時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

カジノ誘致には住民投票を

 東京都知事選では、立候補者がおよそ出揃った感があります。各候補者がカジノ誘致に対してどのような態度を示すのか関心を寄せていたのですが、この件に関して、これまでのところ、どの候補者も明確な公約は掲げていないようです。選挙の争点ともなりそうなものなのですが…。

 カジノ誘致は、お台場計画が持ち上がっている東京や全国に先駆けて誘致活動を始めた大阪だけの問題と考えていたのですが、横浜市でも、カジノ誘致の検討チームが発足したそうです。”統合型リゾート”という名称に惑わされがちですが、カジノは、”賭場”ですので、周辺地域の風紀の乱れや治安の悪化は当然に予測されます。しかも、事業者の多くは、パチンコ業からの転身者や海外資本とも指摘されており、民潭、総連、あるいは、暴力団の資金源化や北朝鮮への送金といった問題も付随します。カジノの合法化については、国会でのカジノ法案の成立を要しますが、地方自治体レベルの誘致の是非に関しては、知事選といった地方選挙の争点とする方法の他に、住民投票の実施も一つの手段なのではないかと思うのです。

 住民の合意もなく、地方自治体主導の下で”賭場”が開設されるとなりますと、一般住民にとりましては、迷惑以外の何ものでもありません。迷惑どころか、実際に、住環境の悪化や精神面での堕落などのマイナス影響を受ける可能性もあるのですから、この件については、住民に対して直接に賛否を問うべきではないかと思うのです。

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