時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

石垣市の「尖閣開拓の日」制定

 石垣市議会では、尖閣諸島編入閣議決定された日を記念して、1月14日を「尖閣開拓の日」とする条例案を可決したそうです。政府の迷走をよそに、石垣市では、尖閣諸島を守るべく、政治家の方々が積極的に活動されているようです。

 尖閣諸島事件の”弱腰外交”の責任者であった仙谷官房長官が、今年の一文字として”拓”という漢字を選択したことを思い起こしますと、「尖閣開拓の日」という命名は、意義深いように思われます。無人島であった尖閣諸島は、政府の許可のもとで古賀辰四郎氏の手によって開拓され、鰹節工場などが建設されました。港も整備され、船の往来で賑わいがあったと伝わります。明治の人々が、島を開拓したからこそ、尖閣諸島は、日本国の領土として今日に至っているのです。

 ”はやぶさ”の成功やノーベル化学賞を受賞した研究など、未来を拓く事業は誰もが賞賛するすばらしい功績です。と同時に、民主党政権は、自国の歴史を否定するばかりではなく、未来を拓こうとした過去の日本人の努力にも敬意を払うべきと思うのです。

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