時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

国歌斉唱問題―国家と校歌

 大阪市では、2月に「君が代起立条例」が制定されましたが、今でも教職員組合からの根強い反発があるそうです。

 ところで、素朴な疑問なのですが、国家である『君が代』を斉唱することを拒否している教職員の方々は、校歌については、どのように考えているのでしょうか。自らが所属している学校の校歌を歌うことは、所属している国の国歌を歌うことと共通する行為です。国歌斉唱を拒む先生方は、生徒さんに対して、校歌を歌うことは、個人の自由に対する侵害であるから、拒絶しても構わない、と教えているのでしょうか。もし、校歌は絶対に歌いたくない、と言い張る生徒さんが現れたとしたら、それを、許すのでしょうか。

 『君が代』は、”侵略戦争”の象徴という主張もありますが、一千年を越えて伝えられてきた賀歌であり、歌詞もまた、戦争とはかけ離れたものです。『君が代』に反対する教職員組合の方々は、その深層心理において、日本国への所属を拒否しているのかもしれません。

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