時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

‘冊封’とは中国大陸の諸王朝による「一方的周辺国認識思想」

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。スプラトリー諸島問題などをめぐる中国共産党政権側の「もとは、中国領であった」という主張が、所謂‘妄想’であることにつきまして、第一点として、「中国」という名の存在しない幻の…

オバマ大統領広島演説-政治と道徳

先日のオバマ大統領の広島演説において、強く印象に残ったのが、最後のフレーズに登場する”道徳の目覚め”という言葉でした。核廃絶の道が遠いことは誰もが知っており、こうした言葉は理想論として受け流されがちですが、今日ほど、実のところ”道徳の目覚め”…

増税延期2年半は税制の見直し期間に

安倍首相は、予定されていた消費税率10%への引き上げ時期を2年半延期する方針なそうです。一先ずは、”延期”ということですが、この2年半は、税制の抜本的な見直し期間とすべきではないかと思うのです。 その理由は、『パナマ文書』にあります。第1に、過…

オバマ大統領の広島訪問-投下した側の心の痛み

昨日のオバマ大統領の広島訪問は、原爆投下国の現職大統領が初めて被爆地を訪れた歴史的瞬間となりました。日本国側が、謝罪を求めず、アメリカ側の懸念を払拭したことが、大統領訪問を後押ししたとも伝わります。 日本国民の間でも、原爆投下について、アメ…

領土問題をめぐるダブルスタンダードの中国共産党政権

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。中国共産党政権は、現在、スプラトリー諸島周辺の公海の領海化や島の武装化など、明らかに国際法に違反する行為を行っているのみならず、権謀術策を駆使して、世界各地で、形を変え、…

東京都は”舛添独裁体制”か?

相次ぐ疑惑の噴出に、批判の声が止まない舛添東京都知事。釈明会見では、”第三者”を連呼して逃げ切ろうとし、火に油を注ぐ結果ともなりました。 その”第三者”につきましては、本日、氏名は非公開とした上で、知事自身が元検事の二人の弁護士を選任したと報じ…

ソフトバンクに日本の農地市場が掌握される?

本日、日経新聞を読んでおりましたところ、ソフトバンクが”農地支援”に参入するとの記事が目に入りました。この記事から読み取れるのは、日本国の農地市場が、一民間企業に掌握されてしまうリスクです。 ソフトバンクが、マイファームと共同出資で8月に開始…

中国史から見えてくる赤いドラゴン中国共産党政権説

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。ここ数次にわたりまして、『聖書』「暴露録(黙示録)The Revelation」に載る「最後の審判の日」をめぐって、「パナマ文書thePanama Papers」について扱っておりますが、本日は、‘人類…

舛添知事を選んだ都民が悪いのか?-都民は被害者では

絵に描いたような悪徳政治家振りから、”舛添都知事のXデー”なるものも取り沙汰されているようです。とは言いますものの、中には、舛添氏を選んだ都民が悪い!とする擁護論も聞かれます。 確かに、都民の方々が、舛添氏に一票を投じなければ、今回のような騒…

舛添知事の美術館通いの謎

舛添知事をめぐる公金濫用は留まるところを知らないかのようですが、本日、もう一つ、氏に関する奇妙な行動が報じられておりました。それは、知事としての視察の凡そ7割が、美術関係というものです。 舛添知事は美術品を趣味と公言しており、政治資金によっ…

東京都知事選再選費用問題-繰り上げ当選や副知事昇格の検討を

通常であれば、度を越した公金濫用は、即、辞任となるようなケースなのですが、舛添知事は、一向に職を辞す気配がありません。この異常とも言える地位への執着は、菅直人元首相を彷彿とさせます。 マスコミを味方に付けているのか、46億円もの再選挙費用を要…

太陽系外惑星の生命体は「神様志向型人類god (goddess)-minded human」と「野獣型人類 beast human」のどちらに進化しているのか

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。ここ数次にわたりまして、『聖書』「暴露録(黙示録)The Revelation」に載る「最後の審判の日」をめぐって、「パナマ文書thePanama Papers」について扱っておりますが、前回に続き、…

舛添知事問題-公金浪費対策を

多額の公金の浪費が発覚し、激しい批判に晒されている舛添東京都知事。この事件で明らかとなったことは、案外、政治家の公金による支払いがルーズであることです。 政党助成金の一件で、遂に舛添知事にも司直の手が及び、逮捕されるとの観測もありますが、明…

政治家は外国人親族の情報は必ず公開を

国民への最初の説明は、迷惑電話対策であったにも拘わらず、個人情報保護法は、すっかり”情報隠し”に利用されてしまっているようです。特に立候補者や政治家に関する情報の乏しさは、先日にも指摘いたしましたように、”闇選挙”の様相を呈しております。 国民…

太陽系外惑星の生命体の問題は「人類とは何か」という問題の解明に資する

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。ここ数次にわたりまして、『聖書』「暴露録(黙示録)The Revelation」に載る「最後の審判の日」をめぐって、「パナマ文書thePanama Papers」について扱っておりますが、本日は、「最…

舛添知事問題-情報なき”闇選挙”

舛添知事の呆れた行状が明らかとなり、氏に投票した有権者も、怒りが収まらないことでしょう。と同時に、何故、問題のある人物が政治家になれるのか、疑問に感じたかもしれません。 今日、民主的な選挙制度は導入されていながら、その長所を活かし切っている…

中国は北海道の分離を狙っているのでは?

