時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

宗教

救い難き聖職者の心の闇

聖職者とは、一般的には、神の道を説くことで、心の苦しみや悲しみから人々を救う尊い存在と信じられています。救いを求めて教会に足を運ぶ信者も少なくありません。しかしながら、救い難き心の闇に苛まれている聖職者、あるいは、宗教家も少なくないのです。…

トルコのギュレン教団と創価学会

先日、トルコでは、クーデター未遂事件が発生し、実行組織はギュレン教団と呼ばれるイスラム系宗教団体であったとされています。ギュレン教団は、イスラム系でありながら世俗派に近い思想傾向にありますが、軍部のみならず、司法行政組織にも信者が多数職を…

『パナマ文書』-見過ごせない創価学会問題

『パナマ文書』は、これまで隠されてきた様々な問題を世に提起する機会ともなりました。その一つは、創価学会の問題です。 ICIJのデータベースサイトでIGSを検索しますと、二件ほどのヒットがあり、ネット等で指摘の通り、『パナマ文書』のリストに記載され…

AI時代の到来-外国人労働力受入れよりも雇用減少の心配を

日本国政府の政策は、常々、”周回遅れ”が多く、海外諸国が失敗した政策の後追いが目立ちます。今般も、自民党内に、労働力としての移民受け入れのための委員会を設置するそうですが、この対応も、時代の流れに逆行しております。 最近、欧米諸国で問題視され…

靖国神社に代わる国立追悼施設案-宗教弾圧の懸念

靖国神社への公人の参拝については、中韓といった周辺諸国が、A級戦犯の合祀を理由に批判の声を挙げています。ところが、国内からも、靖国神社に代えて国立の追悼施設を建設すべきとの意見があるようです。 国立追悼施設の設置案は公明党によるものですが、…

宗教法人の情報開示を義務付けては

地下鉄サリン事件という凶悪犯罪を実行したオウム真理教。にもかかわらず、アレフやひかりの輪といったオウム系の教団は、その活動を止めてはおらず、最近は、逆に、信者を増やしているとも報じられています。 大学等のキャンパスでも、カルト教団の勧誘が問…

中国が法輪功を弾圧する理由

現在、政治ランキングの一位の記事として、「中共の程永華駐日大使は創価大学のOB…」が掲載されております。拝読しましたところ、その内容は、創価学会とは、中共の工作機関なのではないか、というものでした。 宗教団体を相手国の内部工作機関として利用…

宗教は自己浄化力を持つべきでは

宗教ほど道を外れると害をなすものはないかもしれません。カルトや邪教の発生は、古今東西どこの国にも見られる現象であり、社会秩序を破壊するのみならず、時には、道徳を否定し、悪を容認しさえします。それでは、何故、宗教は堕落するのでしょうか。 その…

国会に”総体革命問題調査会”の設置を

公明党が、創価学会を支持母体とする政党であることは、組織を利用した選挙運動によっても明らかであり、調査を行えば、その証明は難しいことではありません。教団による政治介入に加えて、国民が心配していることは、この教団が、”総体革命”と呼ばれる”国家…

靖国神社―御霊は何処へ

靖国神社については、神道の流れにおいて異質であり、それ故に、当神社に御霊を祀るべきではない、という意見があることを、最近になって知りました。しかしながら、御霊の鎮まるところにあって、祭祀を行うべきことを考えますと、むやみに慰霊の行う所を変…

創価学会の皇室利用は禁じて手

インターネットの情報によりますと、先日、創価学会が発行する聖教新聞の一面に、皇太子ブラジル訪問の写真が掲載され、しかも、創価学会員と共に創価学会主催のマスゲームをも観覧したというのです。これは、一部の宗教団体による皇室利用なのではないでし…