時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

オリンピック出場の猫氏にCM効果はあるのか?

 カンボジアの特別枠からロンドン・オリンピックに出場する猫ひろし氏。カンボジア国籍を取得しての出場枠獲得については、非難が声が、多数寄せられているそうです。その一方で、CMの出演料は、1億円にも上ると見積もられており、この事件の背景が見え隠れしています。

 ところで、猫氏のCMには、宣伝効果はあるのでしょうか。途上国に特別に割り当てられた出場枠を、短期間で国籍を変更した日本人が取得することは、常識的にはあり得ないことです。猫氏がタレントであることを考えますと、氏、個人の力ではなく、見えないところで、何らかの集団が動いたことは、容易に推理することができます(ネット上の未確認情報では、創価学会とも…)。おそらく、猫氏批判は、アンフェアな出場枠の獲得手法に多くの人々が察知し、カンボジアを踏み台にしたオリンピック利用に、憤りを感じていることの現れなのでしょう。しかも、猫氏が、特定の集団の”駒”ではあれ、表面上は、日本人がカンボジアの途上国枠を横取りする形になるのですから、カンボジアや国際社会の日本に対する評価も下がることになります。”このような恥さらしと不遜な行為は、即、止めてほしい”が、日本人一般の偽らざる反応なのではないでしょうか。

 一般の日本人の反応が、猫氏に対して否定的であるならば、企業もまた、猫氏のCM起用については、慎重になるかもしれません。宣伝効果どころか、反感を買って、売り上げを減らすことになるかもしれないのですから。オリンピック関連のCMは、スポーツマンシップの爽やかさが欠けていては、逆効果となるのではないかと思うのです。

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