時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

歴史

慰安婦問題の次は捕虜虐待?

本日の産経新聞社の記事によりますと、アンジェリーナ・ジョリー女史が制作した最新映画は、日本兵による捕虜虐待を描いているそうです。慰安婦問題の次なる標的は、捕虜虐待問題なのかもしれません。 慰安婦問題については、近年、日本国内でも見直しが進み…

まずは朝鮮統治関連の日本側資料を公開しては

特定秘密保護法案をめぐっては、場合によっては”永遠に資料が公開されない可能性がある”とする懸念の声があるようです。最長60年との修正案もあるそうですが、この件についてふと疑問に思うことは、過去の情報や資料の扱いです。 今年に入り、韓国国内におい…

オルドス式銅剣の発見-日本国と西域を結ぶミッシングリンク

珍しくも、本日の新聞記事においては、考古学上の発見が大きく扱われておりました。滋賀県の上御殿遺跡から、オルドス式の銅剣の鋳型が発見されたという記事です。 これまで、我が国への青銅器の伝播は、春秋時代の遼寧式銅剣をモデルとする説が通説とされて…

戦後の満州・朝鮮半島で何が起きたのか

歴史とは、そのありのままを残さなければ、教訓として後世に活かすことができなくなるものです。たとえ、目を瞑りたいものであっても…。 日教組教育の影響もあって、戦後、日本国民の多くは、近現代史を自国が加害者=悪者であり、周辺諸国に被害を与えた歴…

歴史教科書のダブル・スタンダード-聖徳太子非実在論

報じられるところによりますと、最近、我が国の歴史教科書では、聖徳太子に関する記述に異変が起きているそうです。非実在論が提唱されたことを受けて、教科書出版会社では、両論を併記したり、表現を変えているというのです。 7世紀の飛鳥時代の対隋外交は…

”日本維新の会”への違和感

維新の時代とは、日本国の歴史において特筆すべき転換期にあたり、”御維新”とは、様々な逸材の活躍により、欧米列強による植民地化を巧妙に回避し、独立近代国家の礎を築いた偉業でもあります。この明治維新にあやかって、橋下氏率いる政治集団は、”日本維新…

明治と平成の”維新”は正反対

最近、明治維新と言いますと、何故か、テレビドラマなどでも、坂本竜馬が中心人物のように扱われており、大阪の維新の会でも、竜馬にあやかって「船中八策」を政策綱領として作成するそうです。しかしながら、明治と平成の維新とでは、目指すべき方向も、時…

『坂の上の雲』から読む民主党政権のリスク

昨晩、司馬遼太郎原作の『坂の上の雲』のドラマを、NHKが放送していました。歴史小説ですので、史実とは異なる脚色もあるのでしょうが、旅順要塞への第3軍の攻撃作戦の一部始終の描き方は、現在、我が国が直面している危機をも物語っているように思えるので…

”評価は歴史の中で”は逃げ口上

浜岡原発の運転停止要請の判断について、国会で妥当性を問われた菅首相は、”評価は歴史の中で判断いただきたい”と応じたそうです。この返答、体裁のよい逃げ口上ではないかと思うのです。 何十年も後になって、国民に隠されてきた情報や事実が明るみに出たり…

石垣市の「尖閣開拓の日」制定

石垣市議会では、尖閣諸島編入が閣議決定された日を記念して、1月14日を「尖閣開拓の日」とする条例案を可決したそうです。政府の迷走をよそに、石垣市では、尖閣諸島を守るべく、政治家の方々が積極的に活動されているようです。 尖閣諸島事件の”弱腰外交”…

伊勢神宮参拝

はるばる伊勢神宮の参拝にまいりましたため、本日のブログ記事は、お休みさせていただきました。神代より連綿と続く歴史と伝統こそ、日本国の重みであり、また、凄さであると感じ入った次第です。