時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

中国は北海道の分離を狙っているのでは?

 先日、産経新聞の一面に、中国資本による北海道の森林買収の問題が取り上げられておりました。水資源が目的ともされておりますが、中国の目的は、それだけなのでしょうか。

 同記事には、北海道での中国資本による森林買収状況を示す地図も掲載されておりました。その地図を見て気が付いたのですが、函館から札幌に至る地帯、即ち、渡島半島の部分が集中的に買収されているのです。あたかも、本州と北海道との間を繋ぐ渡島半島の部分が、中国色に染まっているかのようです。この状況ですと、北海道新幹線ルートを札幌まで延伸させる際にも用地買収が難航するでしょうし、何よりも、安全保障上のリスクが懸念されます。中国資本は、民間を装っておりますが、背後に中国政府が控えていることは確かなことです。北海道で何らかの安全保障上の緊急事態が発生した場合、渡島半島での妨害活動により、本州からの自衛隊の輸送に何らかの支障をきたす恐れもあります。あるいは、渡島半島において分断線を形成する形で、中国が、軍事的手段による北海道切り離し作戦が試みられないとも限らないのです。

 渡島半島への買収の集中は単なる偶然とは思えず、中国側が、地政学上の判断から意図的にこの地帯を選んだとも考えられます。日本国政府は、早急に何らかの対策を講じるべきではないかと思うのです。

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