時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

日本国の国民感情を逆なでする韓国

 1870年、普仏戦争の引き金となったエムス電報事件は、プロイセン宰相ビスマルクが、フランスがプロイセンを侮辱したかの如くに、意図的に電報の内容を改竄した事件です。この時、プロイセン国民はフランスの態度に憤慨し、すわ開戦、となりました。

 この事件の背景には、ドイツ帝国建設のために、是が非でも対仏戦争に持ち込みたいビスマルクの思惑があったのですが、名宰相ビスマルクは、他国の名誉を傷つけることは、戦争を引き起こすほどの重大事であることを熟知していました。それ故に、フランスからプロイセン国王に宛てられた電報は、国民世論を煽る格好の開戦チャンスとなったのです。現在でも、他国に対する名誉棄損は、その国の国民の感情を害する原因の一つです。韓国は、それを知ってか知らずか、歴史そのものに改竄を加え、日本国の名誉を著しく損ね、かつ、謝罪や賠償を請求しています。日韓議員連盟の席で、韓国議員は、日本国内の反韓感情に驚いたと報じられておりますが、日本国民が韓国に対して憤慨するのは、当然の反応なのです。

 一方的な捏造や改竄によって他国の名誉を棄損しながら、韓国が日本国に友好や譲歩を求めているとしますと、それは、人間感情からして不可能ことを要求するようなものです。国際社会を舞台とした韓国の反日活動は収まる気配はありませんが、日本国の国民感情を逆なでしていることに、韓国は、気が付くべきなのではないでしょうか。

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