時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

駐韓米国大使襲撃事件が語る価値観の共有が削除された理由

 外務省のホームページの韓国に関する記述から、基本的な価値の共有の文言が削除された件について、韓国がでは、日本政府に説明を求める声が上がっているようです。

 日本政府が説明するまでもなく、本日発生した駐韓米国大使襲撃事件は、基本的価値、特に法の支配が欠如した韓国のリスクを如実に語っております。犯人は、以前に駐韓日本大使に対しても投石し、2年の懲役3年の執行猶予が言い渡されております。この量刑、国際的な標準に照らしますと、かなり軽いそうなのですが、執行機関を終えた犯人は、講演会に出席するほど自由に活動しておりました。治安当局からマークされた様子もなく、日本人に危害を加えることは、”情治”とも称される韓国社会では、然程の罪とは考えられていないようなのです。

 本事件の一因は、韓国が、法の支配という重要な価値観が尊重されていないことにあります。韓国は、日本国を批判するよりも、自らに欠けている法の支配の確立に努めるべきではないでしょうか。

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