時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

日本国の軍国主義復活は的外れ

日本国のマスコミは、中韓をはじめ諸外国が、安倍首相の靖国参拝に対して批判的であると報じています。軍国主義の復活として。 しかしながら、その実態は、全く逆なのではないかと思うのです。批判者は、靖国参拝は、東京裁判史観の否定、すなわち、サンフラ…

中韓への感情配慮は泥沼化への道

安倍首相の靖国神社訪問に対して、中韓からの反発は予測の通りですが、両国とも、事あるごとに”歴史認識”の大合唱を繰り返しています。しかしながら、昨日のブログでも指摘したのですが、第二次世界大戦の軍事裁判の蒸し返しを許してはならないと思うのです。…

靖国神社にA級戦犯を絡めた中韓の非常識

日本国民の多くは、中国や韓国が靖国神社参拝を批判する理由が、A級戦犯の合祀にあることに対して、然したる疑問を抱いていないかもしれません。しかしながら、そもそも、中韓が、靖国神社参拝にA級戦犯問題を絡めてきたことこそ、非常識だったのではないか…

靖国参拝-恐るべし”奴隷の平和”容認論

本日掲載された日経新聞の「春秋」では、評論家であった亀井勝一郎氏が、昭和16年の日米開戦に際して”奴隷の平和より王者の戦争を!”と雑誌で訴えたことを取り上げて、ナショナリズムの暴走を諌めておりました。しかしながら、安倍首相の靖国参拝を批判した…

日韓外交関係断絶-不都合な過去を消したい韓国の行く末

第二次世界大戦においては、中国と韓国の立場は、全く異なっていました。ところが、靖国神社の首相参拝を含む歴史問題については、何故か、両国は連帯しています。韓国が、連合国の一員ではなかったことを考えますと、特に韓国の態度は奇妙です。 靖国神社に…

米政府の靖国参拝失望声明-火に油では

本日、安倍首相は、就任以来初めて靖国神社を参拝されましたが、中韓のみならず、アメリカ政府からも、在日米大使館を通じて失望の表明があったと報じられております。 オバマ政権の基本方針は、アジアの地域安定にあり、日中・日韓関係の悪化を阻止するため…

韓国軍への銃弾供与―非韓三原則の正しさを証明した?

懸念されていた通り、日本国からPKO部隊が銃弾の供与を受けた件で、韓国政府は、謝礼どころか、日本政府への批判を強めているそうです。日本国政府は、人道的な観点から支援を決定したにも拘わらず、支援した相手国から批判を受けているのですから、逆恨みも…

日本国政府による弾薬供与―不安視される韓国軍

南スーダンのPKO部隊の弾薬が不足し、日本国政府から供与を受けた韓国軍。1万発の弾薬は然程の量ではないとはいえ、人道を根拠とした日本国からの緊急無償提供によって、韓国部隊は、一先ずは安堵しているかもしれません。しかしながら、この事件、韓国軍に…

PKO弾薬提供―朴大統領は日本国に謝意を表すか?

日本国政府は、南スーダンでPKO活動に従事している陸自の弾薬を、韓国軍に提供することを決定したそうです。日本国は、これまで、再三にわたって韓国を支援してきましたが、返ってくるのは、”恩”どころか”仇”ばかりです。 日本国の弾薬は、韓国側化の要請に…

日本の発掘ニュースも”韓国起源説”に汚染されている?

近年、日本国内でも歴史を塗り替えるような発掘や発見があり、しばしば、マスコミも報じていますが、奇妙なことに、専門家の意見として朝鮮半島から伝わったとする推測が記載される場合が非常に多いのです。 本日も、群馬県の金井東遺跡から発掘された骨製小…

東京都知事選はカジノ特区も争点に

就任してから僅か1年足らずで猪瀬知事は職を辞すことになりましたが、来年2月上旬頃には、選挙を経て新たな都知事が選出されます。ところで、次回の都知事選は、カジノ特区の是非を都民に問う機会ともなるのではないでしょうか。 これまで、カジノ解禁を選…

NHKは標準日本語で放送すべき

最近、NHKのアナウンスに、奇妙な違和感を感じるようになりました。例えばニュース9では、アナウンサーが登場せず、映像に音声の説明を添えて報じることがあるのですが、その際、聞こえてくる女性アナウンサーの日本語の話し方が、北朝鮮風(ハングル風?)…

カジノ解禁の顛末-ギャンブルの”負け”は最終的には国民負担

現在、国会では、カジノ解禁に向けて議連が積極的な活動を開始しており、大阪府や大阪市でも、特定複合観光施設(IR)の誘致のための準備会議を設置したと報じられています。1兆円もの経済効果を期待しているようですが、カジノ解禁の顛末は、逆となる可能…

韓国の竹島課税の歴史は嘘

韓国は、来年度から不法占拠している竹島の住民に課税措置を採ることで、領有権の根拠を補強しようとしています。この件に関して、韓国政府は、1902年の「欝島郡節目」を挙げて、過去にも課税事実があったかのように説明しているようです。 江戸時代に施政権…

『日本書紀』の讖緯暦運説

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。今回のテーマは、日本書紀紀年法のプラス・マイナス120年構想についてです。本ブログにおける前回の記事(12月10日付)にて、『日本書紀』の神功元年の西暦201年から雄略5年…

通名報道よりも国籍報道の方がまし

日本国内に居住する在日韓国・朝鮮人の数は、公式の統計では60万人ほどですが、実際には、密入国者等を合わせると200万人にも上ると指摘されています(帰化分が含まれているかは分からない…)。もし、この指摘が正しければ、公表数の3倍ともなります。 ここ…

創氏改名は朝鮮文化の尊重だったのでは?