先日、産経新聞の一面に、中国資本による北海道の森林買収の問題が取り上げられておりました。水資源が目的ともされておりますが、中国の目的は、それだけなのでしょうか。 同記事には、北海道での中国資本による森林買収状況を示す地図も掲載されておりまし…

”舛添騒動”と『パナマ文書』

諸外国では、『パナマ文書』が騒動を起こしている一方で、日本国内では、舛添知事の公費乱用問題が話題となっております。この現象については、舛添知事が、敢えて話題を提供することで、『パナマ文書』問題を目立たなくしようとしてる、とする隠蔽説があり…

「パナマ文書the Panama Papers」からも補われる『聖書』「暴露録(黙示録)The Revelation」の「赤いドラゴンthe Red Dragon」の中国共産党政権説

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。引き続き、「最後の審判の日」が起こりえる可能性の高い候補の年代のうちの一つである「2016年問題」をめぐって、4月8日付本ブログにおいて、『聖書』「暴露録(黙示録)The Rev…

『パナマ文書』-見過ごせない創価学会問題

『パナマ文書』は、これまで隠されてきた様々な問題を世に提起する機会ともなりました。その一つは、創価学会の問題です。 ICIJのデータベースサイトでIGSを検索しますと、二件ほどのヒットがあり、ネット等で指摘の通り、『パナマ文書』のリストに記載され…

『パナマ文書』-ソフトバンクへの風当たりが強い理由

昨日公表された『パナマ文書』には、案の定、日本国の企業や個人名も多数記載されておりました。タックスヘイブンの利用は必ずしも違法ではないものの、企業の租税回避行動が対策を講じるべき課題であることは明らかです。 リストに名前の挙がった企業も、マ…

「パナマ文書」の提供者の「ジョン・ドウ」は「暴露録(黙示録)」の著者であるヨハネを意識している

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。引き続き、「2016年問題」について扱ってまいります。4月22日付の本ブログにて、『聖書』「暴露録(黙示録)The Revelation」のキーワードが、「パナマ文書the Panama Papers」…

高すぎる供託金は制限選挙では?-憲法違反の疑い

選挙制度につきましては、マスコミは、”一票の格差”については憲法違反として熱心に追及し、意図的にか、国民の関心を選挙権の平等に向けております。しかしながら、参政権に関する不平等性は、被選挙権の方が遥かに深刻です。 例えば、選挙に際して候補者が…

パナマ文書が暴くもう一つの政治問題

パナマ文書と申しますと、企業や個人を含む富裕層の税逃れを暴く文書として、5月10日の開示が待たれております。一方、この文書は、特に日本国の政治において、もう一つの悪しき一面を暴いております。 パナマ文書では、諸外国の政治家の名が挙がっており、…

NHKの”平壌放送局化”-北朝鮮は制裁対象国

昨日、北朝鮮において36年ぶりに朝鮮労働党の党大会が開催された件について、日本国でも、マスコミが大きく取り上げております。特にNHKのニュースなどでは、アナウンサーが、まるで”平壌放送”の如く、嬉々として報じているのです。 NHKの異常なまでの興奮状…

「パナマ文書」はなぜ「暴露録」であるのか:国家不要論の脅威

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。引き続き、「2016年問題」について扱ってまいります。4月22日・4月26日付の本ブログにて、『聖書』黙示録The Revelationのキーワードが、「パナマ文書Panama Papers」の特徴…

トランプ現象-”政治に置き去りにされた国民問題”

ライバル候補の撤退により、共和党の大統領候補の指名を確実にしたトランプ氏。氏の言動については、兎角に暴言として批判されがちですが、トランプ現象は、今日、凡そ全ての諸国において顕在化している”政治に置き去りにされた国民問題”を提起しているよう…

舛添知事の”別荘問題”-公安上の不安

東京都の舛添知事は、毎週末、湯河原の”研究所”に公用車で通っていた件について、公私混同との批判を浴びております。知事曰く、”公用車は知事室のようなもの”と釈明しておりますが、そうであるならば、別の意味での疑惑が生じます。 舛添知事は、地方自治体…

憲法改正案が時代遅れに?

世論調査によりますと、憲法改正に賛成する割合は、反対派を下回っているそうです。数年前の調査では、改憲派が多数派でしたので、何時の間にか、賛否が逆転してしまったようです。 その理由については、集団的自衛権の行使が容認され、今般の安保関連法案が…

納得できない東住吉事件の再審

大阪府の東住吉区で小学6年生の女子が焼死した保険金殺人事件。有罪判決を受けて服役していた実母と義父(内縁の夫)が再審を訴えてきた事件ですが、今般、大阪地裁の再審で検察が有罪の求刑を見送ったことから、無罪となる可能性が高いと報じられておりま…