時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

非道な台湾いじめ―恩を仇で返した日本政府

 東日本大震災に際して、台湾の人々は、日本国が受けた甚大なる被害に心を痛め、いち早く、救援の手を差し伸べてくださいました。日本人の多くは、台湾の方々の善意に感謝の気持ちを抱いております。にも拘らず、日本国政府は、”台湾いじめ”に躍起となっているのです。

 先日も、東日本大震災1周年の追悼式典で、台湾だけが二階席に案内され、献花ができなかったそうです。台湾は、国際法上の国家の要件を満たしていますので、日本国政府の台湾に対する対応は、中国の立場に配慮した結果としか言いようがありません。日本国では、古来、”恩を仇で返す”ことは、道徳に反する行為とされてきましたので、政府自らが、この非道徳的な行為を行ったことになります。

 日本人の多くが、日本国政府の台湾に対する”いじめ”を申し訳なく思い、憤りさえ感じております。本来、日本国政府は、国民を代表して、深くお礼を申し上げるべきなのですから。日本国政府は、台湾の人々の心を踏みにじるとともに、日本国民の台湾に対する感謝の気持ちをも踏みにじっていると思うのです。

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