時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

PKO弾薬提供―朴大統領は日本国に謝意を表すか?

 日本国政府は、南スーダンPKO活動に従事している陸自の弾薬を、韓国軍に提供することを決定したそうです。日本国は、これまで、再三にわたって韓国を支援してきましたが、返ってくるのは、”恩”どころか”仇”ばかりです。

 日本国の弾薬は、韓国側化の要請に基づいて、国連を経由して提供されるそうですが、韓国がどのような態度で弾薬供与の依頼をしのかは、報じられる内容からは不明です。朝鮮半島の伝統的な序列思考からしますと、李朝時代に、両班が一般の農民から有無も言わさずに搾取していたように、”足りなければ、日本から取り上げればよい”と考えたのかもしれません(不思議なことに韓国は、根拠もなく、自国が日本国よりも格上であると信じている…)。日本国では、他者に何かを所望するときには、頭を下げてお願いし、依頼に応じてもらった時には、丁寧にお礼を述べるものですが、もしかしますと、韓国は、弾薬供与を当然のことと見なしている可能性もあります。

 国際社会では、後者の方が一般的ですので、今回、日本国に対して朴大統領が謝意を表すか、否かは、注目されるところです。今後、韓国が、あくまでも朝鮮半島の慣習に従うのか、それとも国際マナーに従うのか、その行方を占う試金石となると思うのです。

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