時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

#行政

瀬戸内寂聴氏の矛盾

昨日、日本弁護士連合会は、死刑制度に関するシンポジウムを開催し、死刑廃止の実現を目指す旨を宣言しました。このシンポジウムに、作家であり、僧侶でもある瀬戸内寂聴氏が寄せたビデオ・メッセージが波紋を広げております。 瀬戸内氏のビデオ・メッセージ…

安倍政権の”ナチス認定”の基準とは?

ネット上では、安倍政権に対して、”ナチス認定”し、極めて危険な政権であるとする意見が散見されます。ところで、この”ナチス認定”、何を基準としているのでしょうか。 ナチス政権の特徴とは、(1)政治においては、一党独裁、並びに、ベルサイユ体制の打破…

国土交通大臣ポストの公明党指定席化は問題では

本日、第三次安倍改造内閣が発足し、新たな閣僚の顔ぶれも揃いました。留任のポストも多いのですが、近年、顕著となっているのは、連立を組んでいる公明党の閣僚ポストに固定化の現象が見られることです。 今般の内閣改造でも、国土交通大臣のポストは公明党…

川崎市中一男子殺害事件-特別永住資格の強制退去特権の廃止を

「日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法」によって認められている特別永住者には、強制退去に関する特権があります。 川崎市で発生した残忍な事件は、在日韓国・朝鮮人の不良グループによる犯行という情報がネット…

仏襲撃事件-暴力の効果を認めてはならない

フランスで発生したイスラム過激派による襲撃事件は、イスラム国が中東を揺るがしている矢先に起きたため、全世界に衝撃が走ることとなりました。この事件に関連して、幾つかの記事を読んだのですが、中には、首を傾げざるを得ないものもあります。 そに一つ…

武力は絶対悪か?-在日問題の深淵

戦争末期から、日本全国に武装暴力集団を組織し、犯罪の限りを尽くした”朝鮮進駐軍”。今日に至るまで、この問題は在日問題として尾を引いておりますが、その深淵には、戦後の警察力不足という苦い経験がありました。 憲法第9条の改正反対派は、常々、武力は…

生野殺傷事件-日本人差別殺人は民族抹殺の罪

本日、生野区で発生した殺傷事件は、日本人が狙われたことにおいて、日本人差別殺人と表現することができます。犯人については、31歳の無職とは報じられていますが、氏名を隠していることから、韓国系ではないかと推測されいるようです(日本人であれば、即…

在日韓国・朝鮮人の通名廃止の日は近い

民主党の長島昭久前防衛副大臣が、ツイッターで”在日2世3世に日本人化教育を”と発言したところ、現代の創氏改名ではないか、とする批判が相次いだそうです(創氏改名は、強制でもなかったのですが…)。在日韓国・朝鮮人側の激しい反発を受けて、長島議員は…

カジノ法案-”刑法適用除外特区”は危険

数年前から、カジノの開設を求める政治家の活動が報じられてきましたが、遂に政府も、この法案の国会提出に動き出したそうです。特区を設ける構想のようですが、あまりに危険ではないかと思うのです。 カジノ構想では、開設を認めた特区に限定してギャンブル…

反韓デモ-差別ではなく正義の問題

反韓デモに対しては、在日韓国・朝鮮人に対する差別である、とする批判の声が根強くあります。差別は悪しきこととする社会一般の共通認識がありますので、差別問題に持ち込むことで、相手側に悪のレッテルを張ることができると考えているのでしょう。 しかし…

対馬の文化財盗難事件-韓国は窃盗を保護するのか

報じられるところによりますと、昨年10月に、対馬の海神神社や観音寺から仏像などを盗んだ韓国人容疑者が、韓国の警察当局に逮捕されたそうです。ようやく、対馬に無事に文化財が戻ってくるものと喜んだのもつかの間、返還されない可能性もあるというのです。…

公明党による国交相ポスト獲得に警戒を

衆議院において過半数の議席を獲得したものの、自民党は、衆議院での再可決に必要な3分の2を確保するために、公明党と連立を組むと報じられております。自民党の支持基盤である保守派の国民にとりましては、政策方針が逆ともいえる公明党との連立は、決し…

民主党政権の二つの決断の悪さ

民主党政権の重大な欠点として、しばしば、”決められない政治”が挙げられています。しかしながら、民主党政権の3年を振り返ってみますと、独断専行の”決めてしまう政治”もまた、”決められない”同じくらい酷い結果をもたらしたと思うのです。 野田政権の発足…

野田政権の最大の功績は解散の決断か

民主党政権の発足以来、歴代の首相は、国民から辞任要求の大合唱を浴びてきました。普天間基地移設問題を拗らせた鳩山元首相は辞任に追い込まれ、菅前首相も、”辞任3要件”を掲げた条件闘争の上、ようやく辞任に至りました。 しかしながら、首相の辞任という…

女性宮家創設案のパブリック・コメント実施の危険性

政府は、幅広く国民の意見を聴くことを目的として、女性宮家創設案について、パブリック・コメントの受付を開始したそうです。一見、民主的な手法にも見えるのですが、パブリック・コメントの結果は、信頼に値するのでしょうか。 民主党政権は、”世論”の後押…

