時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

#オセアニア情勢

民主党政権の巨額国債発行に唖然

行政刷新会議の仕分け作業では、民主党政権は、”一円一銭でも行政のむだを省く”という態度で、国民に歳出削減をアピールしていたはずです。ところが、本日の朝刊の一面で、まず、目に飛び込んできたのが、”追加経済対策、7.2兆円で最終調整”という文字で…

世襲議員の議論は政治家を育てるシステムとセットで

世襲議員の制限案については、自民党でも民主党でも、党内で賛否が分かれているようです。ところで、政治家への入口の議論については、政治家を育てるシステムと合わせて議論すべきではないか、と思うのです。 国民が政治家に望む資質として、政治的能力や信…

国籍法問題―認知意思主義と「赤ちゃんポスト」

国政法改正案を急いではいけない理由には、国籍法の認知と民法上の認知との違いが整理されていない点を挙げることができます。そもそも、私法上の”認知”は個人の問題ですが、公法上の”認知”とは、国民を選ぶことですので、要件が同一なはずはないのです。し…

閣僚の発言には寛容に

何時の頃からか、閣僚の発言が大きく失言として報じられ、辞任に追い込まれるという事件が頻繁に起きるようになりました。マスコミに取り上げられる中山氏に対する非難の論調と逆の主張のようですが、政治家という職業を考えますと、閣僚の発言の自由は広く…