時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

日本国からの警告を無視する韓国の行くへ

 外務省のホームページから、”基本的価値を共有する”の文言が削除されたことに対して、韓国国内では、対日批判の声が上がっているそうです。

 韓国側は、この問題を日韓関係に限定して捉えており、それ故に、批判の矛先は日本国に向いてます。言い換えますと、日本側が、”日韓の間で価値が共有されていない”と断定したことに憤慨しているのです。しかしながら、基本的価値観の共有が削除された原因は、法の支配を順守しようとしない韓国側の無法容認の姿勢にあります。問題の本質は、両国間の価値の共有の如何ではなく、韓国側の重大な価値の欠如なのです。そこで、”基本的な価値”に代えてこれを”普遍的な価値”としますと、韓国は、怒りを直接に日本国にぶつけることができなくなります。何故ならば、国際社会の一員として当然に備えるべき法の支配の価値が韓国には欠如していることを、否が応でも意識せざるを得なくなるからです。日韓の二国間よりも、国際社会と普遍的な価値を共有していない方が、よほど深刻なことです(テロ国家と認定されるかもしれない…)。

 法の支配の欠如は、遂に駐韓米国大使襲撃事件という重大なテロをも招いております。日本国から発せられた警告の意味を、韓国が悟る日は来るのでしょうか。

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