時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

不安な日韓外相会談の妥結

 つい先ほど、1時間半ほどに及ぶ日韓外相会談が終了し、慰安婦問題について妥結を見たとする一報が入ってきました。果たしてこの妥結、如何なる内容なのでしょうか。

 日経新聞社の世論調査の結果によりますと、凡そ6割の人々が、韓国に対する譲歩に反対しております。それもそのはず、韓国には、幾度となく煮え湯を飲まされており、国民の多くは、日本国政府の”ふがいなさ”に辟易しているからです。妥結の報では、日本国側が、韓国側から”蒸し返し禁止の確約”を得たと伝え、あたかも、外交的勝利のように装っておりますが、その実、”慰安婦性奴隷説”を史実として認め、首相が、お詫びの手紙を元慰安婦に送るともなれば、歴史の改竄に自ら加担したこととなります。将来にわたり確約されたのは、日本国の不名誉ということになりかねないのです。このような内容であれば、外交的敗北以外の何ものでもありません。

 妥結内容の詳細は不明ですが、安易な政治的妥協であれば、日本の世論が許さないのではないでしょうか。本日の妥結、日本国の名誉が回復される内容であることを祈るばかりです。

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