日本国による朝鮮半島の統治政策に関しては、しばしば創氏改名が取り上げられ、日本国が”アイデンティティーでもある朝鮮名”を奪ったとして批判されています。ウィキペディアの英語版でも、日本統治の悪しき面として説明されていますが、よく考えても見ます…

虚像の”南京大虐殺”と実像の”日本人大虐殺”

中国では、本日12月14日は、日本軍が30万人もの民間人を殺害した”南京大虐殺”が起きた日として教えられています。しかしながら、目撃談とされる日本軍の残虐行為は、中国大陸や朝鮮半島の伝統的な虐殺方法そのものとも指摘されています。 カニバリズムは、古…

中国に飛行計画を提出した韓国-李承晩ラインの後ろめたい過去

中国が一方的に設定した防空識別圏は、この空域内における中国軍の武力行使を示唆したことで、公海上空を事実上の”領空化”として批判されています。一方、李承晩ラインの設定もまた、韓国が一方的に公海を”領海化”したことにおいて、国際法に違反する重大な…

在日韓国・朝鮮人の犯罪報道は本名か国籍明示で

総務省の局長通達という形式であれ、在日韓国・朝鮮の人々が使用してきた通名の変更は、原則、禁止となりました。本来は、通名の公認を早急に止めるべきなのですが、その前段階として、採るべき措置はまだあります。 通名制度に対する批判が高まった理由の一…

国籍を偽る通名の禁止を

これまで、在日韓国・朝鮮の人々は、本名ではなく、日本人の氏名を通名として名乗ってきました。これらの人々が、通名を使用するようになった理由は、戦後直後の乱暴狼藉に始まる日本人に対する加害行為にあるとされています。 犯罪を働いても、本名では報道…

『日本書紀』のプラス・マイナス120年構想

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。今回のテーマは、日本書紀紀年法のプラス・マイナス120年構想についてです。 前回の記事(12月3日)にて、『日本書紀』の巻9神功紀の編年につきまして、「69年(紀年数)―18…

左翼勢力が特定秘密保護法案に反対する自己矛盾

左翼勢力は、内外を問わず、日本国の特定秘密保護法制定に強固に反対してきました。しかしながら、これらの人々は、自己矛盾に気づいているのでしょうか。 左翼が理想郷として目指す社会・共産主義国こそ、秘密主義の権化のような国家です。共産党一党独裁国…

昭和天皇の終戦の御詔勅を否定した村山談話

本日12月8日は、第二次世界大戦への参戦を決定づけた真珠湾攻撃が行われた日です。この戦争は、1945年8月15日に、ポツダム宣言の受託を表明したことで、事実上、終戦を迎えますが、村山談話とは、昭和天皇の御詔勅の否定ではなかったかと思うのです。 村山…

韓国の防空識別圏拡大は日本国に対する瀬戸際作戦

中国を庇うかのように、自国の防空識別圏を拡大させた韓国。この拡張決定によって、韓国は、またもや日本国に対して瀬戸際作戦を仕掛けてきたようです。 韓国の手法とは、常々、相手国が動けない状況を見計らって、自国の利益の拡大に走るというものです。竹…

政官界に帰化系が不自然に多い理由は?

官公庁といった公的機関には、相当数の帰化系日本人が雇用されていることが判明しましたが、民主党政権時に指摘されたように、政治家にも帰化系は少なくありません。実のところ、この現象は、そら恐ろしい推測を導きます。 日本国の人口に占める韓国・朝鮮系…

帰化系公務員の問題

特定秘密保護法案の本来の趣旨は、公務員による国家機密の漏洩防止にあります。マスコミは、取材の制限に繋がりかねないと反対しておりますが、主たる漏洩のルートは、マスコミを介するものだけではありません。公務員による外国諜報機関職員への直接的な情…

日本国の国民感情を逆なでする韓国

1870年、普仏戦争の引き金となったエムス電報事件は、プロイセン宰相ビスマルクが、フランスがプロイセンを侮辱したかの如くに、意図的に電報の内容を改竄した事件です。この時、プロイセン国民はフランスの態度に憤慨し、すわ開戦、となりました。 この事件…

神功紀において足りない120年分の紀年はどこへ行ってしまったのか

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。今回のテーマは、日本書紀紀年法のプラス・マイナス120年構想についてです。 前回の記事(11月26日)にて、『日本書紀』の編年には、国内外の史料との間に不整合や矛盾が散見され…

特定秘密保護法案-防衛機密と外交機密を分けては?

特別秘密保護法案については、情報漏洩を防ぐという、防衛・安全保障上の必要性が強く認識されながら、情報隠蔽法になりかねないとする懸念から、反対の声も少なくないようです。この問題を解決するためには、防衛機密と外交機密を分けてはどうかと思うので…