大津いじめ事件―”校内犯罪”という言葉を

同級生による犯罪行為が原因となって大津市の中学2年生の少年が亡くなった事件は、大津いじめ事件と呼ばれています。この事件を機に、文部科学省でもいじめ対策の強化が図られていますが、こうした事件は、”校内犯罪”と呼ぶべきと思うのです。 かつての学校…

パチンコ・マネー対策―詐欺罪での告訴と損害賠償請求

政界やマスコミなどを通した日本国内における不自然な韓国偏向は、20兆円規模とも言われるパチンコ・マネーが元凶とも指摘されています。これまで、パチンコ禁止法の制定、課税強化、警察の天下り禁止といった対策が提言されてきましたが、もう一つの有効な…

警察は威信をかけて暴力団を壊滅すべき

暴力団排除条例により、暴力団の取り締まりが強化されている中で、北九州市では、退職された警察官の方が襲撃されるという事件が発生しました。治安維持を担う警察への攻撃は、許されるざる行為であることは言うまでもないことです。 この事件、襲撃された元…

野田首相に対する失望―崖っぷちの日本

先日の野田首相の”崖っぷち”発言に対しては、多くの国民が心から失望したのではないかと思うのです。何故ならば、自らの統治責任を否定したに等しいのですから。 野田首相は、日本と国民が”崖っぷち”にいることだけは、認識しているようです。一方、日本国民…

民主党政権の交換条件作戦に注意を

野田内閣は、増税批判をかわすために、議員定数や歳費の削減に取り組むそうです。交換条件を持ち出す手法は、”騙しのテクニック”でもありますので、国民は、注意する必要がありそうです。 菅前首相が退陣する時にも、首相は、自らの退陣と引き換えに、3つの…

野田首相―国民は革命家を選んではいない

本日、野田首相は、「民主党は政治家の集団ではない。政治改革家の集団だと示そう」と発言したと報じられています。増税への決意を述べた表現とのことですが、”革命家”という言葉には、破壊的な響きがあります。 何故ならば、革命とは、得てして暴力を伴うも…

死刑執行―命の重さは平等か

民主党政権では、平岡法相を始め、死刑執行に消極的な大臣が多いようです。否、死刑制度に対して批判的な人物を、敢えて法相のポストに付ているのかもしれません。死刑廃止に向けての下地作りとして。 ところで、個人の生命、身体、人格を含む、基本的な人権…

民主党政権は独裁志向

民主党政権が成立して以来、首相をはじめ、閣僚の口から、しばしば、”私が指示します”という言葉を聞くようになりました。この言葉、どこか、独裁体制を彷彿させるのです。 日本国憲法では、国会を国権の最高機関と定めているためにか、これまで、首相や閣僚…

野田首相は”どじょう”かもしれない

民主党の代表選において、野田首相は、自らを”どじょう”に譬えたことで、存在感をアピールすることになりました。最近、野田首相の姿を見ておりますと、確かに”どじょう”に似ていると思うようになったのです。 まず、野田首相が何処にいるのか、国民からはよ…

水飲み映像の衝撃―野田首相は出自を明らかにして

先日の国会において、野田首相が演壇でコップで水を飲んだ際に、その仕草が、韓国・朝鮮式であったことが波紋を広げているようです。映像としてネットに流されているのですが、日本国民は、再び首相と韓国・北朝鮮との個人的な関係を疑わざるを得ない状況と…

わずか4日の国会―民主党政権の議会軽視

議会制民主主義の母国であるイギリスでは、絶対王政期に至ると、国王が議会の開会数を減らしたため、ピューリタン革命と名誉革命の二つの内乱に向かうことになりました。民主党政権におけるわずか4日の国会にも、民主党の独裁志向の性格がよく現れています。…

鉢呂経産相失言問題―首相による閣僚人事説明制度の導入を

昨日、鉢呂経産相が漏らした発言が、辞任まで採り沙汰される失言事件に発展し、ブログ記事の掲載欄もこの話題で持ち切りなようです。資質を問われるような失言事件が起きるのも、閣僚に適任者が選ばれない現状を反映しているのかもしれません。 野田内閣もそ…

野田新内閣は即、仕事を

本日、新たに発足する野田内閣の顔ぶれが発表されました。党内のバランスを考慮した妥協の産物とも報じられており、適材適所であるのか、疑わしいところです。 現在、我が国は、震災からの復興過程にあり、しかも、超円高、電力不足、財政危機…など、経済を…

野田内閣は泥臭い政治か泥沼化か?

野田首相は、民主党の代表選において、庶民派をアピールするためにか、自らを泥に棲む”どじょう”に譬えておりました。この発言を受けて、平野国会対策委員長は、”どじょうが棲みやすい泥になる”と述べたとされていますが、果たして、民主党政権は、どの方向…

やるべきことはやった?―恐るべき台詞

菅首相は、首相退陣に際して、”やるべきことはやった”と満足げに述べたと報じられています。ここまで国民と価値観が真逆な首相は、日本国の歴史上、菅首相をおいて他に存在しなかったのではないでしょうか。 菅首相に対する国民の評価は最低に近く、それは、…