人々

国連の各種委員会が日本国政府に対してヘイトスピーチ規制を勧告したこともあって、在日韓国・朝鮮人による法制定要求は強まっております。この問題に関連して、在日女性ライターが、日本人を相手取って謝罪と賠償を求める訴訟を起こすそうですが、これらの…

2015年の天皇訪韓は困難では

本日発刊された『週刊文春』には、宮中スクープとして「天皇が洩らされた2015年「訪韓」のご決意」とする見出しが掲載されておりました。 新聞紙上の週刊誌の見出しだけでブログ記事を書くことには気が引けるのですが、この計画、実現は極めて難しいのではな…

「進化論」から見えてくる人類共通の脅威:「他者から略奪して配る猿が、‘偉い猿’である」の問題

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。先週の本ブログにおける記事で(8月12日付)、社会・共産主義体制には、「①オスのチンパンジーにとって、群れにおける序列が、人生ならぬ‘さる生’のすべてとなっている」という類人猿…

中韓が主張する”日本の野望”とは何なのか?

日中関係、並びに、日韓関係の悪化原因は、中韓の主張によれば、全面的に日本国側に責任があるそうです。戦前の軍国主義を復活させ、再び、悪しき野望を持ち始めていると…。 しかしながら、今日における”日本国の野望”とは、一体、何なのでしょうか。中韓が…

ヘイトスピーチ規制法で予測される賠償訴訟の激増

マスコミ報道によりますと、自民党内で検討されているヘイトスピーチ規制法は、議員立法での制定を予定しているそうです。法案の詳細は定かではありませんが、内容次第では、在日韓国・朝鮮人による日本人を相手取った賠償訴訟が激増するのではないでしょう…

対日ヘイトスピーチ問題-平昌オリンピックのボイコットを

舛添東京都知事が訪韓の際に、朴大統領から要請を受けたヘイトスピーチ規制。自民党内でも、法整備の検討を開始するそうですが、対韓ヘイトスピーチのみが規制対象となりかねないとして批判の声も上がっています。 法規制にまで話が及んだのも、舛添都知事が…

第二次世界大戦-ソ連に期待した日本国の謎

昨日、1944年5月の時点で、東条内閣の重光葵外相が、ソ連の仲介で日中戦争の終結を検討していたことが、外交機密の公電から判明しました。この新事実、一体、何を意味するのでしょうか。 終戦直後においても、鈴木貫太郎内閣は、ソ連邦を頼りに終戦の斡旋を…

LINEの問題点が凝縮されている大阪府議LINE騒動

大阪府の府議がLINEをめぐり、女子中学生を脅した一件は、当府議から芸能人がBPOに訴えられるという騒動に発展しました。大人げない騒動なのですが、この事件、LINEの問題点が凝縮されている思うのです。 LINE騒動から明らかになる点は、第一に、女子中学…

地方自治体は”朝鮮人強制連行”表現の見直しを

一般の日本人が気が付かないところで、”朝鮮人強制連行”を記した記念碑を設置したり、議会で対日非難決議をおこなった地方自治体が少なくないそうです。日本国の地方自治体でありながら…。 戦後、在日韓国・朝鮮人による活発な宣伝活動によって、”朝鮮人強制…

「進化論」から見えてくる人類共通の脅威:社会・共産主義体制は序列第一主義の典型例

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。前回の本ブログの記事(8月5日附)におきましては、人類は、他者協調主義という特徴を持つものの、類人猿から進化したがゆえに、人類には、類人猿の有する悪しき特徴である自己中心主…

ヘイトスピーチ規制は韓国側にも両刃の剣

舛添東京都知事が、韓国の朴大統領からヘイトスピーチ対策の要望を受けたことが発端となって、日韓外相会談でも、岸田外相が自民党内での対策検討を説明する事態となりました。 舛添知事や韓国側が思い描くヘイトスピーチ規制とは、日本人による在日韓国人に…

真に耐えられないのは舛添都知事の卑屈さ

知事就任以来、舛添東京知事は、韓国寄りの発言や行動を繰り返す度に、世論の反発を買ってきました。先月末の訪韓がこの傾向にさらに拍車をかけることになったのですが、ここ数日は、ヘイトスピーチの法規制問題に関しての氏の発言が激しい批判を浴びていま…

”朝鮮進駐軍”とは何者なのか?

終戦直後の混乱期に、一体、日本国内、朝鮮半島、そして満州において何が起きたのか、この問いに対して、日本人の多くは、正確に応えることができません。何故ならば、あまりに情報が不足しているからです。 ”朝鮮進駐軍”なる集団についても情報が十分に揃っ…

気になる朝鮮半島引揚者ポスター-"引揚者"とは誰なのか?

昨日、ネット上のブログで偶然目にした北朝鮮引揚者のポスター。おそらく敗戦後の朝鮮半島からの引揚者のために作成されたと憶測されるのですが、書かれていたスローガンに我が目を疑ったのです。 このポスターの作成時期や真偽については専門家による鑑定を…

”慰安婦人身売買説”は何を意味するのか

報道によりますと、米国政府と慰安婦との面談に関連して、サキ報道官は、記者会見において、”人身売買”という言葉を初めて用いたそうです。人権侵害とする対日批判には変化はないようですが、”慰安婦人身売買説”は、何を意味するのでしょうか。 国連の自由権…

慰安婦記事-朝日新聞社の豹変の理由とは?

32年にもわたって、頑として慰安婦強制連行記事の虚偽性を認めず、嘘を吐き通してきた朝日新聞社。ところが、昨日、朝日新聞社は、朝刊の紙面において、自社の記事が事実無根であると認めたというのです。この豹変の背後には、一体、何があるのでしょうか。…

「進化論」から見えてくる人類共通の脅威:類人猿は序列が大好き

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。前回の本ブログの記事(7月29日附)におきまして、‘類人猿の習性から人類の欠点を発見すべし’とする人類に課せられた重要な課題に取り組むべく、類人猿の悪しき習性といたしまして、…

韓国の「慰安婦白書」―非公開とされた河野談話の慰安婦証言も掲載すべき

河野談話の作成過程の再検証結果が発表された際に、韓国政府は、”厳しい対抗措置を採る”と明言しておりましたが、国際社会における「慰安婦白書」の発刊が、韓国側の対抗措置に当たるようです。 「慰安婦白書」の発刊は、来年末を予定していますが、その内容…

拉致被害者生活支援策-北朝鮮に”罰”はないのか?

報道によりますと、日本国政府は、北朝鮮による拉致被害者の帰国に備えて、新たな生活支援策をまとめたそうです。手厚い支援が予定されているのですが、疑問がないわけではありません。 拉致被害者の方々は、北朝鮮の犯罪による被害者であることは疑いえない…

”叱らな教育”とサイコパス

最近、子供を叱らないで育てる、という教育方法があるそうです。”叱らない教育”とも呼ばれており、東宮家でもこの教育方針を採用しているそうですが、大丈夫なのでしょうか。 ”叱らない教育”とは、親や周囲が厳しく叱ると子供が委縮し、個性や才能が押しつぶ…