時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

日中他虐政権の不幸

 民主党政権の手法は、日に日に中国共産党政権に似通ってきているようです。自らの失敗を棚に上げて、他者に罪や責任を押し付けようとする態度は、そっくりです。

 尖閣諸島沖での事件が発生した時も、中国は、自らに非があるにも拘わらず、日本国側を犯罪者に仕立てようとしました。民主党政権もまた、中国漁船の船長を釈放するという法秩序からの逸脱行為を行いながら、尖閣ビデオがネットを通じて公開されると、海上保安官の糾弾に血眼になっています。あたかも、自らには何の落ち度もないかのように。日中両国政府とも、”自分は悪くなくて、悪いのは他人”、と考えているのです。この自虐ならぬ他虐体質は、国民に不幸と苦しみをもたらすことは、言うまでもありません。

 自国の利益も自国民も誠実に守らず、責任逃れと、罪の転嫁にだけ熱心な政府には、心底、呆れますし、そら恐ろしささえ感じます。自画自賛と自己正当化に明け暮れる民主党政権の末路は、民心の離反と言うことになるのではないでしょうか。

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