時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

尖閣諸島沖ビデオ流出―民主党の情報隠蔽が招いた事件

 尖閣諸島沖で撮影されたビデオが公開されたことを受けて、ネット上では、賛否両論の意見が飛び交っているようです。あるいは、人権擁護法案を成立させるための目暗ましであるとか、海上保安庁を潰すための陰謀であるといった、裏読みもあるようです。

 ただ一つ、確かなことは、そもそもこの事件の発端は、国益に反すると知りながら、中国への配慮から、ビデオ公開を渋ってきた民主党情報隠蔽体質にあるということです。民主党政権は、選挙では、国民が主役の政治を訴えながら、政権与党となった途端に、手の裏をかえすように、独断政治を続けてきました。尖閣諸島沖ビデオの扱いもまた、公開を求める世論調査を無視し、国民の知る権利など歯牙にも掛けない態度をとり続けてきたのです。

 ビデオ流出の経緯は分かりませんが、民主党政権に対する国民の根本的な不信感は、民主党の自作自演ではないかとする裏読みからも察せられます(流出ビデオでも肝心のシーンは削除されているのでは?)。不信が不信を呼ぶ連鎖反応は、さらに続きそうなのです。

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