時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

駐韓米大使襲撃事件で日韓関係はさらに悪化?

 負傷されたリッパート大使は、お見舞いに訪れた朴大統領との会談で、米韓関係のさらなる強化に言及したそうですが、駐韓米国大使襲撃事件は、米韓関係のみならず、日韓関係にも影響を及ぼすことになりそうです。

 
 それでは、日米韓の三国の結束が強まるのか、と申しますと、日韓間に関しては、この事件はマイナス影響となるのではないかと思うのです。何故ならば、この事件が報じられたことで、日本国民の多くが、犯人は、在韓日本大使に投石しながら、執行猶予つきの極めて寛大な判決で済み、かつ、韓国から英雄扱いされていたことを知ることになったからです。警備体制の甘さも印象付けられましたが、”反日英雄”の実例を目にすれば、日本人の警戒心は否が応でも高まります。また、この事件に関しては、韓国発の情報には虚偽や自己保身的な希望的観測が多く、見え透いた情報操作にそら恐ろしささえ感じさせたのです。

 
 何れにしましても、日本国民の多くは、改めて、韓国とは価値観を共有していないことを実感したのではないかと思うのです。

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