時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

事件

カンボジア国籍取得で五輪出場はアンフェア

日本人のタレントでありながら、カンボジア国籍を取得し、マラソンで五輪出場権を獲得した選手に対して、ネット上で非難の声が上がっているそうです。この行為、やはり、アンフェアではないかと思うのです。 非難の矛先は、猫ひろし氏が、自分の夢を叶えるた…

小沢氏の”偏狭なナショナリズム”発言の不気味

昨日、強制起訴された小沢氏が、陸山会事件の初公判で必死の自己弁護を試みたことは、マスコミ各社が報じるところです。小沢氏は、その弁明の中で、”政治の混乱は偏狭なナショナリズムの台頭とテロリズムによって日本の将来は暗澹たるものになる”と訴えてい…

菅首相と韓流の共通点―圧迫感と閉塞感

テレビ局の”韓流”ごり押しに対する批判は、ネット上では、ついにスポンサー企業の不買運動にまで発展しているそうです。社会現象化した感がありますが、この不満の爆発、菅首相がもたらしている圧迫感も原因しているのではないかと思うのです。 この事件がこ…

北朝鮮系政治団体は許されるのか

菅首相の政治資金管理団体「草志会」が資金提供していたという政治団体。この団体は、北朝鮮系とされていますが、「政権交代をめざす市民の会」といった名称ですので、この団体の表看板からは、誰もその背景や実態は分かりません。 日本国憲法の第15条では…

原発事故―政府は複数の被害シナリオの公表を

福島第1原発では、ここ連日の放水作業が一定の効果を挙げたようで、安心感が広がっていたところ、本日午後、3号機から煙が上がっているとの報告があったそうです。二転三転する状況に、国民も落ち着く間がありません。 政府の発表は、現場での現在進行形の…

福島第1原発事故―原子力発電は即刻やめるべきか

今なお、福島第1原子力発電所の現場では、自衛隊、消防庁、警察、東電、東電関連会社、東芝や日立の技術陣など、我が国の命運を背負った方々が、懸命な作業を続けられております。今日を無事に過ごせるのも、作業をされている方々の努力と不屈の精神あって…

原発事故特別チームの結成を

3月11日に東北地方を襲った地震と津波は、多くの人々の尊い命を一瞬のうちに奪い去りました。この悲劇に加えて、福島第1発電所では、原子炉の冷却機能が働かないという事態が発生し、最悪の事態を避けるべく、被曝を覚悟で、作業員の方々が困難な冷却作…

郵便不正事件の晴れない闇

本日の報道によりますと、郵便不正事件において偽造有印公文書作成罪に問われていた倉沢「元凛の会」会長に対して、二審も無罪を言い渡したそうです。郵便法違反では有罪なのですが、これでもまだこの事件には、闇が残されているように思えるのです。 この事…

厚生労働省郵便不正事件―証明書偽造こそ国家の重大事

2008年の北京オリンピックでは、金メダルを獲得した体操女子選手の年齢に疑いが持ち上がったものの、年齢の証明書が当局発行の公式のものであったため、それ以上の追求はできなかったそうです。こうした事件の他にも、あらゆる政府発行の証明書が偽造されて…

尖閣諸島沖ビデオ流出―民主党の情報隠蔽が招いた事件

尖閣諸島沖で撮影されたビデオが公開されたことを受けて、ネット上では、賛否両論の意見が飛び交っているようです。あるいは、人権擁護法案を成立させるための目暗ましであるとか、海上保安庁を潰すための陰謀であるといった、裏読みもあるようです。 ただ一…

”公判打ち切り申し立て”で郵政不正事件は迷宮入りか

郵政不正事件の全容の解明には、シャーロック・ホームズの如き、名探偵の登場を俟たなければならないのかもしれません。村木元局長の部下で、単独犯行であったことを認めた部下の上村被告側が、公判打ち切りを申し立てたというニュースが報じられたことで、…

ジグゾーパズルのような郵政不正事件

大阪特捜部の主任検事が、郵政不正事件の押収品のフロッピー・ディスクを改竄していたことが、大きく報道されています。報道の焦点は、検察の体質に向けられていますが、この事件が不可解であるのは、全容を明らかにするために必要なジグゾー・パズルのピー…